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2020年に引退した競走馬をまとめてみた

投稿日:2020年10月22日 更新日:

 

毎年、競馬界では数多くの競走馬が引退します。

 

ここでは、2020年に引退した競走馬を紹介します。

 

中央、地方問わず、話題となった馬や重賞などで活躍した馬を中心に紹介します。

 

 

2020年に引退した競走馬

 

 

2020年に引退した競走馬を紹介しますが、2020年に屈腱炎で引退した競走馬については別の記事でまとめているので省略します。

屈腱炎で引退した競走馬をまとめてみた【2020年版】

 

また、2019年の有馬記念がラストランとなった馬も省略しています。

2019年の有馬記念で引退した馬についてまとめてみた

 

ちなみに、2021年1月に登録が抹消された馬でも、2020年がラストランだった馬は2020年引退としています。

 

2021年の引退馬に関しては以下の記事でまとめています。

2021年の引退馬についてまとめてみた【引退馬一覧】

 

 

ペイシャフェリシタ

 

芝短距離で活躍した馬です。

 

通算成績は31戦6勝で、主な勝鞍は2018年の春雷ステークスです。

 

初勝利は芝1800m戦でしたが、その後は芝1200m~1400mを中心に活躍しました。

2018年の春雷ステークスでは重賞勝ちのあるアクティブミノルやアレスバローズを抑えて優勝しました。

 

それ以降、勝つことはありませんでしたが、2018年のキーンランドカップ3着など重賞でも活躍しました。

 

2020年2月のシルクロードステークス9着がラストランでした。

 

引退後は繫殖入りしました。

 

 

ミッキーチャーム

 

重賞2勝を挙げるなど活躍した牝馬です。

 

通算成績は11戦5勝で、主な勝鞍は2019年の阪神牝馬ステークスです。

 

デビューから期待されていた馬でしたが、中々勝てずに初勝利まで4戦を要しました。

ただ、その後はトントンと勝っていき、2018年10月にはG1秋華賞に出走しました。

 

この秋華賞には牝馬3冠を狙ったアーモンドアイが出走しており、ミッキーチャームは5番人気とそれほど注目を浴びていませんでした。

 

しかし、レースでは果敢に逃げて、アーモンドアイには負けましたが2着と大健闘しました。

 

その後、2019年の阪神牝馬ステークスとクイーンステークスを制し、これからというところでしたが、引退となってしまいました。

 

引退後は繫殖牝馬となりました。

 

 

オウケンビリーヴ

 

通算成績は27戦6勝で、2020年1月に引退となりました。

 

芝で2勝、ダートで4勝とクロフネ産駒らしく両方で活躍しました。

 

2018年スパーキングレディーカップでは1番人気に推されますが、残念ながらリエノテソーロに敗れての2着でした。

しかし、次走のクラスターカップでは重賞勝ち馬ディオスコリダーなどを抑えて優勝しました。

 

引退後は繫殖牝馬となりました。

 

 

アンデスクイーン

 

ダート重賞で活躍した牝馬です。

 

通算成績は31戦8勝で、主な勝鞍は2020年のエンプレス杯です。

 

2016年のデビューから着実に勝利を重ねていましたが、2018年まで重賞は勝てずにいました。

しかし、2019年の夏ごろから覚醒し、2019年8月のブリーダーズゴールド、10月のレディスプレリュードと重賞を連勝します。

 

JBCクラシックでは8着でしたが、2020年もTCK女王盃を2着、引退レースとなったエンプレス杯を優勝するなど活躍しました。

 

引退後は繫殖馬となりました。

 

 

カラクレナイ

 

通算成績は26戦4勝、主な勝鞍は2017年のフィリーズレビューです。

 

デビュー戦は4着に敗れますが、未勝利、500万下を連勝し、2017年3月にG2フィリーズレビューに出走します。

 

レースではまさかの出遅れとなりますが、ペースが速かったため、最後の直線で上がり最速の脚を使って差し切りました。

 

次走の桜花賞でも4着と好走し、2017年5月に行われたNHKマイルカップでは1番人気に推されました。

しかし、レースでは出遅れなかったものの、直線では伸びきれず、まさかの17着となります。

 

ここから一気に調子を崩しますが、2019年7月のバーデンバーデンカップで久々の勝利を挙げました。

 

その後、勝つことはできませんでしたが、重賞で3着に入るなど好走しました。

 

引退後は繫殖馬となりました。

 

 

マルターズアポジー

 

通算成績は40戦8勝で、2016年の福島記念や2017年の小倉大賞典など重賞を3勝しました。

 

マルターズアポジーと言えば逃げ馬として有名で、勝った3つの重賞も全て逃げきり勝ちでした。

 

また、武士沢騎手とのコンビとしても有名で、8勝のうち5勝(重賞3勝)は武士沢騎手です。

 

2018年の中山記念ではG1馬ペルシアンナイトやヴィブロスを抑えて3着と好走しました。

 

晩年は惨敗続きでしたが、ラストランの2020年中山記念では逃げて6着と健闘しました。

 

引退後は種牡馬となりました。

 

 

ソウルスターリング

 

通算成績は16戦5勝で、主な勝鞍は2017年のオークスです。

 

父がG1・10勝のFrankel、母がG1・6勝のスタセリタだったので、デビュー当初から期待されていました。

 

その期待通り、新馬から2連勝して迎えた3戦目の阪神JFであっさりとG1を勝ってしまいます

 

次走のチューリップ賞も難なく勝ち、迎えたクラシック初戦の桜花賞では単勝オッズ1.4倍の圧倒的支持を受けます。

 

しかし、レースでは反応が悪く、直線で伸びきれないまま3着に終わります。

ちなみに、このレースの4着が先ほど紹介したカラクレナイです。

 

ただ、次走のオークスでは本来の力を発揮し、1番人気に応えて優勝しました。

 

このままG1を勝っていくと誰もが思いましたが、オークス後はクイーンSと中山記念の3着が最高着順で、あとは全て惨敗に終わりました。

 

最後の日経賞も見せ場なく終わりましたが、全盛期の活躍は多くの競馬ファンの心に刻まれました。

 

引退後は繫殖馬となりました。

 

 

スズカルパン

 

重賞勝ちはないものの、史上8頭目となる偉業を達成した牡馬です。

 

2020年5月2日に出走したレースで史上8頭目となる通算100戦目を迎えました。

まさに「無事之名馬」と言えるでしょう。

 

2019年の後半からは衰えが見え始めましたが、それまではたびたび掲示板に入るなど好走していました。

 

通算成績は100戦4勝です。

 

 

エアアンセム

 

通算成績は36戦5勝で、主な勝鞍は2018年の函館記念です。

 

新馬戦、2戦目を共に8番人気で勝つなど意外性のある馬でした。

また、2着4回、3着6回と馬券内には頻繁に来ていましたが、1番人気となったレースは2018年の福島記念だけという少し影の薄い馬でもありました。

 

2018年の函館記念では藤岡佑介騎手鞍上のもと、見事1着となりました。

 

引退後は乗馬となりました。

 

 

ロンドンタウン

 

通算成績は34戦8勝で、2017年のエルムステークスなど多くの重賞を勝った牡馬です。

 

2017年の佐賀記念で初めて重賞を勝ち、そこからアンタレスSを2着、エルムSを優勝と波に乗っていきました。

 

また、2017年と2018年のコリアカップ(韓国G1)を岩田騎手とのコンビで連覇しており、一応G1馬でもあります。

 

2019年の東京大賞典13着を最後に引退となりました。

 

引退後は種牡馬となりました。

 

 

ウインテンダネス

 

通算成績は40戦6勝で、主な勝鞍は2018年の目黒記念です。

 

セリ取引価格も低く、期待値の低い馬でしたが、最終的には1億4000万以上を稼ぐほど活躍しました。

 

2018年の目黒記念では9番人気ながらパフォーマプロミスやサウンズオブアースなどの強豪を抑えて優勝しました。

また、カンパニー産駒初の重賞制覇にもなりました。

 

2020年7月にトレセン内で逸走し、右前脚繋靭帯不全断裂のケガを負い、引退となりました。

 

引退後は種牡馬となりました。

 

 

エポカドーロ

 

通算成績は10戦3勝で、主な勝鞍は2018年の皐月賞です。

 

2018年のスプリングステークスで2着に入るものの、皐月賞では7番人気と人気していませんでした。

 

しかし、レースでは道悪を苦にせず、自分のペースでレースを運び、直線で難なく抜け出し2着に2馬身差をつけ優勝しました。

これにより、その年のクラシック戦線の主役に一気に踊りでしました。

 

続く日本ダービーでも色々不安視されていたものの、2着と健闘しました。

 

ただ、ここから神戸新聞杯、菊花賞、中山記念、大阪杯と凡走が続きました。

そして、そのまま立て直すことは厳しいという判断となり、2020年8月に引退となりました。

 

引退後は種牡馬となりました。

 

 

ルヴァンスレーヴ

 

通算成績は10戦7勝、主な勝鞍は2018年のチャンピオンズカップです。

 

新馬戦で2着に7馬身差をつける圧勝で華々しいデビューを飾り、そのままトントンと2017年の全日本2歳優駿(G1)を優勝します。

 

2018年の初戦は2着でしたが、続くユニコーンステークス(G3)、ジャパンダートダービー(G1)、南部杯(G1)、チャンピオンズカップ(G1)を連勝します。

 

なかでも南部杯では2017年の最優秀ダートホースのゴールドドリームと激闘を繰り広げました。

レースでは戦前の予想通り、最後の直線でゴールドドリームとの一騎打ちになりましたが、最後は1.1/2馬身差をつけて優勝しました。

 

2018年の活躍が認められ、2018年最優秀ダートホースを受賞しました。

 

チャンピオンズカップ後は左前脚に軽度の不安を発症し、フェブラリーステークスを回避しました。

その後、2019年6月の帝王賞に出走予定でしたが、またもや左前脚に異常が出て回避となりました。

 

2020年5月のかしわ記念で復帰しますが、かつてのルヴァンスレーヴは息を潜め、5着に終わります。

 

翌月の帝王賞にも出走しますが、やはり本来の力を発揮できず10着に終わりました。

このレースでは、ストライクイーグルやサブノクロヒョウといった地方馬にも先着されてしまいました。

現役の地方馬で一番強いモジアナフレイバーについてまとめてみた

 

そして、2020年8月に本来の状態をとり戻すことは難しいと判断され、引退となりました。

 

ケガさえなければ、ものすごい成績を残せたことは間違いないです。

ただ、引退後は種牡馬となるので、子供がこの無念を晴らしてくれるでしょう。

 

 

ハッピースプリント

 

通算成績は36戦11勝の地方馬です。

2013年~2015年まで3年連続でNARグランプリを受賞しています。

 

2013年に門別競馬でデビューし、その年のサンライズカップや全日本2歳優駿を優勝しました。

 

その後、南関東へ移籍して京浜盃、羽田盃、東京ダービーを無傷のまま制しました。(中央の芝では2敗しています)

 

G1を勝つことはできませんでしたが、2014年のジャパンダートダービー2着、2015年のかしわ記念、帝王賞を3着と活躍しました。

 

特に2015年のかしわ記念ではG1馬のサンビスタやダイオライト記念の勝ち馬クリソライトに先着しています。

現役ダート馬で一番強いクリソベリルについてまとめてみた

 

疾患のため長期休養が多く、地方馬にしては毎年の出走数が少なかったですが、それでも十分な実績を残しました。

 

引退後は種牡馬となる予定です。

 

 

レッドベルジュール

 

通算成績は3戦2勝の牡馬です。

 

2019年6月の新馬戦を勝利し、迎えたG2デイリー杯2歳Sで武豊騎手のもと鋭い末脚を見せ優勝します

 

次走の朝日杯フューチュリティステークスでは3番人気に推されますが、スタートで出遅れ、最後の直線も伸びることなく10着に終わりました。

 

才能のある馬でしたが、喉の異常のため2020年10月に引退となりました。

 

引退後は種牡馬となる予定です。

 

 

ムーンクエイク

 

通算成績が21戦6勝のセン馬です。

 

主戦はルメール騎手でしたが、ヴェロン騎手やベリー騎手など様々な外国人騎手が騎乗した馬でもあります。

 

主に芝1200m~1600mを中心に走り、2018年には京王杯スプリングカップを優勝しています。

 

ただ、2018年の秋以降は一度も掲示板に入ることはできず、2020年11月の霜月ステークスを最後に引退となりました。

 

 

ミスターメロディ

 

通算成績は17戦4勝で、主な勝鞍は2019年の高松宮記念です。

 

芝の短距離で活躍した馬ですが、デビューから4戦目まではダートの1200m~1400mを走っていました。

 

そして、初めての芝のレースだった2018年のファルコンステークスをあっさりと勝ち、重賞初制覇となりました。

 

その後、阪神カップなどで好走し、迎えた2019年の高松宮記念で福永祐一騎手を背に、ダノンスマッシュなどを抑えて優勝します。

 

しかし、高松宮記念以降は勝ち星から遠ざかり、ダートに戻ったりしますが、1度も勝てずに2020年11月のJBCスプリントを最後に引退となりました。

 

引退後は種牡馬となる予定です。

 

 

メートルダール

 

通算成績は28戦6勝で、主な勝鞍は2017年の中日新聞杯です。

 

芝の中・長距離で活躍した馬で、とにかく多くの重賞に出走した馬でもあります。

 

また、唯一の重賞勝ちは2017年の中日新聞杯のみですが、2018年の新潟記念2着や2019年のAJCC3着など惜しいレースも非常に多い馬でした。

 

引退後は乗馬となる予定です。

 

 

アーモンドアイ

 

通算成績は15戦11勝で、2018年度の年度代表馬です。

 

G1を9勝、総獲得賞金は歴代1位の19億越えと近年の競馬界で1番活躍した馬かもしれません。

 

引退レースとなったジャパンカップでは3冠馬コントレイルやデアリングタクトを退け、見事に有終の美を飾りました。

 

アーモンドアイについては別の記事で詳しくまとめているので、そちらをご覧ください。

歴代最強馬アーモンドアイについてまとめてみた

 

 

スカーレットカラー

 

通算成績は22戦3勝で、主な勝鞍は2019年の府中牝馬ステークスです。

 

勝ち星は3勝と少ないですが、重賞で2着3回など好走し、獲得賞金も1億8000万を越えています。

 

2019年府中牝馬ステークスでは、後方から驚異の末脚を見せ、G1馬ラッキーライラックなどを抑えて優勝しました。

 

引退レースとなったマイルチャンピオンシップでは13番人気ながら4着と好走しました。

 

引退後は繫殖馬となる予定です。

 

 

アルバート

 

通算成績は36戦9勝で、主な勝鞍はステイヤーズステークスです。

 

ステイヤーと言えばアルバートというくらい、近年の長距離界を引っ張て来た馬でもあります。

 

2015,16,17年のステイヤーズステークスを制し、史上7頭目の同一重賞3連覇を成し遂げました。

 

ただ、2018年のステイヤーズステークスは右前肢ハ行のため出走取消、2019年は2着、2020年は13着に敗れ、同一重賞4勝という偉業は達成することができませんでした。

 

引退後は種牡馬となる予定です。

 

 

モズアスコット

 

通算成績は26戦7勝、主な勝鞍は2018年の安田記念です。

 

安田記念とフェブラリーステークスを勝つなど、近年の競馬界では珍しい芝・ダートの二刀流で活躍した馬です。

 

また、2018年には連闘でG1を勝つという偉業も成し遂げました。

 

2018年の安田記念後は不振に陥りましたが、2020年にダートに転向し、ダート2戦目でG1馬インティやサンライズノヴァを抑えてフェブラリーステークスを優勝しました。

 

実績はもちろんのこと、競馬ファンの記憶に残る馬でした。

 

引退後は種牡馬となる予定です。

 

 

タワーオブロンドン

 

通算成績は18戦7勝で、主な勝鞍は2019年のスプリンターズステークスです。

 

2017年のデビューから期待されていた馬で、その期待通りトントンと勝っていき、2017年の京王杯2歳ステークスを優勝しました。

 

朝日杯FSでは3着となりますが、2018年のアーリントンカップを勝ち、1番人気で迎えた2018年のNHKマイルカップでしたが、まさかの12着に終わりました。

 

その後も京王杯スプリングカップは勝つものの、イマイチ勝ち切れない競馬が続きました。

 

しかし、2019年のセントウルステークスで覚醒し、続くスプリンターズステークスも強い勝ち方で優勝しました。

 

ただ、2020年は結果が出ず、12月の香港スプリントがラストランとなりました。

 

引退後は種牡馬となる予定です。

 

 

ミツバ

 

通算成績は52戦11勝、主な勝鞍は2019年の川崎記念です。

 

ダート重賞の常連馬で、2017年7月のマーキュリーカップから引退まで23戦連続でダート重賞(交流重賞含む)に出走していました。

 

2019年の川崎記念では和田騎手鞍上のもと、ケイティブレイブなどを抑えて初めてG1を勝ちました。

 

活躍した馬ではありますが、引退後は乗馬となる予定です。

 

 

ウインブライト

 

通算成績は24戦9勝、主な勝鞍は2019年の香港カップです。

 

ウインブライトと言えば松岡騎手で、ほとんどのレースで松岡騎手が手綱を握りました。

 

2017年のスプリングステークスで初めて重賞を勝ち、2018年の中山記念を勝つなど着実に勝利を重ねていましたが、G1では惨敗が続いていました。

 

しかし、2019年4月に香港で行われたクイーンエリザベス2世カップで名だたる強豪を抑え、レコードタイムでG1を初優勝しました。

ちなみに、このレースには2019年の有馬記念をぶっちぎりで優勝したリスグラシューも出走していました。

 

その後、2019年12月の香港カップでも優勝し、ラストランとなった2020年の香港カップでも2着と好走しました。

 

引退後は種牡馬となる予定です。

 

 

ラブカンプー

 

通算成績は35戦3勝、主な勝鞍は2020年のCBC賞です。

 

ラブカンプーに関しては以下の記事でまとめているので、そちらをご覧ください。

シルバーコレクターな競走馬をまとめてみた【2020年版】

 

引退後は繫殖馬になる予定です。

 

アドマイヤマーズ

 

通算成績は13戦6勝、主な勝鞍は2019年の香港マイルです。

 

デビューから期待されていた馬で、新馬戦から無敗のまま2018年の朝日杯FSを優勝し、2018年最優秀2歳牡馬にも選ばれました。

 

皐月賞は4着でしたが、続くNHKマイルカップでは外枠ながら見事優勝しました。

 

そして、2019年の香港マイルでは5番人気ながら強敵ビューティージェネレーションなどを抑えて優勝しました。

 

2020年はマイルチャンピオンシップで3着と好走し、ラストランとなった香港マイルでも3着に入りました。

 

4歳という若さで引退となりましたが、G1を3勝という立派な成績を収めました。

 

引退後は種牡馬となる予定です。

 

 

ブルドッグボス

 

通算成績は45戦14勝、主な勝鞍は2019年のJBCスプリントです。

 

2014年のデビューからダート短距離戦で活躍し、中央では室町ステークスなど通算7勝を挙げました。

 

2017年に浦和競馬に移籍し、その年のクラスターカップを優勝するなど活躍しました。

 

ただ、2018年~2019年9月まではパッとしない成績が続き、重賞だと掲示板がギリギリといった状況になっていました。

 

しかし、2019年10月の東京盃で7番人気ながら2着と好走すると、11月のJBCスプリントでは中央馬を蹴散らし7歳にして初のG1制覇を成し遂げました。

そして、この活躍によりNARグランプリ2019年度代表馬も獲得しました。

JRAやNARの年度代表馬をまとめてみた

 

2020年も東京盃やJBCスプリントで好走し、ラストランとなった2020年12月のゴールドカップでは馬体重+21kgながら2着に4馬身差をつけ、有終の美を飾りました。

 

引退後は種牡馬となる予定です。

 

 

ラッキーライラック

 

通算成績は18戦7勝、主な勝鞍は2020年の大阪杯です。

 

G1を4勝し、2017年のJRA最優秀2歳牝馬にも選ばれるなど芝の中・長距離で活躍しました。

 

2017年8月のデビューから無傷のまま阪神JFを優勝し、2018年の桜花賞ではアーモンドアイを抑え1番人気に推されました。

しかし、桜花賞2着、オークス3着と中々勝ち切ることができず、その後はG2も勝てない日々が続きました。

 

ただ、2019年11月のエリザベス女王杯優勝から覚醒し、2019年の香港ヴァーズ2着、2020年の大阪杯とエリザベス女王杯を優勝しました。

 

引退レースとなった2020年の有馬記念では4着と好走しました。

 

引退後は繫殖馬となる予定です。

 

 

ゴールドドリーム

 

通算成績は27戦9勝で、2017年のJRA最優秀ダートホースです。

 

同じく2020年に引退したルヴァンスレーヴと共に、近年のダート界を牽引してきた名馬です。

 

2015年のデビューからトントンと勝っていき、2017年のフェブラリーステークスでG1を初制覇します。

ただ、その後に行ったドバイで惨敗し、国内に戻っても凡走が続く不調に陥りました。

 

しかし、2017年12月のチャンピオンズカップでムーア騎手鞍上のもと、8番人気ながら今までの不調がウソのように快勝しました。

 

その後は2018年のかしわ記念や帝王賞を優勝し、2017年12月~2019年5月のかしわ記念までG1を8戦連続で連対するなど大活躍しました。

 

2020年は平安ステークス3着、南部杯6着とピークを過ぎた感じがありましたが、2020年12月のチャンピオンズカップでは2着と好走しました。

 

引退後は種牡馬となる予定です。

 

 

フィエールマン

 

通算成績は12戦5勝で、2020年のJRA最優秀4歳以上牡馬です。

 

長距離G1で活躍した名馬で、12戦して馬券外はたったの2回と常に安定した成績を残してきました。

 

デビューから能力の高さを見せていましたが、体質が非常に弱く、初G1の菊花賞はデビューから4戦目と他の馬と比べて格段に浅いキャリアでの出走となりました。

また、ラジオNIKKEI賞からの直行ローテや出遅れ癖といった不安要素がたくさんあったため、菊花賞ではルメール騎手が騎乗しているにも関わらず7番人気と低評価でした。

 

しかし、レースではそれほど出遅れることもなく、最後の直線で鋭く内から伸びていき、2馬人気のエタリオウに競り勝ちました。

 

2019年4月には天皇賞春を優勝し、12着に終わりましたがその年の凱旋門賞にも出走しました。

 

翌年の天皇賞春も優勝し、天皇賞春連覇という偉業も達成しました。

 

2020年の天皇賞秋2着、有馬記念3着とまだまだ活躍しそうな勢いがありましが、右前脚球節の繋靭帯炎のため引退となりました。

 

引退後は種牡馬となる予定です。

 

 

サラキア

 

通算成績は20戦4勝、主な勝鞍は2020年の府中牝馬ステークスです。

 

2020年の春までは重賞などで好走はするものの、目立った活躍はしていませんでした。

 

しかし、2020年8月の小倉日経オープンでの勝利を皮切りに、府中牝馬ステークスを優勝、エリザベス女王杯2着と覚醒しました。

 

ラストランとなった有馬記念でも11番人気ながら上がり最速の脚を使って2着と好走しました。

 

引退後は繫殖馬となる予定です。

 

 

ノームコア

 

通算成績は17戦7勝、主な勝鞍は2019年のヴィクトリアマイルです。

 

重賞5勝の芦毛の牝馬で、主に1600m~2000mを中心に活躍しました。

 

2019年のヴィクトリアマイルではラッキーライラックやアエロリットなど多くのG1馬を抑えて優勝しました。

 

2020年はエリザベス女王杯16着などがありましたが、12月の香港カップでは鮮やかな差し切り勝ちを収めました。

 

余談ですが、2020年の有馬記念を優勝したクロノジェネシスはノームコアの妹です。

 

引退後は繫殖馬となる予定です。

 

 

まとめ

 

2020年はルヴァンスレーヴやエポカドーロなど、若いG1馬の引退が目立ちました。

 

また、海外でもエネイブルやマジカルなど多くの名馬が引退となりました。

世界最強馬エネイブルについてまとめてみた

 

ここでは載せていませんが、他にもたくさんの馬が引退しています。

 

2021年の引退馬に関しては後日まとめていく予定です。

 

 

-競走馬

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