競走馬

屈腱炎で引退した競走馬をまとめてみた【2020年版】

投稿日:2020年2月21日 更新日:

 

競走馬の多くがケガや病気で引退を余儀なくされますが、その中でも特に多いのが屈腱炎(くっけんえん)での引退です。

 

ここでは、2015年以降で屈腱炎で引退した有名馬を紹介します。

 

 

屈腱炎とは

 

 

そもそも「屈腱炎とは何?」という人が多いかと思います。

 

屈腱炎はケガではなく病気です。

 

大まかに言えば、上腕骨と肘節骨をつなぐ腱の繊維が断裂してしまう病気です。

 

発症すると、長期間の治療が必要となってしまい、そのため引退を選択することが多いです。

 

 

屈腱炎で引退した馬

 

 

ここでは、屈腱炎で引退した競走馬を紹介します。

 

2015年以降に引退した馬で重賞などで活躍した馬を中心に紹介していきます。

 

 

サンリヴァル

 

浅屈腱炎に加えて左前脚のけい靭帯炎で引退となりました。

 

2017年9月にデビューした馬で、G1を含む重賞で3度掲示板に入る活躍を見せてくれました。

競馬のG1とは?G1についてまとめてみた

 

通算成績は7戦2勝で、主な勝鞍は2017年の芙蓉ステークスです。

 

サンリヴァルと言えば、2018年の皐月賞でエポカドーロの2着が有名です。

 

9番人気ながら、藤岡祐介ジョッキー鞍上のもと、見せ場十分な競馬で2着に入りました。

 

このレースには2018年のダービーを制したワグネリアンやマイルチャンピオンシップを制したステルヴィオが出走していましたが、いずれの馬よりも先着しています。

 

2018年の日本ダービーで大敗後、骨折とけい靭帯炎を発症し、2019年に復帰しましたが、2019年12月に浅屈腱炎を発症し引退となりました。

 

 

シンハライト

 

2016年の最優秀3歳牝馬です。

 

2016年のオークスを優勝するなど重賞を3勝しており、通算成績は6戦5勝です

 

2016年の桜花賞ではライバルのジュエラーに敗れての2着でしたが、それ以外は全勝と素晴らしい成績を残しています。

 

2016年のオークスでは、後の重賞戦線で活躍する馬ばかりが出走する中での1番人気というプレッシャーがありましたが、驚異的な末脚を披露し、クビ差で優勝しました。

 

オークス後、ローズステークスも勝利し、いざ秋華賞へという時に左前浅屈腱炎を発症し、引退となりました。

 

その後は繫殖牝馬となり、2018年にはモーリスとの子を産んでいます。

 

 

リオンディーズ

 

2016年の10月に左前繋部浅屈腱炎を発症し引退しました。

 

通算成績は5戦2勝で、主な勝鞍はG1朝日杯FSです。

2015年には最優秀2歳牡馬を受賞しました。

 

リオンディーズは母が日米のオークス馬シーザリオ、半兄が菊花賞馬のエピファネイアとデビュー時からかなりの注目を浴びていました。

 

そして、デビューするとその期待以上の走りを見せ、デビューから2戦目でG1の朝日杯FSを優勝しました。

 

その後、順調にクラシック戦線を歩んでいくかと思われましたが、皐月賞で5着、ダービーでも5着と今一つ活躍できませんでした。

 

特に皐月賞では最後の直線で斜行し、4着で入選しましたが、5着に降着と後味の悪い結果となりました。

 

ダービー後、天皇賞秋に向けて神戸新聞杯に出走予定でしたが、左前繋部に浅屈腱炎を発症して引退となりました。

 

引退後は種牡馬となり、200頭以上の産駒を輩出しています。

 

 

キズナ

 

2013年のダービー馬で、凱旋門賞でも4着に入るなど活躍した名馬です。

 

通算成績は14戦7勝で、ダービーを含む重賞を5勝しています。

 

主戦騎手は父のディープインパクトと同様に武豊騎手でした。

 

2013年の日本ダービーでは1番人気に推され、最後の直線で外からスーっと伸びて、2着に1/2馬身差をつけて優勝しました。

 

余談ですが、このダービーで2着だったエピファネイアは先ほど紹介したリオンディーズの半兄です。

 

競馬の全兄と半兄の違いは?競走馬の兄弟関係についてまとめてみた

 

キズナはダービー後、世界最高峰のレース凱旋門賞に挑戦し、4着となりました。

前哨戦のニエル賞を勝利し期待はされていましたが、見せ場はつくるものの優勝とまではいきませんでした。

 

帰国後の初戦の大阪杯では完勝しますが、その後はケガに悩まされ、勝利から遠ざかり、2015年9月に右前繋部浅屈腱炎を発症して引退となりました。

 

引退後は種牡馬となり、2020年の京成杯を制したクリスタルブラックや2019年の函館2歳ステークスを制したビアンフェなど、数々の優秀な産駒を輩出しています。

 

 

ロジャーバローズ

 

2019年のダービー馬です。

 

ロジャーバローズと言えば、2019年のダービーが有名で、12番人気の単勝オッズ93.1倍ながら優勝し、波乱を演出しました。

 

ダービー前の京都新聞杯で2着にはなったものの、重賞勝ちはなく、まさかのダービー制覇となりました。

 

また、ロジャーバローズは浜中俊騎手に初のダービージョッキーをプレゼントした馬となりました。

 

ダービー後は凱旋門賞挑戦が決まっていましたが、2019年8月に右前浅屈腱炎を発症し引退となりました。

 

2020年シーズンから種牡馬として第2の生活を送ります。

 

 

ミスパンテール

 

G1勝ちはないものの、阪神牝馬ステークスを含む重賞4勝を挙げた馬です。

 

デビューから3歳の後半までは四位洋文騎手が騎乗し、以降は1戦を除き全てのレースに横山典弘騎手が騎乗しました。

 

デビューから2戦目のチューリップ賞では7番人気ならが2着に入る好走をみせ、2019年の有馬記念を制したリスグラシューにも先着しています。

 

2019年の有馬記念で引退した馬についてまとめてみた

 

クラシックは今一つ活躍できませんでしたが、2017年のターコイズステークス、2018年の京都牝馬ステークス、阪神牝馬ステークスを優勝し、重賞3連勝を成し遂げました。

 

2019年の4月に右前脚浅屈腱炎を発症し、引退となりました。

 

 

スティッフェリオ

 

2018年の福島記念や2019年の小倉大賞典、オールカマーなど通算8勝を挙げた名馬です。

 

2020年の天皇賞春では11番人気ながら、勝ったフィエールマンとハナ差の2着と大健闘しました。

 

天皇賞春の後は宝塚記念に出走し11着でしたが、まだまだ活躍しそうな勢いがありました。

しかし、2020年6月に左前脚に屈腱炎を発症し、そのまま引退となってしまいました。

 

引退後は社台ファームで乗馬となる予定です。

 

 

まとめ

 

これからという時期に屈腱炎を発症し、引退する馬が多いですが、屈腱炎は治らない病気ではないので、その後に復活した馬もたくさんいます。

 

また、屈腱炎で引退してもキズナのように優秀な競走馬を輩出する馬もたくさんいます。

 

今も屈腱炎で休養している馬はたくさんいるので、早く回復し元気に走る姿をみてみたいですね。

 

 

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