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競馬の洋芝とは?洋芝の競馬場は?洋芝についてまとめてみた!

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競馬をやっていると洋芝という言葉を聞くことがあると思います。

 

ただ、洋芝と聞いてもさっぱり分かりませんよね。

 

ここでは、洋芝についてまとめています。

また、洋芝を使っている競馬場についてもまとめています。

 

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競馬のコースについて

 

 

洋芝の前に最低限の情報は知っておく必要があります。

 

競馬には芝コースダートコースがあります。

ダートとは砂のことで、砂で行われるレースと芝で行われるレースがあるんです。

 

今回の洋芝とは芝のコースに関係するものとなります。

 

また、中央競馬には10開催場があります。

10開催場全てに芝コースがありますが、その芝の種類が異なります。

 

 

競馬の洋芝とは

 

 

洋芝とは他の競馬場で使われている芝よりも、寒い場所に強く、保水性も高い芝のことを指しています。

 

また、洋芝は基本的に海外から導入された芝のことを指しています。

 

つまり、海外の競馬場に関しては全て洋芝となります。

 

洋芝はパワーが必要とよく言われますが、それは保水性が高かったり、クッション値が低いため、走るために踏み込む力などが必要だからです。

 

細かい話については後程、解説していきます。

 

そして、全て洋芝の競馬場で使われている洋芝は3種類の芝が組み合わさったものとなります。

 

ケンタッキーブルーグラス、ペレニアルライグラス、トールフェスクの3つの品種が混合しています。

 

ケンタッキーブルーグラスとは

 

ケンタッキーブルーグラスの特徴は寒さに強いことです。

 

芝には暑さに強いものと寒さに強いものがあり、寒さに強いものは冬でも枯れることがありません。

 

そのため、北海道や東北でも育成することができます。

 

また、ケンタッキーブルーグラスは踏圧に強いため、競走馬に踏まれても剥げることが少なく、馬場が荒れにくいです。

 

 

ペレニアルライグラスとは

 

ペレニアルライグラスも踏圧に強い品種となっています。

 

また、ペレニアルライグラスは再生力も優れているため、長期開催でも馬場が悪くなりにくいと言えます。

 

ペレニアルライグラスも北海道などでよく使われていますが、極端な低温には弱い品種となっています。

 

 

トールフェスクとは

 

トールフェスクも踏圧に強い品種です。

 

また、寒い地域に適した芝ではありますが、ケンタッキーブルーグラスなどと比べると耐暑性が高いと言われています。

 

さらに、乾燥にも強い品種となっています。

 

 

洋芝の競馬場

 

芝コース全ての芝が洋芝なのは下記2つの競馬場となります。

 

札幌競馬場
函館競馬場

 

芝の種類について説明した際に言ったように、洋芝は寒さに強いため、導入されているのは北海道にある競馬場となります。

 

ただ、一部洋芝が導入されている競馬場もあります。

 

福島競馬場や東京競馬場などでは野芝に洋芝をオーバーシードした状態で施行されることもあります。

 

オーバーシードとは、冬場に枯れる夏芝に冬でも生長する冬芝の種子を蒔いて、一年中緑の芝生を維持する管理方法となります。

 

競馬は1年中開催するため、夏に強い野芝だけでは1年を通して使うことは難しいので、洋芝も混ぜることがあります。

 

オール洋芝なのが札幌競馬場と函館競馬場なので、日本で洋芝のG1は存在しません

 

洋芝で行われるG2も札幌競馬場で行われる札幌記念のみとなります。

 

 

洋芝の特徴

 

 

競走馬のなかには洋芝巧者と呼ばれる馬もいます。

 

それくらい洋芝は特殊であり、他と違った特徴を持っています。

 

ここでは、大きな特徴をいくつか紹介します。

 

 

パワーが必要

 

パワーが必要と洋芝ではよく言われますが、これにも理由があります。

 

まず、洋芝は保水性が高いです。

洋芝は芝の下側に細い根が集中してマット層を作る特徴があり、そのマットがクッションとなるため、クッション値が低いです。

 

「クッション値が低い」=「馬場の反発力が低い」ということなので、馬場の反発がない分、脚力が必要となり、力のいる馬場になります。

 

要は跳ねるような馬場と沈むような馬場のどちらがパワーのいる馬場かと言われば後者ですよね。

 

 

時計がかかりやすい

 

競馬では固い馬場と柔らかい馬場では固い馬場の方が早い時計が出ます

 

想像してみたら分かると思いますが、コンクリートとマットの上で走ったとき速く走れるのはコンクリートですよね。

 

といったように、固い路盤の方が速く走れます。

 

そして、洋芝の場合は保水性が高いため柔らかい馬場になりやすく、その分、時計が掛かりやすくなります。

 

また、洋芝は耐久性が他の芝と比べて悪いため、芝が剥がれてボコボコした馬場になることがあります。

 

そのことも時計がかかる要因の一つではあります。

 

 

ピッチ走法と相性がいい

 

ピッチ走法とは、狭い歩幅で脚の回転数を速くする走り方です。

 

大とびの馬が1歩がピッチ走法の馬の2歩みたいな感じです。

 

そして、一概には言えませんが、一般的にピッチ走法の馬は洋芝や道悪の馬場と相性がいいです。

 

というのも、大とびの馬は馬場の反発力が必要となってきます。

洋芝の場合は、クッション値が低いため、反発力が低いです。

 

一方で、ピッチ走法の馬は反発力をそこまで必要とはしていないため、洋芝でも難なく走れてしまいます。

 

そのため、ピッチ走法の馬は洋芝との相性がいいです。

 

 

 

洋芝に強い種牡馬

 

先ほども言ったように競走馬のなかには洋芝を得意とする馬がいます。

 

洋芝巧者に関しては血統が大きくかかわっています。

 

ここでは、洋芝に強い種牡馬を何頭か紹介します。

 

 

ハービンジャー

 

ハービンジャー産駒の函館競馬場(芝)での成績がいいです。

 

ハービンジャー産駒は重馬場など道悪で結果を残すタイプが多いため、洋芝との相性が非常にいいです。

 

そもそも、ハービンジャー自体、ヨーロッパで活躍していた馬ですから洋芝で好走していました。

 

ですので、その特徴がそのまま産駒に引き継がれているとも言えます。

 

また、ハービンジャー産駒は洋芝もそうですが、コーナー4つの競馬も得意としているため、洋芝が使われている札幌競馬場や函館競馬場と相性がいいというのもあります。

 

 

モーリス

 

モーリス産駒も洋芝で好走することが多いです。

特に函館競馬場での成績がいいです。

 

モーリス産駒の場合は道悪が得意とかではありませんが、なぜか洋芝との相性はいいです。

 

モーリス自身は札幌記念で断然の1番人気ながら2着に敗れるなど洋芝に苦い思い出がありますが、産駒のノースブリッジが札幌記念を勝つなど洋芝で活躍しています。

 

特に短距離~マイルあたりまでの成績が非常にいいです。

 

 

まとめ

 

洋芝=海外の芝と考えていいでしょう。

 

洋芝はパワーが必要だったり、時計がかかりやすいといった特徴があります。

また、ピッチ走法の馬との相性がいいです。

 

洋芝に強い血統としてはハービンジャー産駒やモーリス産駒などが挙げられます。

 

洋芝を理解し、競馬攻略に活かしていきましょう。

 

 

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