毎年、数多くの競走馬が引退していきます。
ケガで引退する馬もいれば、種牡馬や繫殖馬として第2の仕事に移るために引退する馬などそれぞれです。
ここでは、2022年に引退した競走馬を簡単な戦績とともに紹介します。
2022年の引退馬一覧
2022年に引退した(競走馬登録を抹消された)競走馬を紹介します。
重賞勝ちのある馬や勝ち星の多い馬を中心に紹介します。
2021年の引退馬についてはこちらからご覧ください。
2024年の引退馬についてはこちらからご覧ください。
サウンドキアラ
通算成績は26戦7勝、主な勝ち鞍は2020年の阪神牝馬ステークスです。
芝の1400m~1600mを中心に活躍した馬で、2020年の京都金杯で重賞初制覇すると、続く京都牝馬ステークス、阪神牝馬ステークスを制し、重賞3連勝と破竹の勢いを見せました。
4番人気で迎えた2020年のヴィクトリアマイルでも、アーモンドアイの2着と好走しました。
この先も活躍が期待されましたが、G1級の牡馬の壁は高く、その後は勝利から遠ざかり、2021年12月の阪神カップを最後に引退となりました。
引退後は繫殖馬となる予定です。
セイウンコウセイ
通算成績は42戦7勝、主な勝ち鞍は2017年の高松宮記念です。
芝の短距離で活躍した馬ですが、デビュー時は芝の中距離を走り、初勝利はダートでした。
500万下から芝の短距離を走り、トントンと勝ちあがっていくと、初挑戦だった2017年のシルクロードステークスでは2着と好走しました。
次走のG1高松宮記念では、好位でレースを運び、直線で外に出すと伸びていき、そのままG1初挑戦初制覇を成し遂げました。
高松宮記念を制覇後は2018年の函館スプリントを勝ちますが、それ以外のレースでは凡走が続き、ダートに戻したりしましたが、結果が出ませんでした。
しかし、2019年の高松宮記念では、12番人気ながら2着と好走し、かつての輝きを見せました。
ただ、長くは続かず、その後は勝ち星のないまま、2021年の阪神カップを最後に引退となりました。
引退後は種牡馬となりました。
アンドラステ
通算成績は15戦5勝、主な勝ち鞍は2021年の中京記念です。
15戦で掲示板を外したのはたったの2回と、安定した成績を残しました。
あっさりOP入りしたこともあり、G3もあっさり勝つだろうと多くの競馬ファンが思っていましたが、1番人気に推された関屋記念や京成杯オータムハンデで負け、G3を5連敗しました。
しかし、2021年の中京記念で川田騎手が騎乗すると、好位の内を走り、最後の直線で一気に抜け出し、そのまま後続を振り切り優勝しました。
その後は府中牝馬ステークス2着、ターコイズステークスでも2着となり、2022年の京都金杯にも出走予定でしたが、左前脚の球節部分の炎症で直前回避となり、そのまま引退となりました。
引退後は繫殖馬となりました。
ペルシアンナイト
通算成績は36戦4勝、主な勝ち鞍は2017年のマイルチャンピオンシップです。
皐月賞で2着になるなどクラシックでも活躍し、その年のマイルチャンピオンシップでは大外をものともせず、最後にエアスピネルのハナ差で差し切り優勝しました。
その後、大阪杯やマイルチャンピオンシップで2着と好走するものの、G1を勝つことはなく、2021年有馬記念を最後に引退となりました。
引退後は乗馬となる予定です。
ダノンファンタジー
通算成績は18戦7勝、主な勝ち鞍は2018年の阪神ジュベナイルフィリーズです。
7勝のうち6勝が重賞と、早い時期から第一線で活躍し続けた馬でした。
2018年の阪神JFを勝ち、桜花賞では1番人気に推されましたが、最後に切れ負けしての4着。
オークスと秋華賞もイマイチ伸びきれず、思うような結果を残すことができませんでした。
ただ、2020年の阪神カップではインディチャンプなどG1級の牡馬相手に優勝し、短い距離でのレースに活路を見出しました。
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その後、G1を勝つことはありませんでしたが、2021年のスワンステークスを勝ち、ラストランとなった阪神カップでも3着と好走しました。
引退後は繫殖馬となりました。
ブラストワンピース
通算成績は18戦7勝、主な勝ち鞍は2018年の有馬記念です。
ダービーでは2番人気、菊花賞では1番人気に推されましたが、クラシックでは結果を残すことができませんでした。
ですが、その雪辱を果たすかのように、その年の有馬記念ではうまく立ち回り、レイデオロやキセキなど並みいる強豪を抑え、優勝しました。
2019年には凱旋門賞に挑戦しますが、11着に終わりました。
凱旋門賞のダメージが心配されましたが、帰国後、初戦のAJCCでは圧巻の走りを見せ、優勝しました。
ただ、その後は惨敗が続き、2021年の札幌記念後い痛めた右前球節の状態が回復せずに引退となりました。
引退後は乗馬となる予定です。
ラヴズオンリーユー
通算成績は16戦8勝、主な勝ち鞍は2021年のBCフィリー&メアターフです。
全兄にドバイターフを勝ったリアルスティールがおり、デビュー時から注目されていた馬でした。
その期待通り、無傷のまま2019年のオークスをデムーロ騎手鞍上のもと、優勝しました。
ただ、2020年は不調に陥り、G3の鳴尾記念の2着が最高着順で、2019年の勢いは影を潜めてしまいました。
ですが、2021年は打って変わって、2月の京都記念を快勝すると、ドバイで行われたドバイシーマクラシックで3着、香港で行われたQE2世カップでは海外G1初制覇を果たしました。
その後も快進撃は続き、秋にはアメリカのBCフィリー&メアターフを勝ち、日本馬初のBC制覇を達成しました。
ラストランとなった香港カップでも優勝し、有終の美を飾りました。
引退後は繫殖馬となりました。
レッドアンシェル
通算成績は26戦6勝、主な勝ち鞍は2019年のCBC賞です。
新馬、OPと2連勝するなど早くから活躍し、2017年のアーリントンカップでは2着と好走しました。(勝ったのは先ほど紹介したペルシアンナイトでした。)
その後、2018年の京都金杯では1番人気に推されるなど、重賞では常に人気していましたが、その期待を裏切る結果が続きました。
ただ、2019年にデビュー時に乗っていた福永騎手に戻ると、1600万下を快勝し、その勢いのまま同年のCBC賞を優勝しました。
2020年も北九州記念を勝ち、G1での好走を期待されましたが、その後は凡走が続き、2022年のシルクロードステークスを最後に引退となりました。
引退後は乗馬となる予定です。
マイスタイル
通算成績は33戦5勝、主な勝ち鞍は2019年の函館記念です。
2017年の弥生賞2着、ダービー4着、2018年の福島記念2着、2019年の京都金杯2着、ダービー卿CT3着と、好走はするものの中々重賞を勝てずにいました。
ですが、2019年の函館記念で田中勝春騎手のもと、見事逃げ切り勝ちを収め、重賞初制覇となりました。
短距離から中距離まで幅広く好走し、2022年のシルクロードステークスを最後に引退となりました。
引退後は乗馬となる予定です。
サトノレイナス
通算成績は5戦2勝、主な勝ち鞍は2020年のサフラン賞です。
重賞勝ちはないものの、2020年の阪神ジュベナイルフィリーズ、2021年の桜花賞ともにソダシの2着と好走しました。
阪神ジュベナイルフィリーズはハナ差、桜花賞はクビ差と、あと少しのところまでソダシを追い詰めましたが、勝つことはできませんでした。
桜花賞後は牝馬ながらダービーに挑戦し、5着と健闘しました。
その後、放牧中に骨折し、そのまま復帰することなく引退となりました。
引退後は繫殖馬となりました。
プールヴィル
通算成績は21戦4勝、主な勝ち鞍は2019年のフィリーズレビューです。
重賞は1勝のみですが、その1勝であるフィリーズレビューは1着同着と珍しい勝ちとなりました。
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フィリーズレビュー後は2020年の京都牝馬ステークスで2着と好走しますが、大きな舞台で好走することはありませんでした。
引退後は繫殖馬となる予定です。
カレンモエ
通算成績は13戦4勝、主な勝ち鞍は2020年の長篠ステークスです。
G1を2勝したカレンチャンの子供かつ、ロードカナロア産駒ということで、デビュー時から注目されていました。
期待通り、順調に結果を残していき、初の重賞挑戦となった2020年の京阪杯では2着と好走しました。
ただ、続くオーシャンステークス、函館スプリントでも2着となり、いずれもあと一歩のところで重賞制覇を逃す形となりました。
また、2021年6月のレースでは実況がカレンチャンと呼び間違えるなどのハプニングもありました。
2022年のシルクロードステークス7着を最後に引退となりました。
引退後は繫殖馬となる予定です。
テオレーマ
通算成績は23戦7勝、主な勝ち鞍は2021年のJBCレディスクラシックです。
ダートの中距離を中心に走り、交流重賞で活躍しました。
2勝クラスまで行くのに1年を要するなど順調に勝ちあがっていった馬ではありませんが、初の重賞挑戦となった2021年のマリーンカップでは牝馬の強豪たち相手に快勝しました。
また、2021年のJBCレディスクラシックでも、初のG1挑戦にも関わらず、1番人気に推され、その期待通りに優勝しました。
2022年1月のTCK女王盃も勝ち、2月のフェブラリーステークスに挑戦しましたが14着という結果に終わり、そのまま引退となりました。
引退後は繫殖馬となる予定です。
まとめ
今年も多くの名馬が引退となりました。
また、ブラストワンピースやペルシアンナイトが乗馬になるなど、種牡馬になるのがいかに難しいかを感じる年にもなりました。
新たに引退馬が増え次第、順次追加していく予定です。