競馬界では毎年多くの競走馬が引退していきます。
次のステップとして種牡馬や繫殖牝馬になる馬もいれば
結果を残せず引退する馬など様々です。
ここでは、2025年に引退した競走馬を紹介していきます。
引退馬すべてを紹介するときりがないので、
ここでは、重賞で活躍した馬などを中心に紹介していきます。
また、中央から地方へ移籍した馬は
引退ではないので除いています。
2025年の引退馬一覧
ここでは、2025年に競走馬登録を抹消された馬を2025年の引退馬とします。
そのため、ラストランが2024年でも、2025年に登録が抹消された馬は2025年引退となります。
また、予後不良と診断された馬に関しては別の記事でまとめています。
当サイトでは2019年から毎年同じ形で引退馬をまとめてきました。
2024年などの引退馬一覧を見たい方はこの記事の最後にあるリンクからご確認ください。
クリノプレミアム
戦績 | 35戦5勝 |
主な勝鞍 | 2022年中山牝馬ステークス(G3) |
芝の中距離路線で活躍した牝馬です。
一時期はダートで走るなど紆余曲折はありましたが、
2021年7月に2勝クラス、同年8月に3勝クラスを勝ち、
OP入りを果たします。
その後はなかなか結果が出ませんでしたが、
2022年の中山牝馬ステークス(G3)で
15番人気ながら重賞初勝利をあげました。
重賞初勝利以降も2023年の中山金杯(G3)2着など
勝ち星はないものの重賞で爪痕を残しました。
ラストランは2024年11月の福島牝馬ステークス(G3)で
2025年1月に競走馬登録抹消となりました。
引退後は繫殖牝馬となる予定です。
ドーブネ
戦績 | 18戦6勝 |
主な勝鞍 | 2023年キャピタルステークス(L) |
芝の中距離路線で活躍した馬です。
2021年に4億7010万円で購買された馬で
デビュー当初から多くの注目を集めていました。
その注目に応えるように
デビュー戦から2連勝など早い時期から活躍しました。
2023年の中山記念(G2)では7番人気ながら3着
翌年の中山記念(G2)でも10番人気で2着と
好走しますが重賞勝ちまではいきませんでした。
2024年11月のキャピタルステークス(L)がラストランとなり、
2025年1月に競走馬登録が抹消されました。
引退後はヴェルサイユリゾートファームで乗馬となる予定です。
サリエラ
戦績 | 12戦3勝 |
主な勝鞍 | 2023年白富士ステークス(L) |
芝の中距離路線で活躍した牝馬です。
全姉に202年の有馬記念(G1)2着のサラキア、
半兄に2019年の朝日杯FS(G1)の勝ち馬サリオス
がいる良血馬として注目されていました。
サリオスと同様に早い時期から活躍し、
デビューから3戦目のローズステークス(G2)でも
2着と好走しました。
いつ重賞を勝ってもおかしくはありませんでしたが、
2023年の目黒記念(G2)3着
2024年のダイヤモンドS(G3)2着となかなか勝ち切れず
2025年1月の日経新春杯(G2)を最後に引退となりました。
引退後は繫殖牝馬となる予定です。
コナコースト
戦績 | 11戦1勝 |
主な勝鞍 | 2022年新馬戦 |
芝のマイルで活躍した牝馬です。
勝ち星は1勝ですが、
2023年の牝馬のクラシック路線で活躍しました。
初めての重賞で2着に入ると、
桜花賞でもリバティアイランドの2着と好走しました。
オークスでは3番人気に推されるものの7着、
秋華賞も8着と好走はできませんでしたが、
クラシックを走り抜きました。
その後は2ケタ着順が続き、
2025年1月の京都金杯を最後に引退となりました。
引退後は繫殖牝馬となる予定です。
ピースオブエイト
戦績 | 11戦4勝 |
主な勝鞍 | 2022年毎日杯(G3) |
芝の中距離路線で活躍した馬です。
新馬、1勝クラスを連勝し迎えた2022年の毎日杯(G3)では、
出遅れたものの積極的にハナに立ち、
淀みないペースを作りそのまま逃げ切り勝ちました。
その後は凡走が続くものの
2023年で谷川岳S(L)で1年ぶりの勝利を挙げますが、
左前繋部浅屈腱炎を発症し長期休養に入ります。
2024年に復帰しますが、
2戦してどちらも着外となり、
2025年1月に引退となりました。
引退後は乗馬となる予定です。
ジャックドール
戦績 | 17戦8勝 |
主な勝鞍 | 2023年大阪杯(G1) |
17戦中16戦が芝2000mと
芝の中距離路線で活躍した馬です。
1勝クラスから4連勝し迎えた金鯱賞(G2)では
G1馬たちを相手に圧巻の内容で逃げ切り勝ちしました。
2022年の天皇賞秋(G1)までは藤岡佑介騎手が主戦でしたが、
そこから武豊騎手に主戦が替わりました。
そして、武豊騎手になって2戦目の
2023年の大阪杯(G1)で見事な逃げ切り勝ちを収め、
G1馬の仲間入りを果たしました。
しかし、2023年の天皇賞秋(G1)の後に屈腱炎を発症し、
復活は叶わぬまま2025年2月に引退となりました。
引退後は種牡馬になる予定です。
アスクワイルドモア
戦績 | 17戦2勝 |
主な勝鞍 | 2022年京都新聞杯(G2) |
芝の中長距離路線で活躍した牡馬です。
デビューから3戦目で勝ちあがると、続く札幌2歳ステークスではジオグリフには差をつけられるものの2着と好走します。
そして、3歳時には京都新聞杯(G2)を8番人気ながら勝ち切り、重賞初勝利をあげました。
この勢いのままクラシックでの活躍が期待されましたが、思うような結果は出せず、その後も凡走が続き2024年の中日新聞杯(G3)を最後に引退となりました。
引退後は乗馬となる予定です。
テンハッピーローズ
戦績 | 27戦6勝 |
主な勝鞍 | 2024年ヴィクトリアマイル(G1) |
芝のマイル路線で活躍した牝馬です。
1200mでのデビュー戦を7番人気ながら快勝すると、2020年のアルテミスステークス(G3)3着など着実に結果を残していき、4歳時にOP入りを果たします。
ただ、その後重賞では凡走が続き、初めて出走したG1のヴィクトリアマイルでは14番人気の低評価でした。
ですが、レースでは抜群の手ごたえで直線を迎え、マスクトディーヴァなどの追い上げをしのぎ、G1初勝利をあげました。
また、津村騎手もG1初勝利となりました。
G1馬の仲間入りをしてからは3戦していずれも馬券外ではありましたが、海外のレースを中心に爪痕を残しました。
引退後は繫殖牝馬となる予定です。
アドマイヤベル
戦績 | 7戦2勝 |
主な勝鞍 | 2024年フローラステークス(G2) |
芝の中距離路線で活躍した牝馬です。
7戦2勝と勝ち星は少ないですが、そのうちの1勝が2024年のフローラステークス(G2)となります。
後に重賞を勝つクリスマスパレードなどがいましたが、レースでは最後の直線で外に出されるとそこから一気に伸びて、内にいたラヴァンダを交わし優勝しました。
その後はオークスなどに出走しますが、結果は残せず、2025年3月に引退となりました。
引退後は繫殖牝馬となる予定です。
シンティレーション
戦績 | 17戦5勝 |
主な勝鞍 | 2025年小倉牝馬ステークス(G3) |
芝の中距離路線で活躍した牝馬です。
早い時期から結果は残しており、2022年のフラワーカップ(G3)では1番人気に推されましたが、勝ち切ることはできませんでした。
2024年の府中牝馬ステークス(G2)では、10番人気ながら最後に驚異の末脚をみせ、2着と健闘しました。
続く、エリザベス女王杯(G1)では10着となりましたが、2025年1月に行われた第1回の小倉牝馬ステークス(G3)で重賞初勝利をあげました。
このレースでは、フェアエールングと同着での優勝となりました。
競馬で同着が起きた際の払い戻しは?賞金は?同着についてまとめてみた
2025年3月の中山牝馬ステークス(G3)では7着を最後に引退となりました。
引退後は繫殖牝馬となる予定です。
メイショウムラクモ
戦績 | 13戦4勝 |
主な勝鞍 | 2021年レパードステークス(G3) |
ダートの中距離路線で活躍した馬です。
10着に敗れたデビュー戦は芝でしたが、2戦目にダートを走ると、10番人気ながら圧巻の走りをみせ初勝利をあげました。
そこから好走を続け、2021年のレパードステークス(G3)では1番人気に推され、その期待通りに柴田善臣騎手を背に快勝しました。
そこから結果を残すことはできず、ケガなどもあって2023年4月のブリリアンステークスを最後に出走はなく、そのまま2025年3月に引退しました。
引退後は乗馬となる予定です。
アーテルアストレア
戦績 | 25戦8勝 |
主な勝鞍 | 2023年レディスプレリュード(Jpn3) |
ダートの中距離路線で活躍した牝馬です。
中央の重賞は勝つことができませんでしたが、交流重賞を3勝あげるなど、長きにわたってダートの牝馬路線の中心に位置していました。
2023年のレディスプレリュード(Jpn3)では、グランブリッジやスピーディキックなどを抑え、6番人気ながら重賞初勝利をあげました。
その後も2024年のクイーン賞(Jpn3)やスパーキングレディー(Jpn2)を勝つなど活躍し、2025年4月の兵庫女王盃(Jpn3)2着を最後に引退となりました。
引退後は繫殖牝馬となる予定です。
キラーアビリティ
戦績 | 18戦3勝 |
主な勝鞍 | 2021年ホープフルステークス(G1) |
芝の中距離路線で活躍した馬です。
新馬戦は5着に敗れるものの、2021年のホープフルステークス(G1)では2番人気に支持され、快勝します。
G1馬となり皐月賞やダービーでも期待されていましたが、活躍できませんでした。
続く、アルゼンチン共和国杯でも8着となり、早熟かと思われていましたが、2022年の中日新聞杯で見事な差し切り勝ちを決め、重賞2勝目を挙げます。
ただ、その後は勝利から遠ざかり、2022年のサウジアラビアで行われたネオムターフカップ10着を最後に引退となりました。
引退後はインドで種牡馬となる予定です。
2025年以前の引退馬一覧
当サイトでは、これまで様々な引退馬をまとめてきました。
よければご覧ください。