競走馬

世界最強馬エネイブルについてまとめてみた

投稿日:2019年7月24日 更新日:

 

世界最強馬と言われてエネイブルをイメージする人は多いかもしれません。

 

もちろん最強馬という定義は色々あり、色んな馬が候補にあがっていると思います。

 

ここでは、そんな数いる世界最強馬の中からエネイブルについて紹介します。

 

 

エネイブルとは

 

エネイブルとはイギリスの競走馬のことです。

 

2014年2月12日に生まれた鹿毛の牝馬です。

父はNathaniel、母はConcentric、母父はSadler’s Wellsとなっています。

 

通算成績は19戦15勝です。

 

エネイブルは2016年11月28日にニューカッスル競馬場の未勝利戦でデビューしました。

デビュー時はハヴリン騎手、2戦目はビュイック騎手が騎乗しましたが、それ以降はデットーリ騎手が主戦を務めています。

 

ちなみに、デットーリ騎手は世界的に有名なスーパージョッキーで、数々の大きいレースを制しており、凱旋門賞も6勝しています。

日本にもたびたび来日し、ジャパンカップを3勝するなど結果を残しています。

 

そんな名手デットーリはエネイブルについて、「他の馬にはない感覚を感じる」と称賛しています。

 

日本では下手だった外国人騎手をまとめてみました

 

 

 

英オークスと愛オークスを制覇

 

 

まず、エネイブルの凄いところは英オークスと愛オークスを制覇したことです。

 

デビューから4戦目となった英オークスでは2番人気に推され、2着に5馬身差つけての圧勝でした。

さらに愛オークスでも1番人気を背負いながら、2着に5馬身差をつけて圧勝しました。

 

そもそもオークスとは3歳牝馬のチャンピオンを決めるレースで、そのレースをイギリスとアイルランドで制していることから、この時点で同世代の牝馬のなかではズバ抜けた存在となっていました。

 

エネイブルのように英オークスと愛オークスを連覇した馬はスノーフェアリーなど何頭かいますが、どの馬も歴史的な名馬となっています。

 

 

 

キングジョージ6世&クイーンエリザベスステークスを完勝

 

英オークスと愛オークスを勝利した後、エネイブルはキングジョージ6世&QESとヨークシャーオークスを立て続けに勝利します。

 

どちらもG1レースであり、特にキングジョージ6世&QESはヨーロッパの最高峰のレースの一つとされています。

競馬のG1とは?G1についてまとめてみた

 

そのキングジョージ6世&QESでは2着に4馬身差、ヨークシャーオークスでは2着に5馬身差をつけて完勝しています。

 

これらのレースを制したのちに、エネイブルは初めての凱旋門賞に出走します。

 

 

凱旋門賞を連覇

 

 

凱旋門賞とはフランスで行われる世界最高峰のレースの一つであり、世界各地から強豪がこぞって参戦してくるレースです。

 

これまで日本馬もたびたび挑戦しますが、2着が最高で一度も勝ったことがありません。

誰もが知る名馬ディープインパクトも2006年に挑戦しましたが勝利することはできませんでした。

 

それほどまでに勝つことが難しい凱旋門賞をエネイブルは連覇しています。

 

最初の凱旋門賞

 

エネイブルは2017年に初めて凱旋門賞に出走します。

当日はこれまでの成績や凱旋門賞が3歳牝馬に有利という点から圧倒的1番人気となります。

 

しかし、そんなプレッシャーをはねのけ2着に2馬身半差をつけて勝利します。

これはイギリス調教の3歳牝馬としては初めての凱旋門賞制覇となりました。

 

 

2度目の凱旋門賞

 

この年のエネイブルは膝に不安を抱えており、復調に時間を要していました。

実際、この時のエネイブルはベストな状態ではなかったと調教師は述べています。

 

しかし、エネイブルはクビ差でなんとか勝利をおさめ凱旋門賞を連覇しました。

エネイブル自身の強さもありますが、このレースではデットーリ騎手の好騎乗によって勝利した印象が強いです。

 

 

 

史上初の凱旋門賞とBCターフの連勝

 

エネイブルは凱旋門賞を連覇後、ブリーダーズカップ・ターフ(BCターフ)に挑みます。

BCターフとはアメリカで行われる1年を締めくくる最高峰のレースです。

 

これまで凱旋門賞とBCターフを連勝した馬はいませんでした。

 

レースでは中団を追走し、最後のコーナーで大きく外を回らされる形となりましたが、2着の馬との接戦を制し見事勝利しました。

 

この勝利によって初めて凱旋門賞とBCターフを連勝した馬が生まれました。

 

 

凱旋門賞3連覇を目指して

 

2018年11月にエネイブル陣営は凱旋門賞を目指すと明言しました。

これまで、凱旋門賞を3連覇した馬はおらず、出走し勝利すれば世界最強馬の地位を明確にすることができるでしょう。

 

まず、エネイブルは2019年初戦のエクリプスステークスを難なく勝利しました。

 

2019年7月28日に行われたキングジョージ6世&QESも最後の直線でクリスタルオーシャンとの激しいたたき合いを制して、見事優勝しました。

 

 

G1・10勝を達成

 

 

エネイブルは2019年8月22日にイギリスのヨーク競馬場で行われたG1・ヨークシャーオークスでも勝利し、見事G1・10勝目を挙げました。

 

4頭立てで行われたこのレースで2着のマジカルに2.3/4馬身差をつけて完勝しました。

 

4頭立てですが2着になったマジカルはG1を2勝しており、近走もエネイブルと同じレースで2着になるなど力のある馬でした。

 

また、マジカルはイギリスのG1を制すなど、世界で活躍している日本馬ディアドラとも3戦して3勝しています。

世界で活躍する日本馬ディアドラについてまとめてみた

 

マジカルを抑え勝利したエネイブルはG1・10勝だけではなく、2017年4月のチェシャーオークスからの連勝を12に伸ばしました

 

この勝利によって凱旋門賞3連覇がより現実味を帯びてきました。

 

 

凱旋門賞3連覇ならず

 

2019年10月に行われた凱旋門賞にエネイブルは3連覇をかけて出走しましたが、惜しくも2着という結果となりました。

 

最後の直線では一旦先頭に立ちましたが、ゴール前でフランスのヴォルトガイストに差し切られてしまいました。

 

史上初の凱旋門賞3連覇という偉業を達成することはできませんでしたが、これまでの実績からエネイブルが世界最強馬であることは変わらないでしょう。

 

 

2019年の欧州年度代表馬を受賞

 

2019年のエネイブルは凱旋門賞では2着だったものの、ヨークシャーオークスなど3つのG1を制したことから、欧州の年度代表馬を受賞しました

 

エネイブルは2017年にも同賞を受賞しており、これで2度目の年度代表馬となりました。

 

また、ベストホースを決める「ロンジンワールドベストホースランキング」でもレーティング1位となりました。

 

ちなみに、エネイブルの主戦騎手であるデットーリ騎手もロンジンワールドベストジョッキーを受賞しました

 

 

4度目の凱旋門賞を前に重賞2連勝

 

エネイブルは2020年の7月に行われたエクリプスステークスはガイヤースに敗れて2着だったものの、その後のキングジョージとセプテンバーステークスを勝ちG1を含む重賞を2連勝します。

 

特にセプテンバーステークスでは61kgを背負い、なおかつスタートで出遅れますが、最後は2着に7馬身差をつけて勝利しました。

 

ここまでは3回目の凱旋門賞制覇に向けて順調に来ていると言えます。

 

 

4度目の凱旋門賞は6着

 

重賞を2連勝し、エネイブルは満を持して2020年10月4日に行われた凱旋門賞に挑みます。

 

エネイブルは昨年同様に史上初のV3を期待され、断然の1番人気に推されました。

この凱旋門賞では優勝候補のラブの回避や薬物による4頭の出走取消などがあり、なおさらエネイブルが人気を被るようになりました。

 

レースは不良馬場で行われ、エネイブルは道中4,5番手でレースを進めます。

 

道中は不利なく順調に進みましたが、最後の直線で他馬と接触するアクシデントに見舞われます。

普段のエネイブルなら臆することなく伸びてきますが、この日のエネイブルはそのまま伸びることなく6着に終わりました。

 

ちなみに、優勝したのは日本で活躍するM.デムーロ騎手の弟C.デムーロが騎乗するソットサスでした。

 

 

世界最強馬の引退

 

凱旋門賞後は引退せず続戦という報道もありましたが、2020年10月に引退が報じられました。

 

史上初の凱旋門賞V3という偉業は達成されませんでしたが、これまで残してきた功績は素晴らしいものと言えます。

 

通算成績は19戦15勝【15-2-1-1】でG1を11勝しています。

G1をこれだけ勝つのも凄いですが、馬券外が最後の凱旋門賞の6着だけというのも異常です。

 

これほどの実績を残した牝馬はいないので、史上最強の牝馬というのは間違いないでしょう。

 

また、異論もあるかと思いますが、世界最強馬と言っても過言ではないと思います。

 

 

 

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