初心者Q&A

競馬の短距離戦は荒れるのか?予想方法は?短距離についてまとめてみた

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競馬は様々な距離で行われます。

ただ、ダービーや天皇賞など有名どころのレースは全て中長距離のレースとなっています。

 

そのため、競馬初心者にとって短距離戦は予想しづらいでしょう。

 

また、多くの競馬ファンは短距離戦が荒れやすいと思っています。

 

ここでは、実際に短距離戦は荒れるのかについてデータを使って紹介します。

そして、短距離戦の予想方法も紹介します。

 

 

短距離戦とは

 

 

中央競馬でいう短距離戦とは、一般的に1000m~1400mのことを指します。

 

1000m~1200mと言う人もいますが、ここでは1000~1400mを短距離戦と定義していきます。

 

芝・ダートともに1000~1400mを短距離としていきます。

 

競馬の距離については以下の記事をご覧ください。

競馬の距離についてまとめてみた【競馬の距離一覧】

 

 

短距離戦は荒れやすい

 

イメージ通り、短距離戦は他の距離のレースよりも荒れやすいです。

 

荒れるというよりも人気馬の勝率がそれほど高くないです。

 

芝1000m~1400m(2018. 1. 6 ~ 2021.12. 5

人気 勝率 連対率 複勝率
1番人気 29.2% 47.0% 60.2%
2番人気 19.4% 35.8% 48.5%
3番人気 12.9% 28.0% 39.8%
4番人気 9.1% 21.0% 31.8%

 

芝1600m~2000m(2018. 1. 6 ~ 2021.12. 5

人気 勝率 連対率 複勝率
1番人気 34.4% 52.7% 65.3%
2番人気 19.9% 41.0% 55.9%
3番人気 13.9% 29.5% 44.1%
4番人気 9.1% 21.3% 34.1%

 

芝2200m~2600m(2018. 1. 6 ~ 2021.12. 5

人気 勝率 連対率 複勝率
1番人気 35.1% 54.5% 67.2%
2番人気 18.8% 38.5% 53.9%
3番人気 14.9% 27.9% 43.7%
4番人気 10.2% 22.4% 35.8%

 

やはり芝1000m~1400mのレースでの上位人気の勝率は他よりもかなり低いです。

もちろん、頭数の関係もありますが、短距離戦のほうが上位人気が飛ぶ確率は高いです。

 

また、短距離戦では2ケタ人気馬の勝率も高いです。

中長距離では2ケタ人気馬の勝率は0%台に対し、短距離戦は1~2%台と高いです。

 

ただ、単勝オッズ別の勝率、複勝率ではそこまで差はないです。

 

芝1000m~1400m(2018. 1. 6 ~ 2021.12. 5

単勝オッズ 勝率 連対率 複勝率
30.0~49.9 2.2% 6.0% 10.8%

 

芝1600m~2000m(2018. 1. 6 ~ 2021.12. 5

単勝オッズ 勝率 連対率 複勝率
30.0~49.9 2.1% 5.4% 10.7%

 

 

ダートは堅め

 

ここまでは芝の短距離戦についてでした。

 

一方、ダートの短距離戦の場合はそこまで荒れません。

競馬のダートとは?予想方法は?ダートについてまとめてみた

 

ダート1000m~1400m(2018. 1. 6 ~ 2021.12. 5

人気 勝率 連対率 複勝率
1番人気 31.7% 50.1% 62.8%
2番人気 19.1% 36.6% 50.1%
3番人気 12.7% 26.6% 40.4%
4番人気 9.8% 20.6% 31.7%

 

1番人気の勝率、複勝率は高いですし、2,3番人気の成績もいいです。

 

また、2ケタ人気馬の勝率も芝と比べるとかなり低いです。

 

 

短距離戦の予想方法

 

ここでは、短距離戦の予想方法を紹介します。

 

 

逃げ馬中心に予想

 

短距離戦は逃げ馬の成績が良いです。

 

芝1000m~1400m(2018. 1. 6 ~ 2021.12. 5

脚質上り 勝率 連対率 複勝率
逃げ 21.5% 34.6% 43.2%

 

距離が短いですし、先頭に立ったまま逃げ切るパターンが多いです。

 

ただ、逃げたい馬が多いので、先行争いが激しくなり、結果前に行った馬が全滅するパターンも少なくないです。

そのため、予想する際はどのくらい逃げ馬がいるか見て、少なければ逃げ馬を中心に買うのがいいでしょう。

 

ちなみに、ダートも逃げ馬の成績がいいです。

 

 

枠はそこまでこだわらない

 

芝の短距離戦だからと言って、枠を気にする必要は特にないです。

 

なぜなら、枠による勝率や複勝率に大きな差がないからです。

どこの枠も勝率は6~7%前後、複勝率も19%~22%前後となっています。

 

もちろん、内の逃げ馬や揉まれるのが苦手馬など予想するうえで色々と考慮すべきことはありますが、短距離戦だからといって、枠によって評価を大きく上げたり下げたりする必要はないです。

 

 

前走で凡走していた馬に注目

 

短距離戦の場合、前走で凡走していても急に好走する馬が結構います。

 

芝1000m~1400m(2018. 1. 6 ~ 2021.12. 5

前確定着順 着別度数 勝率 連対率 複勝率
前走8着 92- 91- 104- 1489/ 1776 5.2% 10.3% 16.2%
前走9着 72- 73- 83- 1421/ 1649 4.4% 8.8% 13.8%
前走10着 51- 66- 97- 1375/ 1589 3.2% 7.4% 13.5%

 

前走8~10着だった馬のデータを見ても、勝率や複勝率は低くないです。

 

なので、前走凡走していようが評価を下げ過ぎるのは危険です。

また、高配当を狙いたい時は前走の着順が悪い馬から予想するのもありです。

 

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リーディング上位騎手の馬を中心に予想

 

短距離戦だからと言って、活躍する騎手にそれほど変化はないです。

 

ルメール騎手や川田騎手、福永騎手などリーディング上位でおなじみの騎手の成績が良いです。

競馬の現役有名騎手をまとめてみた【日本人編】

 

予想する際は軸にリーディング上位の騎手をもってくるのが良いかもしれません。

 

 

ダートは外枠中心に予想

 

ダートは外枠の方が成績が良いです。

 

内枠よりも外枠の方が勝率、複勝率ともに高いです。

 

なので、ダートの場合は7枠、8枠あたりを中心に買うのがいいかもしれません。

 

 

まとめ

 

芝の短距離戦は荒れやすい傾向にありますが、ダートの短距離戦は堅い傾向にあります。

 

短距離戦を予想する際は逃げ馬を中心にし、リーディング上位の騎手から買うのがいいでしょう。

 

また、近走で凡走している馬や枠によって評価を下げるのはやめたほうがいいでしょう。

 

ただ、ダートは外枠中心に予想するのがいいでしょう。

 

 

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