競馬予想をする際に必要となってくるのが競馬新聞です。
ただ、競馬新聞は競馬初心者からすると、よく分からないと思います。
ここでは、競馬初心者でも分かるように競馬新聞の見方を紹介します。
競馬新聞とは
競馬新聞にはたくさんの種類がありますが、主に競馬専門紙とスポーツ新聞の2つに分かれます。
競馬専門紙は競馬情報のみを扱った新聞で、値段も500円前後と高めです。
一方、東スポなどのスポーツ新聞は140円程度と安くなっていますが、競馬の情報に限りがあります。
どちらも予想するには十分な情報が載っていますので、競馬初心者ならスポーツ新聞でいいと思います。
今回は競馬専門紙とスポーツ新聞のどちらにもある馬柱などを含めた競馬新聞の見方を解説します。
競馬新聞の見方
競馬新聞をそのまま載せるのはアウトなので、競馬新聞のような表を作ったので、それを基に競馬新聞の見方を解説していきます。
競馬新聞には横向きとタテ向きがありますが、今回は横向きで解説していきます。
ディープインパクト ショシンシャ ブエナビスタ 美浦・田中
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牡4 芦 武豊 0-0-1-0 56.0
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04/10 阪神3R 1勝クラス 3 14頭 6番 2人気 芝1600m 良 1:34:5 藤田 56.0 468kg (-8) 5-5-4-3 ビギナーケイバ(0.3) |
名前の見方
ディープインパクト ショシンシャ ブエナビスタ 美浦・田中
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まず、競馬新聞で競走馬の名前が載っている部分の見方です。
大文字で書かれている「ショシンシャ」というのが名前です。
名前の上に書かれているディープインパクトが父親、ブエナビスタが母親となっています。
横向きの競馬新聞では上が父親、下が母親です。
タテ向きの競馬新聞は右が父親、左が母親となっています。
競馬の全兄と半兄の違いは?競走馬の兄弟関係についてまとめてみた
「美浦・田中」というのは、美浦所属で田中調教師に調教されていると表しています。
中央競馬では美浦と栗東の2つに所属が分かれています。
美浦は関東、栗東は関西と覚えておけば問題ありません。
最後の四角4つは馬の脚質を表しており、左から逃げ・先行・差し・追い込みとなっているので、この馬は差し馬ということが分かります。
騎手の見方
牡4 芦 武豊 0-0-1-0 56.0
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真ん中の「武豊」は今回騎乗する騎手の名前です。
一番上の「牡4」は牡馬(ぼば)で4歳と表しています。
牡馬とはオスのことで、メスは牝馬(ひんば)と言います。
また、「芦」というのは芦毛を示しており、基本的に性別と年齢の横に馬の毛色が表示されています。
「芦毛」以外にも「鹿毛」や「黒鹿毛」などがいます。
騎手の下の「0-0-1-0」はこの馬に今回騎乗する騎手が乗ったときの成績です。
この表だと、武豊騎手は「ショシンシャ」という馬で3着が1回あったことが分かります。
左から1着、2着、3着、それ以外を表しているので、左から3番目に1があるので、3着が一回と判断できます。
一番下の「56.0kg」は斤量(きんりょう)のことで、今回負担する重さを表しています。
斤量はレースによって負担する重さが違っており、ハンデ戦の場合は50kgや59kgもあります。
また、若手騎手や女性騎手が騎乗する場合も減量されます。
成績の見方
競馬新聞の見方で一番覚えておく必要があるのが成績の見方です。
予想する際に必ず見る場所なので、早めにマスターしましょう。
04/10 阪神3R 1 1勝クラス 2 3 14頭 6番 2人気 3 芝1600m 良 1:34:5 4 藤田 56.0 468kg (-8) 5 5-5-4-3 6 ビギナーケイバ(0.3) 7
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成績の見方に関してはヨコに赤文字の数字を振ったので、その順番で解説していきます。
1 04/10は前走の日付で、阪神3Rは阪神競馬場の3Rに出走したということです。
2 「1勝クラス」は出走したレースのクラスを示しており、出走したクラスによって「3勝クラス」や「有馬記念 G1」などと表されます。
3 大文字の「3」は着順で、14頭立てのレースで馬番が6、2番人気だったと分かります。
4 芝の1600m戦で、芝の状態が「良」だったと分かります。
「1:34:5」はタイムのことです。
競馬場には馬場状態というのがあり、含水量によって「良・やや重・重・不良」の4つに分かれています。
馬場状態によって、タイムが大幅に変わってきます。
馬場状態が競馬に与える影響とは?馬場状態についてまとめてみた
5 藤田騎手が56.0kgで騎乗していたことが分かります。
「468kg」は馬体重のことで、(-8)は前走と比べて馬体重が-8kg減っています。
6 「5-5-4-3」は通過順位を表しており、最後が「3」なので、最後の直線に入るときに前から3番目の位置にいたことが分かります。
「1-1-1-1」だった場合はスタートから最後の直線まで1番前で走っていたことになるので、前走は逃げ戦法だったことが分かります。
なので、何走かにわたって通過順位を見ると、その馬の脚質を知ることができます。
7 最後にある「ビギナーケイバ」はこのレースを勝った馬の名前で、もし「ショシンシャ」が1着だった場合は2着馬の名前が記されます。
名前の横にある(0.3)は1着馬との差を表しており、0.3秒差で負けたことが分かります。
仮に前走の着順が悪くても、1着馬との差が小さければ、それほど評価を落とす必要はないです。
予想印の見方
どの競馬新聞にも予想家の印が載っています。
予想家の印は競馬新聞ならではのメリットと言えるので、印の見方を覚えておきましょう。
印は主に「◎・○・▲・△・☆」の5つに分かれています。
◎=本命
勝つ確率が一番高いと思われる馬に付ける印です。
予想で悩んだときは予想家の◎を単勝で買うといいでしょう。
○=対抗
2番手評価の馬です。
2頭軸の1頭として選んでもいい馬です。
▲=単穴
3番手評価ではありますが、もしかしたら◎に勝つかもしれないという印です。
◎が人気しすぎている時は▲の単勝を買うのもアリです。
△=連下
ヒモ候補です。
要は2着か3着には来るけど、勝つことはないと思われている印です。
☆=星
勝つかもしれない穴馬を指します。
だいたい人気のない馬に☆が打たれるので、穴党の人は☆を中心に買ってみましょう。
コメントの見方
競馬新聞には調教師のコメントが載っています。
たとえば、「前走は思ったより走れなかったが、ケイコの動きはいいので改めて期待」などがあります。
基本的には前向きなコメントが多いですが、「もう少しクラス慣れが必要」などと言ったコメントもあります。
自信のあるコメントでも、終わってみれば惨敗といったことは頻繁にあるので、コメントは参考程度に見ましょう。
もし、2頭の馬のどちらを買おうか悩んだ場合は調教師のコメントを基に選ぶのもいいでしょう。
厩舎コメントは役に立つのか?無料で見るには?厩舎コメントについてまとめてみた
ネットで競馬新聞を読もう
競馬新聞と言えば紙のイメージが強いですが、今はネットからでも競馬新聞を読むことができます。
ネットで競馬新聞を読むほうが色々と便利です。
紙の新聞だと1日でゴミとなってしまい、捨てるのも面倒ですが、電子の場合はゴミになりません。
一番のメリットは予想したら、そのまま馬券を買えることです。
紙の場合は予想したら、それを基にして、マークシートなどで馬券を買わないといけません。
印を見間違えて、誤った馬券を買ってしまうこともあります。
しかし、ネットなら予想して印をつけたまま、馬券を購入することができます。
色んな新聞がネットから見れるようになっているので、競馬新聞を買おうと思っている人はネットで購入しましょう。
まとめ
競馬新聞の見方を覚えれば、予想するのも楽しくなります。
競馬初心者だったら、まず最初に成績の見方を覚えましょう。
毎週、競馬新聞を読んでいれば自然と競馬新聞が読めるようになるので、無理して覚える必要もないです。