門別競馬と言えば、地方競馬のなかでは知名度があり、競走馬のレベルも高いです。
ナイター開催もやっているので、門別競馬の馬券を買ったことがある人も多いと思いますが、門別競馬の特徴を理解している人は少ないでしょう。
ここでは、門別競馬の特徴を分かりやすく紹介していきます。
門別競馬について
門別競馬場は北海道・日高町にあります。
施行距離は1000m、1100m、1200m、1500m、1600m、1700m、1800m、2000mです。
コースは右回り1周1600m、フルゲート16頭となっています。
門別競馬場は日本一早い2歳重賞の栄冠賞やエーデルワイス賞など有名な重賞が数多く行われる競馬場でもあります。
レースレベルも高く、門別から他地区に移籍した馬が活躍することも多々あります。
また、数は少ないですが中央競馬で活躍している馬もいます。
門別競馬の特徴
ここでは門別競馬の特徴をいくつか紹介します。
最近のデータを用いて地方競馬初心者でも分かるように紹介していきます。
ここで紹介するデータは楽天競馬から引用しています。
1番人気の勝率・3着内率が高い
地方競馬全般に言えることですが、門別競馬も1番人気の勝率・3着内率が高いです。
1番人気の勝率・3着内率(2015年~2019年)
年 | 勝率 | 3着内率 |
2015年 | 45.8% | 79.1% |
2016年 | 47.2% | 79.5% |
2017年 | 45.2% | 80.4% |
2018年 | 42.0% | 77.0% |
2019年 | 46.9% | 80.7% |
表を見て分かるように、勝率は40%後半、3着内率は80%前後とほとんどのレースで馬券に絡んでいます。
金沢競馬や笠松競馬も同じような傾向となっていますが、門別競馬の場合は1レースの出走頭数が多いので地方競馬の中では堅い競馬場とも言えます。
また、2番人気の馬の勝率も毎年20%を超えているので1,2番人気が3回に2回は勝っています。
差し馬も届く競馬場
地方競馬は逃げ・先行が活躍しますが、門別競馬場は差し・追い込み馬も好走しやすい競馬場です。
門別競馬場はコーナーがゆるやかで、最後の直線も長いので差し・追い込み馬も十分に届くのです。
特に1700mや2000mなど長い距離のレースで差し・追い込み馬が活躍しています。
ただ、1000m戦は逃げた馬が勝ちやすく、いまいち活躍できていない馬でも逃げて穴をあけることが多々あります。
内枠の勝率が低い
門別競馬は内枠不利と言われています。
実際、門別競馬の内枠の勝率が低いです。
馬番1の勝率(2015年~2019年)
年 | 勝率 |
2015年 | 9.0% |
2016年 | 8.8% |
2017年 | 10.0% |
2018年 | 9.7% |
2019年 | 8.2% |
馬番2は1よりも少し勝率が高いですが、それでも他の馬番よりは低いです。
なので、いくら能力が高くても内枠に入った場合は割り引きが必要です。
馬番6が好走
門別競馬は馬番6が好走しやすいです。
馬番6の勝率・3着内率(2015年~2019年)
年 | 勝率 | 3着内率 |
2015年 | 10.9% | 34.1% |
2016年 | 13.0% | 38.3% |
2017年 | 12.0% | 38.4% |
2018年 | 11.1% | 33.2% |
2019年 | 11.2% | 32.1% |
勝率と3着内率が異様に高いわけではありませんが、毎年安定して高い数値を維持しています。
2020年も9月現在まで勝率が13.0%を超えており、この傾向はしばらく続くと考えられます。
桑村真明騎手がおすすめ
門別競馬と言えば桑村騎手というほど地方競馬では有名な騎手です。
桑村騎手は2016年~2018年まで3年連続門別リーディング1位に輝くなど門別で活躍しています。
2019年はリーディング2位でしたが、勝率は16%を超えています。
基本的に人気馬に乗ることが多いので、オッズ妙味はありませんが馬券を買うなら桑村騎手を抑えておかなければいけません。
また、地方競馬は騎手の腕の差が出やすいので、桑村騎手が人気薄に乗っている時も注意が必要です。
桑村騎手のほかに石川倭騎手も抑えておく必要があります。
石川騎手は2019年の門別リーディング1位の騎手で、地方競馬の若手の中でも1位2位を争うジョッキーです。
なので、どの馬を買おうか悩んだときは桑村騎手or石川騎手の馬を買ってみましょう。
1700m戦はジャスタウェイ産駒かシニスターミニスター産駒
あまり知られていない情報ですが、門別1700m戦はジャスタウェイ産駒とシニスターミニスター産駒が好走します。
門別1700mのジャスタウェイ産駒の成績(2019年8月~2020年8月)は8戦7勝と異常な勝率を残しています。
また、シニスターミニスター産駒も単勝回収率が100%を超えており、2020年9月に行われた1700mの重賞でもシニスターミニスター産駒が勝利しています。
ただ、門別1700m戦は1日1レースぐらいしかありません。
なので、数少ない1700m戦でジャスタウェイ産駒かシニスターミニスター産駒が出走していたら要チェックです。
門別競馬の馬券をお得に買う方法
門別競馬の馬券をネットから購入している人は多いでしょう。
門別競馬の馬券は中央競馬の馬券も買える即PATからも買うことができますが、楽天競馬で馬券を買った方がお得です。
楽天競馬から馬券を買った場合、馬券を購入する度にポイントが付きます。
ポイントは楽天ポイントなので、ポイントの使い道が広いです。
馬券を買うたびにポイントが付くので、外れ馬券も無駄にはなりません。
即PATの場合はいくら馬券を買っても役に立つポイントが付かないので、ネットから馬券を買うなら楽天競馬の方がお得と言えます。
楽天競馬について詳しく知りたい人は以下の記事をご覧ください。
楽天競馬とは?評判は?JRAの馬券は買えるのか?楽天競馬についてまとめてみた
まとめ
門別競馬は内枠が不利で、馬番6が好走しやすいです。
桑村騎手と石川騎手の勝率が高く、1700m戦ではジャスタウェイ産駒とシニスターミニスター産駒が好走します。
ここで紹介した特徴を基に予想すればそれなりの結果は出てくると思います。