地方競馬は色んな場所で行われていますが、その中でも色んな意味で有名なのが金沢競馬です。
ただ、金沢競馬は南関東競馬よりも情報量が少なく、どういった特徴があるのか分からない人が多いでしょう。
ここでは、金沢競馬の特徴や攻略方法について自身の体験やデータに基づいて紹介します。
地方競馬の予想を公開中! 万馬券を狙えるような買い目をnoteで公開しています。 気になる方はこちらをクリック! |
金沢競馬とは
金沢競馬場といえば、白山大賞典が行われる競馬場として有名ですが、逆にそれしか印象がないという人が多いでしょう。
また、真偽のほどは分かりませんが、良くない噂もネットなどでは溢れています。
コースは平坦な右回りで1周1200mとなっています。
レースの距離は900m、1300m、1400m、1500m、1700m、1900m、2000m、2100m、2600mとなっていますが、ほとんどのレースが1400mと1500mです。
格付けの仕組みは少し複雑ですが、簡単に言えばA1>A2>B1>、、、>C2といった格付けとなっています。
ナイター開催はありませんが、18時前後までやっており土日開催もあるので、中央競馬が終わった後からでも参加できます。
金沢競馬の特徴
ここでは、金沢競馬の特徴について紹介していきます。
先行馬が有利
多くの地方競馬場に当てはまることですが、金沢競馬も基本的に先行馬が有利です。
金沢競馬は小回りで平坦な競馬場なので、内枠で逃げ・先行した馬が勝ちやすいです。
最後の直線も長くないので、最後方からの直線一気という馬は来ないと思っていいいでしょう。
ただ、1500m戦の場合は少し異なり、最初のコーナーまでの距離が長いので先行争いが激しくなり、差し馬が勝つケースも多々あります。
外枠の方が勝率が高い
内枠の逃げ・先行馬がいいと紹介しましたが、金沢競馬場は基本的に外枠の方が勝率が高い傾向にあります。
たとえば、2019年の勝率が最も高かったのが馬番12の13.6%で、その次も9番と11番の13.5%でした。(楽天競馬からのデータ)
12番の馬の出走数が少ないのもありますが、9番や11番は出走数が多いのにも関わらず勝率が高いです。
2020年も6月までのデータですが、外枠の方が勝率が高い傾向となっています。
どの地方競馬場も最内枠である1番の勝率が低い傾向にあります。
しかし、金沢競馬の場合は極端に低い年もあれば、極端に高い年もあり、一概に最内枠が悪いとは言えないのが金沢競馬の特徴でもあります。
1番人気の勝率が高い
金沢競馬も他の地方競馬場と同様に1番人気の勝率が高いです。
毎年、1番人気の勝率が40%後半もあり、要はほぼ2回に1回は1番人気が優勝します。
南関東競馬は30%台がほとんどですが、名古屋や高知なども同じくらいの勝率となっています。
1番人気の勝率がこれだけ高いので、1倍台前半の馬も結構います。
なので、1番人気の単勝に少額賭けたところで儲けはかなり低いです。
2ケタ人気の馬は来ない
金沢競馬はフルゲート12頭ですが、10番人気以下の馬は来ません。
たとえば、2019年の10~12番人気の馬が勝った回数はたったの3回です。
一方、1番人気が勝った回数は439回なので、いかに2ケタ人気の馬が来ないかが分かります。
2017年や2018年も同じような傾向となっているので、2ケタ人気の馬は頭から外していいでしょう。
金沢競馬の攻略方法
ここでは、金沢競馬の攻略方法を紹介します。
元中央馬が多いレースは買わない
金沢競馬には中央から転入してくる馬がたくさんいます。
ほとんどの馬が中央からの転入馬というレースも多々あります。
ただ、金沢競馬を攻略したいなら元中央馬がたくさんいるレースは買わないようにしましょう。
当然のことですが、元中央馬は人気します。
しかし、元中央馬は人気しながら簡単に負ける馬もいれば、人気通りに圧勝する馬もいて予想が難しいです。
その馬をずっと追っかけているなら当日のコンディションなども分かりますが、そうでない場合はパドックを見ても調子がいいのか分からず、能力があったとしても発揮できるかが分かりません。
元中央馬がたくさんいるレースであれば、中央の未勝利戦と想定して予想すればいいと考える人もいるでしょう。
ただ、元中央馬の中には長期休養明けやダート初戦の馬がたくさんいて、仮に中央で掲示板に入っていた馬でも平気で負けます。
また、追い込み馬だったのが金沢に来て、逃げ馬に変わることも多々あり、新聞の脚質も当てになりません。
ただ、元中央馬と言っても、ここで言っているのは転入初戦や2戦目の馬のことですので、転入して何戦もしている元中央馬は参考外です。
米倉知騎手を買おう
金沢競馬の騎手でおすすめなのが米倉知騎手です。
2018年のリーディングは青柳騎手、2019年のリーディングは藤田騎手で、米倉騎手はリーディングジョッキーではありません。
ただ、米倉騎手は勝率がかなり高いです。
米倉騎手の2019年の勝率は約30%で、リーディング1位の藤田騎手が約17%、2位の青柳騎手が約16%なので、どれだけ勝率が高いかが一目で分かります。
2018年も約26%と騎手の中では圧倒的な勝率を残しています。
ただ、他の騎手と比べて騎乗回数が少ないので、乗っていないレースも多いので注意が必要です。
馬場とタイムで予想しよう
金沢競馬に限らず、地方競馬を予想する際は近走のタイムで予想しましょう。
いくら前走で圧勝していても、前走のタイム次第では次のレースで惨敗することがあります。
逆に前走でボロ負けしていても、タイムが良ければ、次で圧勝する馬もいます。
要は着順は関係なく、タイムを見て予想をしましょう。
ただ、タイムを参考にする際に重要なのが馬場です。
いくら良いタイムでも、時計の出やすい重馬場だったら割り引きが必要です。
金沢競馬は馬場が重くなるほどタイムが出るようになり、不良馬場だとかなり早いタイムが出ます。
タイムで予想する際はどういった馬場だったかも確認しましょう。
人気の逃げ・先行馬を買おう
金沢競馬の特徴から考えると、1番人気の逃げ・先行馬を買うのがベストでしょう。
逃げ・先行が有利なうえに、1番人気の勝率が高いのですから、買わない手はありません。
ただ、かなりの資金がないと単勝で人気馬を買っても儲かりません。
なので、人気馬を買うときは3連単がおすすめです。
人気薄は頭では来ないと紹介しましたが、3着内には結構来ています。
そのため、ヒモ荒れなどで3連単だと高配当が期待できます。
金沢競馬は頭数が少ないので、3連単で買っても点数が多くならないため、少額でも当たる3連単が買えます。
人気の逃げ・先行馬を1着固定で買って、人気薄に流す買い方がベストでしょう。
まとめ
金沢競馬の特徴としては、外枠の勝率や1番人気の勝率が高いことが挙げられます。
今回紹介したデータは全て楽天競馬から引用しています。
また、金沢競馬の攻略方法としては、元中央馬の少ないレースで米倉知騎手が乗っている馬を買いましょう。
ただ、金沢競馬は毎年データがコロコロ変わる傾向にあるので、今回紹介したことは参考程度にお考えください。