競馬の醍醐味と言えば競馬予想です。
様々なデータや知識、経験を基に競馬予想するのは非常に楽しいです。
ただ、競馬初心者からすると、どうやって競馬予想をしたらいいのか全く分からないと思います。
ここでは、競馬初心者向けに競馬予想のやり方を分かりやすく解説します。
それほど難しい競馬用語などは使っていないので、読みやすい記事となっています。
競馬予想をする前に
競馬予想をする前に必要なものが出馬表です。
出馬表がないとどの馬が出走するのか、どういった成績なのかが分かりません。
出馬表はJRAや競馬メディアのサイトで公開されています。
競馬場やWINSにもレーシングプログラムとして、無料で配布されています。
ただ、上記の出馬表は最低限の情報しか載っていないので、真剣に予想したい人は競馬新聞を活用しましょう。
有料ではありますが、ほとんどの人が競馬新聞を使って予想します。
競馬新聞は予想家の印や陣営のコメントなど情報量が桁違いですので、お金に余裕があるなら競馬新聞を活用しましょう。
ただ、今回紹介する競馬予想の仕方は競馬新聞を使った予想方法が多いですが、無料の出馬表でもできる予想の仕方も紹介しています。
競馬予想のやり方
競馬予想のやり方は十人十色ですが、ここでは最も基本的な競馬予想のやり方を紹介します。
競馬初心者でも今すぐにできる予想方法となっています。
近走の成績から予想
競馬予想の仕方で一番多いのが近走の成績から予想する方法です。
一番簡単なのは前走で1着だったから、今回も単勝(1着を当てる馬券)で買うという方法です。
前走で勝っているのだから、今回も勝つだろうという考え方です。
ただ、この方法は簡単ではありますが、注意すべき点が一つあります。
競馬にはクラスというものが存在します。
G1>G2>G3>OP>3勝クラス>2勝クラス>1勝クラス>未勝利>新馬戦というクラス分けがされています。
たとえば、1勝クラスで勝ったら次は2勝クラスで走ります。
つまり、前走で勝っている馬は相手が強くなる一つ上のクラスで走らないといけないので、前走と同じように好走するとは限らないのです。
なので、実際は前走を見て同じクラスで2着、3着と好走している馬を狙う人が多いですし、人気するのは今回と同じクラスで何度も好走している馬です。
とは言っても、前走で2着に大差をつけて圧勝した馬は次のクラスでも好走することが多いです。
前走で1着だった馬を買うときは前走の内容も注意して見ましょう。
血統予想
競走馬が活躍するかは血統次第と言っても過言ではないくらい血統というのは重要です。
血統予想は競馬の知識が必要ですし、血統についてある程度覚えないといけないので、競馬初心者には難易度が高い予想方法です。
ですが、簡単な血統予想なら競馬初心者でもできます。
たとえば、ディープインパクト産駒(父親がディープインパクトの馬)は京都競馬場の芝コースでの成績が良いといったことはネットで調べればいくらでも出てきます。
他にもサウスヴィグラス産駒は短距離で好走するなど、産駒ごとに特徴があり、有名な産駒はデータもたくさんあります。
こういった情報を基にして、予想するレースに出走してくる馬の血統から勝ち馬を予想しましょう。
血統に詳しくなっていけば、自分だけのもっとこだわった血統予想をすることができます。
血統を勉強したい人は「サラブレッド血統入門」で知識を蓄えましょう。
ちなみに、出走馬の名前の横に小さな文字で馬の名前が何頭か書かれているかと思います。
それが、その馬の父親、母親、母親の父の名前です。
タイムから予想
例として以下の馬柱があったとします。
ゴリラ |
8/10 東京9R 1勝クラス 3着 12頭 5番 7人気 芝1800m 良 1:48:1 |
チンパンジー |
7/21 東京8R 1勝クラス 7着 15頭 7番 9人気 芝1800m 良 1:47:1 |
2頭は日にちは違えど、前走で東京競馬場の1800m戦に出走しています。
着順だけ見れば前走3着だったゴリラが上と言えるでしょう。
しかし、赤字で書かれているタイムを比べると、チンパンジーの方が早いです。
同じ競馬場の同じ距離を走っているのに1秒差があるのです。
着順だけを見て予想した場合はゴリラを買ってしまいますが、タイムまで見ればチンパンジーを買おうと思うでしょう。
これがタイム予想の一つです。
ただ、馬場状態などによって早いタイムが出る時や極端に時計が掛かる時があります。
なので、競馬初心者の人は同じ馬場状態だった時にこのタイム予想をしましょう。(この場合はゴリラ、チンパンジー共に前走が良馬場)
馬場状態が競馬に与える影響とは?馬場状態についてまとめてみた
また、競馬新聞にはその馬の持ちタイムというのが載っています。
持ちタイムというのはその馬のベストタイムのことです。
各馬の持ちタイムを比べてみて、一番タイムが早い馬を買ってみるのも一つの手ではあります。
騎手予想
競馬は馬7:騎手3と言われているほど、騎手で勝敗が大きく左右します。
1年で100勝する騎手もいれば、1年で1勝できるかできないかの騎手もいます。
上手い騎手には強い馬が集まってくるので勝ち星がどんどん増えていき、イマイチな騎手にはイマイチな馬が集まってくるので、勝ち星の差はどんどん広がっていきます。
なので、上手い騎手を買えば当たる確率も高くなると言えます。
ただ、競馬初心者の場合は上手い騎手が誰なのか分からないと思うので、その場合はリーディング上位の騎手から買いましょう。
リーディングとは勝ち星の数での順位で、「競馬 リーディング」と調べれば簡単に出てきます。
少し前は外国人騎手を買えば当たると言われてきましたが、今は少し違います。
上手い外国人騎手もたくさんいますが、残念な外国人騎手も結構います。
なので、リーディング上位の騎手、もしくは以下の記事でおすすめしている騎手を中心に予想しましょう。
得意な条件予想
競走馬には得意なコースや馬場、天気などがあります。
たとえば、札幌競馬場の時だけ好走する馬や重馬場でないと好走しない馬などがいます。
なので、もし予想するレースが重馬場ならば重馬場を得意としている馬を探せばいいのです。
他にも札幌競馬場でのレースなら、札幌競馬場で異様に好走している馬を探せばいいのです。
凡走が続いている馬でも、得意な条件になると激走する場合も多々あるので、この予想方法なら高配当が狙えます。
予想の仕方は簡単で、競馬新聞には競馬場ごとの成績や不良馬場での成績などが分かりやすく載っているので、それを見て予想すればいいです。
ただ、出走馬と成績しか載っていない出馬表の場合は自分で一から調べる必要があります。
予想家を使った予想
予想家の予想をそのまま利用するのも競馬予想の仕方の一つと言えます。
競馬予想家は競馬の知識が豊富で、色んなデータだったり知識を使って予想しています。
わざわざ自分で予想するよりも競馬予想家の予想をそのまま利用すれば、簡単に競馬予想することができます。
たとえば、競馬新聞には【◎,○,▲,△,☆】といった競馬予想家の予想印が載っています。
予想印どおりに3連単を買ってもいいですし、◎の単勝だけを買ってもいいでしょう。
ただ、競馬予想家は世の中に腐るほどいるので、どの予想家の予想を参考にするかが重要となってきます。
要は勝ち馬予想をする必要はないけれど、当たる予想家を探す予想をしなくてはいけないのです。
参考程度に当たる競馬予想家をまとめた記事があるので、気になる方はご覧ください。
脚質予想
競走馬にはそれぞれ脚質というのが存在します。
ざっくり言うと、逃げ・先行・差し・追い込みの4つに分かれます。
スタートから飛ばして先頭で走り続けるのが逃げ、最後の直線に懸けるのが追い込みです。
そして、競馬には逃げた馬が残りやすい日や追い込み馬が来やすい日など、その日ごとの傾向があります。
なので、いくら能力が劣っている馬でも、逃げが残りやすい日に逃げたら勝ってしまうこともあるのです。
ちなみに、その日の傾向は簡単に知ることができます。
その日に勝った馬がレース中にどの位置で競馬をしていたかみれば一目瞭然です。
たとえば、その日に勝った馬のほとんどがレース中に前から3番手以内を走っていたなら、その日は逃げ・先行有利の傾向にあります。
要は勝ち馬や3着以内に来た馬の脚質を見ればいいのです。
そして、傾向を把握したら、その傾向に当てはまる脚質の馬を買えばいいのです。
パッドク予想
競馬ではレースの30分くらい前に出走馬が周回するパッドクという場所があります。
パッドクは直接見ることもできますし、競馬中継でも放送されています。
このパッドクでの馬の様子をもとに、予想してみましょう。
たとえば、汗をもの凄くかいていたり、暴れまわって落ち着きのない馬は一般的によくないと言われています。
逆に、コースの外側をゆったりと歩いている馬は良いと言われています。
こういったことを加味して、どの馬がいいか考え、予想してみましょう。
最初はどの馬も同じに見えますが、慣れてくると調子の良い馬がどれか判断できるようになります。
まとめ
競馬予想のやり方は人それぞれですが、競馬初心者は今回紹介した競馬予想方法をやってみることをおすすめします。
騎手予想と血統予想を組み合わせてもいいですし、タイム予想だけを使ってもいいでしょう。
要は自分のやりやすい予想方法で予想をすればいいのです。
それであまりにも当たらなければ別の予想方法を試していき、自分だけの競馬予想を身につけていきましょう。