近年、日本競馬界では外国人騎手の活躍が著しいです。
その反面、日本人騎手は不甲斐ないと言われています。
ただ、活躍する外国人騎手もいれば、日本では下手だった外国人騎手もいます。
日本では下手だった外国人騎手
今や、外国人騎手を買えば馬券が当たると言われているほど、外国人騎手の活躍が目立っています。
実際、2018年の秋は外国人騎手が10連続G1勝利を果たしました。
また、11月には1Rから11Rまで外国人騎手が勝利するというのもありました。
ただ、日本に来る外国人騎手は世界でも活躍している騎手ばかりなので、質のいい馬に乗る機会が多く、その分勝てているという背景もあります。
しかし、日本に来る全ての外国人騎手が活躍しているわけではありません。
YOUは何しに日本へ状態の外国人騎手が意外と多くいます。
ここでは、日本では下手だった外国人騎手を紹介します。
F.ブロンデル
2019年1月に来日したフランスの騎手です。
結構なベテラン騎手で年齢は40歳を超えています。
2019年の1月と2月の2ヶ月間日本で騎乗しましたが、その間の成績が62回騎乗して2勝しかできませんでした。
しかも、その2勝も帰国する間際の週に駆け込みで勝った2勝で、来日から1ヶ月半の間1勝もできませんでした。
ただ、この騎手の場合騎乗している馬質があまり良くなかったというのもあります。
実際、2勝のうち1勝は15番人気の馬でした。
A.アッゼニ
イギリスで活躍しているイタリア人騎手です。
海外では大きいレースを何度も勝つなど活躍していますが、日本ではあまり活躍できませんでした。
2015年、2016年ではそこそこ活躍しましたが、2017年は29回騎乗して1勝しかできませんでした。
真偽のほどは分かりませんが、色々と日本で揉めて帰国したという情報があります。
なので、今後来日してくれるかは分かりません。
D.マクドノー
アイルランドのトップ騎手です。
アイルランドでリーディングを取るなど活躍していましたが、日本では活躍できませんでした。
日本での通算成績は113回騎乗して4勝しかできませんでした。
日本の重賞も1度も勝つことはありませんでした。
D.マクドノー騎手が短期免許で来日した2016年の1月は、他にも外国人騎手が来日しましたが、どの騎手もパッとしない成績でした。
L.コントレラス
ある意味日本に衝撃を与えたメキシコ人騎手です。
日本での通算成績は56回騎乗して2勝というイマイチな成績でした。
成績以上に衝撃を与えたのが、体内から薬物が検出されたことです。
抜き打ちのドーピング検査でオキシコドンという強い鎮痛効果のある麻薬が検出されました。
JRAは今後5年間免許を交付しないと発表しましたが、もう来ることはないでしょう。
T.ベリー
香港で活躍しているオーストラリア人騎手です。
F.ベリーという日本でも活躍した有名な騎手がおり、同じベリーという名前から、一部の競馬ファンからは偽ベリーと呼ばれている残念な騎手です。
日本での成績はそれほど悪くなく、通算成績は196回騎乗して23勝しています。
ただ、もっと活躍しない限り、偽ベリーと呼ばれ続けるでしょう。
活躍した外国人騎手
ここまでは下手だった外国人騎手を紹介してきましたが、おまけとして、活躍した外国人騎手も紹介します。
ダミアン・レーン
近年で来日した外国人騎手の中で一番活躍している騎手でしょう。
まだ若く、世界中で活躍している騎手ではありませんが、いずれは世界で活躍すること間違いないでしょう。
日本ではヴィクトリアマイルや有馬記念などを勝利しました。
特にリスグラシューとのコンビが有名で、2019年の宝塚記念からG1を3連勝しました。
サリオスにも騎乗し、皐月賞・ダービー共に2着と健闘しました。
オイシン・マーフィー
レーン騎手よりも若い騎手ですが、2018年から日本にたびたび来日して大活躍しています。
2019年のジャパンカップではスワーヴリチャードに騎乗し、ワグネリアンやレイデオロを破って優勝しています。
2020年の1月~2月の間で27勝と大活躍しました。
勝率も高いですが特に複勝率が高く、毎年40%を超えています。
まとめ
日本だと下手だった外国人騎手は結構います。
ただ、競馬は騎手よりも競走馬の力が勝敗を左右するので、馬の質が高ければ日本で活躍できなかった外国人騎手も活躍できたかもしれません。
ですが、競馬初心者はむやみやたらに外国人騎手を買うのはやめましょう。
外国人騎手で買うなら無難にルメールやデムーロを買うことをおすすめします。
また、日本にも優秀な騎手がたくさんいます。
今後も短期免許で色々な外国人騎手が来日するので、どんな活躍をみせてくれるか楽しみです。