競馬を勉強していくと最初にぶち当たる壁が血統です。
競馬の魅力の一つが血統ですが、競馬初心者の方からすればチンプンカンプンの世界です。
正直、血統を知らなくても競馬は楽しめますが、知れば何倍も競馬を楽しめるようになります。
ただ、どうやって血統の知識を付ければいいかわからないと思います。
そんな血統を勉強したいという人におすすめしたいのが「一から始める!サラブレッド血統入門」という本です。
一から始める!サラブレッド血統入門とは
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「一から始める!サラブレッド血統入門」とは2019年4月1日に発売された血統入門書です。
この本は競馬月刊誌「サラブレ」にて連載された企画が書籍化されたものです。
著者は平出貴昭でこれまでに「日本の牝系」や「覚えておきたい日本の牝系100」といった血統に関わる本を多く執筆しています。
血統用語をわかりやすく解説
血統について勉強する際に出てくるのが血統用語です。
この本では「種牡馬」など簡単な言葉から「クロス」や「ニックス」といった聞いたことないような言葉まで解説されています。
特に「クロス」や「ニックス」は血統に詳しくなりたければ知っておかなければいけない言葉ですが、漠然と説明されても競馬初心者には分からないと思います。
この本は全部で17章という構成ですが、15章で「クロス」について、16章で「ニックス」について詳しく解説されています。
どちらの章も代表的な馬をピックアップして、血統表などの図を用いて分かりやすく解説されています。
情報が新しい
この本は2019年4月1日に初版が発行されました。
ですので、収録されているデータなども比較的最近のものばかりです。
血統についての本はたくさん存在しますが、ほとんどの本が本の中で紹介される馬が昔に活躍した名馬ばかりです。
しかし、最近競馬を始めたという競馬初心者の方からすれば、昔の馬のことを紹介されても分からないと思いますし、ピンと来ることもないでしょう。
その点この「サラブレッド血統入門」ならモーリスやサートゥルナーリアなど最近活躍した競走馬の血統を紹介しています。
やはり知っている馬を参考に血統を知っていくほうが頭に入りやすいですし、イメージが湧きやすいです。
この本ではなくても、血統について勉強するならここ数年に出版された本の購入をおすすめします。
血統表や牝系図の見方が説明されている
いくら血統用語について知っても、血統表や牝系図の見方を知らなければ役には立ちません。
この本では、第2章~第4章で血統表や牝系図、父系図の見方が解説されています。
この本は全ページがカラーになっているので、血統表の枠や文字が色分けされていて、とても分かりやすいです。
ページ構成も右ページに血統表などの資料で左ページに解説なので、読みやすいつくりになっています。
最新の種牡馬傾向が載っている
種牡馬適正分布図というのが掲載されており、それぞれの種牡馬が芝かダートどちらよりか、どの距離が適正距離かが一目でわかるようになっています。
種牡馬の傾向についてはネットなどで調べれば出てきますが、分布図のようにパッと見て分かるような解説は少ないと思います。
また、分布図以外にも50もの種牡馬についてのポイントが表になって載っています。
分布図とこの表を参考にして、予想してみるのもいいかもしれません。
「サラブレッド血統入門」 を片手に予想をしていけば、おのずと血統の知識が身についてくるでしょう。
まとめ
「サラブレッド血統入門」を読めば、最低限の血統の知識が身に付くと思います。
競馬を長くやっていけば段々と血統などについて詳しくなっていきます。
ただ、最低限の知識がなければ詳しくなろうにもなれないので、血統入門書を読んで最低限の知識を身につけましょう。
血統について知れば、予想のファクターも増えて予想するのも楽しくなっていきます。
ただ、血統を知ったからといって儲かるとは限らないので、ご注意ください。
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