競馬といえば、中央競馬をイメージする人が多く、競馬好きでも地方競馬はやったことないという人も多いのではないでしょうか。
ここでは、地方競馬初心者の方に向けて、地方競馬の重賞おすすめ5選を紹介します。
もし、地方競馬をやってみようか悩んでいる方は、ここで紹介する重賞から地方競馬の馬券を買ってみてはいかがでしょうか。
川崎記念
毎年1月に行われるので、一年で一番初めのJpn1となります。
ちなみにJpn1って何?という人は競馬のG1とは?G1についてまとめてみたをご覧ください。
正式名称は「農林水産大臣賞 川崎記念」で、創設は1951年なので、かなり歴史のあるレースとなっています。
Jpn1ということもあり、中央競馬から重賞で活躍している強豪たちが何頭も出走してきます。
優勝馬は豪華なメンツばかりで、1990年ロジータ、1996、97年ホクトベガ、2009年カネヒキリなどがいます。
なかでも、日本競馬史上初のG1(Jpn1)を10勝したホッコータルマエはこのレースで2014年~2016年まで3連覇を達成しています。
2020年は圧倒的1番人気のチュウワウィザードが優勝しましたが、2着と4着に地方馬が入るなど、地方馬の活躍が目立ったレースとなりました。
おすすめポイント
川崎記念が行われる1月は中央競馬ではG1が行われず、ダートの大きいレースと言えば東海ステークスくらいしかありません。
そのため、ダートの予想が得意、ダートのほうが好きという人は1月はあまり楽しめません。
なので、ダートの大きいレースが少ない1月に行われる川崎記念はダート好きには楽しみの1戦となっています。
川崎記念は波乱の少ないレースとなっており、12月の有馬記念などで稼いだ人は稼いだ分を人気馬に入れれば、堅実に稼ぐことができるレースとなっています。
毎年、前走が東京大賞典だった馬が3着以内に入っているので、そういった馬の複勝を買えば当たるレースでもあります。
ただ、2020年は前走が東京大賞典だった馬がケイティブレイブしかおらず、ケイティブレイブは6着に敗れてしまったので、今後は注意が必要です。
ジャパンダートダービー
毎年7月に大井競馬場で行われているJpn1です。
3歳限定戦で、位置づけとしてはダートの3歳頂上決戦となっています。
このレースを勝った馬はのちに数多くのG1を制しており、2015年はノンコノユメ、2018年はルヴァンスレーヴ、2019年はクリソベリルといったダート界を牽引している馬ばかりとなっています。
中でもクリソベリルは現在のダート界でNo1ホースと言っても過言ではない馬です。
歴史はまだ浅く、1999年に創設されたばかりのレースです。
基本的には中央所属の馬が優勝しますが、2007年フリオーソ、2009年マグフィニカ、2017年ヒガシウィルウィンなど地方所属の馬も優勝しています。
おすすめポイント
まず、川崎記念と同様にジャパンダートダービーが行われる7月はG1がなく、ダート重賞も少ないのです。
そのため、ジャパンダートダービーは大きいレースであり、かつダート重賞なのでかなり盛り上がります。
また、ダート馬の3歳の頂点を決める戦いなので、ここで好きな馬を作れば、この先のダート重賞を大いに楽しむことができます。
日本ダービーのダート版なので、日本ダービーに感動したという競馬初心者はジャパンダートダービーも楽しむことができるでしょう。
日本テレビ盃
毎年、船橋競馬場で9月末か10月初めに行われるJpn2です。
1954年に創設されたレースなので、歴史はかなり古いです。
ダートの祭典であるJBCクラシックのステップレースであり、優勝馬にはJBCクラシックの優先出走権が与えられます。
そのため、毎年強い馬が多く出走しており、実力も拮抗しているので、予想が難しいレースとなっています。
1998年に距離が1800mに変わって以降、一度も連覇を達成した馬がいないという珍しいレースでもあります。
おすすめポイント
この先のダート戦線で活躍する馬ばかりが出走するので、このレースでそれぞれの馬を見極めれば、JBCやチャンピオンズカップなどで大いに役立てることができます。
2011年以降は毎年JRA所属の馬が優勝しているので、JRAの馬を買っておけば問題ないレースでもあります。
実力が拮抗しているので、単勝で買うのは少し難しいので、オッズは付きませんが複勝でJRAの馬を買えば地方競馬初心者でも的中させることができます。
逆にいえば、地方馬を知らなくても的中させることができるレースとも言えます。
名古屋大賞典
その名の通り、名古屋競馬場で3月に行われるJpn3です。
距離が1900mと他のダート重賞に比べて特殊なレースとなっています。
1977年に創設当初から1900m戦となっており、他のダート重賞とくらべて、変更点が少ないダート重賞でもあります。
1996年に中央・地方全国指定交流競走になってからは、地方所属の馬が優勝したのは2回のみで、2004年以降は毎年JRAの馬が優勝しています。
G1でそこそこ好走する馬が多く出走するレースなので、ダートの中堅レベルの馬を知りたい方は必見のレースです。
おすすめポイント
先ほども紹介したように毎年JRAの馬が優勝しているので、地方の馬を知らなくても問題ないレースとなっています。
そのため、毎年かなり堅く決まるレースなので、狭く厚く入れないと儲かることはできません。
基本的に勝ち馬は逃げ・先行がほとんどでなので、JRA所属の逃げ・先行馬を買えば当たるレースとも言えるでしょう。
エーデルワイス賞
毎年10月に門別競馬場で行わる2歳牝馬重賞です。
2歳牝馬限定のダート重賞は中央には少なく、地方重賞ならではのレースとなっています。
エーデルワイス賞は交流重賞(JRAと地方競馬混合レース)ですが、交流重賞では基本的にJRAの馬が上位を占めます。
実際、日本テレビ盃や名古屋大賞典ではほぼJRAの馬が優勝しています。
しかし、エーデルワイス賞は地方馬の勝率が高く、上位を地方馬で占めることも珍しくありません。
おすすめポイント
2歳重賞なので、出走馬の戦歴も少なく、地方競馬に詳しくなくても予想がしやすいレースとなっています。
地方馬が活躍するレースでもあるので、荒れることが多く、高額配当も狙えるレースでもあります。
また、2歳戦の場合はここで気になる地方馬を見つけておけば、これから先、地方競馬をより一層楽しむことができます。
実際、エーデルワイス賞で上位入選した馬は、後の地方重賞で好走しています。
地方競馬初心者で荒れるレースが好きな人はエーデルワイス賞を買いましょう。
まとめ
今回紹介した地方競馬の重賞は全て交流重賞となっているので、JRAの馬も出走してきます。
地方馬だけの重賞も面白いレースがたくさんあるので、まずは交流重賞で地方競馬に詳しくなってから、地方馬だけの重賞を楽しみましょう。
どの重賞も地方競馬の知識がなくても予想できるレースなので、気になる方は馬券を購入してみてはいかがでしょうか。