競走馬がデビューできるのは2歳馬からとなります。
2歳馬はキャリアが浅いうえに、新種牡馬の産駒などもいるので、予想するのが難しいです。
特に競馬初心者にとっては参考にする情報が少ないので、2歳戦はやらないという人も多いかと思います。
ここでは、2歳戦の予想方法など、競馬の2歳馬についてまとめてみました。
2歳戦のおすすめのデータもいくつか掲載しています。
2歳戦はいつから
まず、競馬の2歳戦は6月ころから始まります。
基本的にはダービーの翌週から2歳新馬戦がスタートします。
ただ、門別競馬や南関東競馬などの地方競馬は5月から2歳新馬戦を行っています。
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では、2歳未勝利戦はいつからと言うと、6月3週目あたりから開催されます。
たとえば、2022年は6月4日(土)に2歳新馬戦が行われ、6月18日(土)から2歳未勝利戦が開催しています。
2歳戦の予想方法
2歳戦の予想方法をいくつか紹介します。
この予想方法通りに予想してもいいですし、いくつかを組み合わせて予想するのもいいかもしれません。
血統から予想
2歳馬はキャリアが浅いので近走の成績をもとに予想するのは難しいです。
なので、近走の成績などは関係のない、血統から予想するのがいいかもしれません。
一番簡単なのは、そのコースでの成績がいい種牡馬を選ぶことです。
たとえば、ロードカナロア産駒の東京芝1400mの成績は下記のようにいいです。
ロードカナロア産駒の東京芝1400mの成績(2021年~2022年3月)
東京芝1400m | 勝率21.5% | 連対率24.6% | 複勝率29.2% |
それなら、東京芝1400mでの2歳戦はロードカナロア産駒を中心に買えば済みます。
データはnet keibaやJRA-VANなどで見ることができるので、そのコースに強い種牡馬がまるわかりです。
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ただ、より深く考えるのであれば、
早熟傾向のある血統やどういう血統構成かを見ていく必要があります。
母から予想
これも血統に似た感じで、お母さんが重賞勝ちのあるような名馬だと、その子供は活躍する傾向が高いです。
もちろん、全てに当てはまるわけではありませんが、比較的その傾向が高いです。
たとえば、2022年6月4日の東京2歳新馬戦で勝利したノッキングポイントのお母さんはチェッキーノという馬でした。
この馬は3歳時にG2のフローラステークスを勝ち、その年のオークスでも2着と活躍した馬です。
このように、お母さんが名馬だと、その子供も同じように活躍する場合が多くあります。(少なくとも新馬、1勝クラスは勝つことが多いです。)
調教タイムから判断
調教タイムを参考に予想する方法もあります。
純粋に調教のタイムが早い馬を買うのもいいですし、調教を行うたびにタイムを縮めてきている馬なども狙い目です。
ただ、競走馬にも特性があり、調教ではあまり動かないのに、レースでは好走する馬もいるので注意は必要です。
厩舎コメントから判断
競馬新聞などには厩舎コメントが載っています。
そのコメントをもとに状態や今回への真剣度を判断する予想方法です。
たとえば、「追うごとに素軽さが出てきてた。初戦から」などというコメントがあれば
状態がよく、調子がいい馬ということが判断できます。
一方、「乗り込んではいるけど、もう少し時計が詰まってほしい。使いながらの印象です。」とあれば、まだここが狙い時ではないと判断できます。
もちろん、厩舎コメントで弱気なのに終わってみれば、快勝なんてこともあります。
ただ、状態面を判断するにはコメントを活用するのも一つの手です。
厩舎コメントは役に立つのか?無料で見るには?厩舎コメントについてまとめてみた
前走のメンバーを比較
2歳新馬戦や未勝利戦は能力差のバラバラな馬が集まります。
たとえば、後にG1を勝つような何頭も出ている新馬戦もあれば、未勝利レベルの馬しかいない新馬戦などもあります。
なので、2歳未勝利戦の場合は前走どんなメンバー相手にどんな競馬をしたか見てみましょう。
たとえば、前走の新馬戦で5着だった馬がいたとします。
ですが、その新馬戦の2~4着の馬がいずれもその後、未勝利戦を勝っていたとしたら、この馬も評価をすべきです。
未勝利戦を勝つようなレベルの相手と戦って5着であれば、今回の未勝利戦でも十分に好走する確率があるからです。
なので、前走の馬の動向を見るとその馬の能力値がある程度分かります。
2歳戦のおすすめデータ
2歳戦でおすすめの騎手、調教師、種牡馬などを紹介します。(2019年~2021年)
ジャンル | 勝率 | 複勝率 |
福永祐一騎手 | 24.4% | 55.4% |
友道調教師 | 30.6% | 59.7% |
ドレフォン産駒 | 12.6% | 29.0% |
1月生まれ | 10.8% | 30.8% |
母父ディープインパクト | 10.6% | 31.8% |
上記に当てはまる馬が2歳戦にいたら、狙ってみるといいかもしれません。
特に川田騎手と友道厩舎は複勝率が50%を超えているので、複勝で買えばほぼ2回に1回は当たる確率となっています。
とはいえ、それなりに人気にもなるので、オッズを見て判断しましょう。
2歳戦を当てたいなら
まずは、2歳戦の馬券を当てるということに重きを置きたいなら地方競馬がおすすめです。
何と言っても、地方競馬は出走頭数が少ないので当たりやすいです。
特に2歳新馬戦などは6頭立てなどかなり頭数が少ないので、適当に買っても当てることは十分に可能です。
たとえば、2022年に浦和競馬で行われた2歳戦では7頭立てで、単勝オッズ77倍の7番人気の馬が勝ちました。
全頭を単勝100円で買っても大幅なプラスとなります。
なので、2歳戦で当てたいなら地方競馬をおすすめします。
地方競馬の馬券はこちらから買えます。
まとめ
2歳戦は難しいです。
ですが、血統や調教、前走のメンバーなどを見ることによって勝ち馬が見えてきます。
また、データを使った予想も効果的ですので、活用してみましょう。