競馬はやったことないけど、競馬に関する言葉を知っている人は多いでしょう。
ここでは、競馬初心者の方でも聞いたことがある競馬に関する言葉を詳しく解説します。
言葉の意味をちゃんと知れば、競馬の魅力をより一層知ることができます。
G1
中央競馬ではレースごとに格付けされています。
G1はその中でも、最高格付けの競走となっています。
現在G1は障害競争も含めて26レースあり、1,7,8月以外の月にG1は開催されています。
G1は賞金も他のレースとは段違いです。
一番高いのが有馬記念と宝塚記念の3億円となっています。
ちなみにJpn1というのもあります。
G1は国際競争でJpn1は日本調教馬限定競走というのがG1とJpn1の違いです。
キタサンブラック
2018年まで競馬界を盛り上げてくれた名馬です。
テレビなどでもよく話題になっていた馬なので、知っている人は多いでしょう。
武豊ジョッキーとのコンビの印象が強いですが、デビューから菊花賞制覇までは北村宏司ジョッキーだったことも忘れてはいけません。
オーナーが北島三郎だったことも、この馬の知名度を上げてくれました。
成績も素晴らしく、有馬記念や天皇賞などG1を7勝しました。
通算獲得賞金が18億7684万円で、JRA歴代1位の記録となっています。
現在は種牡馬として次期スターホースを誕生させるため、頑張って種付けしています。
有馬記念
競馬初心者の方によく「年末に何か大きいレースがあるんでしょ?」と言われますが、それほどまでに知名度のあるレースです。
年末というよりはだいたいクリスマス前後に行われます。
1年の総決算という意味合いも強いレースですが、有馬記念の次の週にホープフルステークスというレースが出来たので、1年の最後という位置づけを失ってしまいました。
ただ、知名度や人気はG1レースの中では日本ダービーや天皇賞と共に高いです。
有馬記念はファン投票で出走馬が決定します。
ですので、ファンから愛されている馬が多く出走するレースとも言えます。
ファン投票は誰でもできるので、競馬初心者の方も1頭くらい好きな馬を作っておき、投票してみてはいかがでしょうか。
3連単
競馬以外でも競輪やボートレースにもある買い方です。
3連単は1,2,3着を順番通りに当てる馬券です。
当てるのが難しい分、高配当を狙える馬券です。
3連単の知名度が高い理由として、3連単で数百万当たったなどの話をよく聞くからだと思います。
何故当てるのが難しいかというと、3連単の1点買いの場合18頭立てのレースだと4896分の1の確率となります。
10頭立てでも720通りなので、なかなか当たりません。
買い方を工夫してBOX買いや流しで買えば的中する確率は上がりますが、点数が増えるので購入金額が増えます。
ハイリスクハイリターンなのが3連単と覚えてもらってもいいと思います。
三連単5頭ボックスとは?買い方は?三連単5頭ボックスについてまとめてみた
差し
競馬場やWINSで「差せぇーーー」と叫んでいる人は結構います。
こういったことから、競馬初心者の方もこの言葉を聞いたことがある人は多いでしょう。
差すとは、最後の直線などで後ろから前にいる馬を交わすことを言います。
競馬をやっている人の多くは、「抜け」ではなく「差せ」と言います。
ちなみに差し馬とは、レース中盤までは後方にいて、最後の直線で脚を使って、前の馬を交わしていく脚質の馬のことです。
穴
ギャンブルでよく使われている言葉です。
穴馬とは人気はないけど、勝ちそうな馬のことをさします。
穴狙いとは人気のない馬を買って、高配当を得ようとすることです。
少額で大金を狙いたいのなら、穴馬を狙うことをおすすめします。
競馬は堅実派か穴党派でだいたい分かれると思います。
地方競馬
競馬は中央競馬と地方競馬に分かれています。
この2つは主催が違います。
JRA(日本中央競馬会)が中央競馬、NAR(地方競馬全国協会)が地方競馬です。
競馬を知らない人がイメージする競馬はほぼ中央競馬です。
ディープインパクトやキタサンブラック、武豊騎手、藤田菜七子騎手などは全て中央競馬所属です。
有馬記念や日本ダービーも中央競馬主催のレースです。
一方、地方競馬は中央競馬よりも規模が小さく、レースの質や賞金も中央競馬より劣ります。
ただ、平日開催やナイターもあり、競走馬も頻繁に出走するなど中央競馬にはない魅力があります。
ナイター競馬は魅力がたくさん!ナイター競馬についてまとめてみた
競馬初心者が勘違いしやすいのが、ローカル開催です。
中央競馬でも函館や福島、小倉など地方で開催される時があります。
これは地方競馬とは呼ばず、ローカル開催であり、中央競馬が主催のレースです。
予後不良
よくトレンド上位に予後不良と来ることがあるので、言葉だけは知っている人も多いと思います。
予後不良とは、競走馬がケガや病気をした際、回復が困難で、安楽死処置と診断された状態を指します。
レースで無理をして骨折したり、他馬と接触して転倒したりなど競走馬は大きなケガをする可能性が常にあるため、予後不良の件数は少なくありません。
まとめ
競馬を始めると分からない言葉がたくさん出てくると思います。
しかし、それらの言葉も時間が経てば分かってきます。
まずは競馬を楽しんで、それから細かい部分を覚えてみてはいかがでしょうか。
JRAの場外馬券嬢で働いていたころを思い出し、
懐かしくなりました。G1手当とか出ていたなあ。