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競馬の返し馬とは?見方は?返し馬についてまとめてみた

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競馬をやっていると、返し馬という言葉を時折耳にするかと思います。

 

ただ、返し馬は競馬の中でもマニアックな部類の言葉ですし、解説しているサイトもあまり多くないです。

 

ここでは、競馬の返し馬とは何なのか、返し馬の見方など返し馬について紹介します。

 

 

返し馬とは

 

 

返し馬とは、レース前にそれぞれの馬が行うウォーミングアップのことです。

 

馬場に入場し、レースが始まるまでコース内をゆっくり歩いたり、軽く走ったりするのを返し馬と言います。

 

基本的に返し馬を見ている人は少ないです。

とはいえ、近年はパドックだけでなく、返し馬の重要性に気付いているファンも増え、注目度は上がっています。

 

ただ、本馬場入場するのがレース発走から15分くらい前なので、返し馬が見られるのは10分程度です。

 

返し馬が行われた後に、各馬が発走地点まで行き、レース開始を待ちます。

 

 

返し馬は意外と重要

 

某有名騎手は返し馬が一番重要と述べています。

 

返し馬でその日の馬の体調などを把握したり、初めて乗る馬だとどういった特徴や癖があるのかを確認するので、非常に重要らしいです。

 

傍から見ていると、ただ馬が走っているように見えますが、騎手にとって返し馬は重要な作業なのです。

 

 

返し馬を見るには

 

返し馬は競馬場やWINS(場外馬券場)で見ることができます。

他にも、有料競馬中継チャンネルのグリーンチャンネルでも見ることができます。

 

ただ、JRAが無料で放送しているネット中継では、返し馬は放映されていません。

また、地上波でも重賞など大きいレースでは返し馬が放送されますが、それ以外のレースは基本的に放送されません。

 

そもそも、返し馬を重視している人は少ないので、必然的に返し馬の中継はカットされてしまうのです。

 

ただ、地方競馬の場合はオッズパークや地方競馬ライブなど、色んなサイトで返し馬の中継をみることができます。

オッズパークの評判は?良い点は?悪い点は?

 

 

返し馬の見方

 

 

競馬初心者だと返し馬の見方はよく分からないと思います。

 

ここでは、返し馬の見方やポイントをいくつか紹介します。

 

 

いれ込み具合をチェック

 

いれ込むとは競走馬が興奮し、落ち着かない状態のことを指します。

 

いれ込むと体力を消耗し、レース早々でバテたり、時には制御不能で暴走したりしてしまいます。

 

いれ込み具合は返し馬でチェックできます。

 

まず、いれ込みが激しい馬は汗をものすごくかいています。

どんな馬も汗はかきますが、その量が尋常ではない場合は入れ込んでいると判断できます。

 

なので、返し馬を見て、どのくらい発汗しているかを見ましょう。

 

発汗している馬はゼッケンあたりから白い泡が出ています。

 

騎手の制御が効いているか

 

返し馬の際に、騎手が手綱を引っ張り続けている場合は馬がいれ込んでいます。

 

通常の返し馬は騎手が無理に手綱を引っ張ることなく、スムーズに馬が走っています。

 

ですが、馬が走り過ぎないように手綱を引っ張り続けているにも関わらず、そのまま勢いを落とさず走ろうとしている馬は入れ込んでいる場合が多いです。

 

時には騎手を振り落とそうとする馬もいます。

 

基本的に競馬初心者でもいれ込んでいる馬はなんとなく分かります。

 

 

返し馬を見比べる

 

返し馬でいれ込み具合をチェックしようと言いましたが、たった1度の返し馬を見ただけでいれ込み具合を判断するのは危険です。

 

と言うのも、普段からいれ込むのが当たり前の馬もいます。

 

いれ込んでいたとしても、普段からその状態が当たり前なので、これと言ってマイナス要素にはならないのです。

また、返し馬で見て、いれ込んでいると感じても、実際はいつもよりは落ち着いているというパターンもあります。

 

なので、返し馬を見る時はその馬の過去の返し馬と見比べてどうなのか判断しましょう。

 

日ごろから返し馬を見たら、その馬の特徴をメモしておくことをおすすめします。

 

返し馬をしない馬には要チェック

 

返し馬を行わずに、発走地点まで歩いていく馬も中にはいます。

 

要はウォーミングアップをしないで、レースに出る馬もいるのです。

 

基本的に返し馬をしない馬は何かしらのマイナス要素を持っています。

 

たとえば、返し馬をするといれ込み過ぎてしまったり、出来る限り体力を使いたくない理由があるなど。

競馬初心者でもできる人気馬の消し方

 

 

パドックと見比べる

 

馬の状態を確認するのに役立つのがパドックです。

 

パドックとは、レース前に厩務員に引かれて周回する場所です。

多くの予想家がパドックで馬のいれ込み具合や毛ヅヤ、発汗具合などを確認しています。

 

パドックはレース発走30分前くらいから見ることができます。

 

基本的に返し馬で馬の調子を確認する予想家は少なく、ほとんどの人がパドックを見て調子を判断しています。

 

ただ、パドックと返し馬の間で調子が変わる馬も中にはいます。

 

たとえば、パドックでいれ込んでいた馬が返し馬になると落ち着くなど。

なので、パドックだけを見て、調子を判断するのは危険とも言えます。

 

 

返し馬を見る人はネット投票がおすすめ

 

返し馬はレース発走10分前くらいに行われます。

 

そのため、返し馬を見てから馬券を買おうとすると、時間がギリギリになってしまいます。

 

特に紙の馬券の場合はマークシートを塗って、発売機まで行き、馬券を購入しないといけません。

また、マークシートの場合はレース発走の2分前が締め切りとなっています。

 

一方、ネット投票の場合は締め切りが1分前なうえに、スマホ1台でサクッと馬券を購入することができます。

 

なので、返し馬を見て予想するならネット投票がおすすめです。

ネットから馬券を購入する方法

 

中央競馬なら即パット、地方競馬ならオッズパークや楽天競馬などで馬券を購入することができます。

どのサイトも入会費、年会費等は無料なので、返し馬を予想のファクターに入れたい人はいずれかのサイトに加入しましょう。

 

楽天競馬

 

 

競馬は忙しい

 

返し馬がレースの15分前、パドックが30分前ですから、返し馬やパドックを参考に予想する場合、1レース予想するだけでかなりの時間を要します。

 

さらに、競馬は最大で3つ競馬場で同時に開催されます。

そのため、各競馬場のレースを予想するとなると、とにかく忙しいです。

 

なので、毎回パドックや返し馬も見て予想するのは、あまりおすすめはしません。

レースを絞って予想する場合は別ですが、多くのレースを購入する場合は時間に追われて、逆にまともな予想ができなくなってしまいます。

 

もし、多くのレースの馬券を購入したい場合は、無料の買い目を参考にしましょう。

 

買い目の場合は、その通りに買うだけで完結します。

 

無料の買い目はこちら▼

 

まとめ

 

返し馬とはレース前のウォーミングアップのことです。

 

返し馬を見る際はいれ込み具合などを確認しましょう。

 

また、返し馬を重要視している人はネット投票がおすすめです。

 

 

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