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競走馬の年齢の数え方は?競走馬の年齢についてまとめてみた

投稿日:2021年1月24日 更新日:

 

競走馬の年齢の数え方は人間とは少し異なります。

 

また、競馬には年齢によって出走できないレースなども存在します。

多くの競馬初心者の人は何歳から競走馬がレースに出走できるのかも分からないと思います。

 

ここでは、競走馬の年齢の数え方など競走馬の年齢について紹介します。

 

 

 

競走馬の年齢

 

 

まず、競走馬の年齢のことを一般的に馬齢(ばれい)と呼び、0歳馬のことは当歳馬(とうさいば)と呼びます。

 

馬齢を人間換算すると、1歳につき大体6~8歳と言われているので、2歳馬だと人間でいう12~16歳、3歳だと18~24歳程度となります。(諸説あります。)

 

競馬では競走馬の年齢の数え方やレースに出走できる年齢など色んなルールが存在します。

 

 

競走馬は1月1日に年を取る

 

人間の場合、誕生日を迎えるたびに年を取ります。

 

しかし、競走馬は誕生日を迎えても年を取りません。

 

競走馬は生まれた年が0歳(当歳)で、その年の12月31日まで0歳とカウントされ、翌1月1日から1歳となります。

 

たとえば、2017年4月1日生まれの競走馬がいたとします。

この場合、2017年の間は0歳となり、2018年1月1日から1歳となります。

 

つまり、2018年4月1日を迎える前に年を取るのです。

以下の表を見てもらえば分かりますが、誕生日でなく1月1日に年を取ります。

 

例:2017年4月1日生まれの年齢の数え方

年齢
2017年4月1日 0歳
2017年12月31日 0歳
2018年1月1日 1歳
2018年4月1日 1歳
2019年1月1日 2歳
2019年4月1日 2歳
2020年1月1日 3歳
2021年1月1日 4歳

 

これは全ての馬に共通のことで、誕生日が2月だろうが5月だろうが1月1日に年を取ります。

 

 

2000年までは生まれた年が1歳

 

実は2000年までは生まれた年が1歳とされていました。

 

しかし、国際基準に合わせるため今の数え方に変更されました。

 

なので、2000年以前に今の3歳しか出走できない日本ダービーに4歳馬が出走しているのは年齢の数え方が途中で変更になったからです。

 

 

2歳からレースに出走できる

 

中央競馬、地方競馬ともに2歳からレースに出走することができます

中央競馬と地方競馬の違いを解説!

 

中央競馬の場合は毎年6月から新馬戦が組まれているので、2歳の6月からレースに出走することができます

 

一方、地方競馬の場合は4月から新馬戦がスタートしています。

ただ、5月スタートの時期もあったりと毎年同じとは限りません。

 

ですが、2歳戦が多く組まれている北海道の門別競馬は基本的に4月から2歳戦が行われています。

新馬戦の予想方法を紹介【競馬初心者向け】

 

ちなみに、2歳の間は3歳や4歳馬などと戦うことはなく、全て2歳馬同士のレースとなります。

 

 

クラシックレースは3歳限定

 

 

競馬にはクラシックレースと呼ばれる3歳限定のレースがあります。

競馬のクラシックレースとは

 

桜花賞、皐月賞、オークス、日本ダービー、菊花賞の5つがクラシックレースとなっており、ディープインパクトやキタサンブラックなど往年の名馬の多くがクラシックレースで優勝しています。

 

3歳馬しか出れないレースなので、どんな競走馬も一生に一度しか出走できません。

なので、レースの格も高いですし、出走するだけでもかなり凄いことではあります。

 

そんな大変なレースですが、2020年にはコントレイルという馬が皐月賞、ダービー、菊花賞の全てを無敗のまま優勝するという快挙を達成しました。

同じくデアリングタクトという馬も桜花賞、オークス、秋華賞という主要な3歳牝馬限定戦を無敗のまま優勝しました。

 

 

競走馬の引退年齢

 

中央競馬では年齢に上限を設けていないので、4歳以上など制限はありますが上は何歳の馬でもレースに出走することができます

 

そのため、4歳と8歳が一緒に戦うレースなど、年齢差のあるレースが多々あります。

 

とはいえ、基本的に6歳前後で引退する馬が多く、長くても8歳くらいで引退します。

 

また、G1で活躍している馬などは種牡馬や繫殖馬として引退後の仕事もあるので、引退時期も早いことが多いです。

 

名馬の引退時の年齢

ディープインパクト(牡) 4歳
ブエナビスタ(牝) 5歳
ウオッカ(牝) 6歳
キタサンブラック(牡) 5歳
ホッコータルマエ(牡) 7歳
アーモンドアイ(牝) 5歳
ウインブライト(牡) 6歳

 

2021年1月時点での現役馬で最高齢は11歳ですが、数頭しかおらず、牝馬に限ると10歳以上の現役馬はいません。

 

一方、地方競馬は中央競馬よりも高齢の馬がたくさんいます

地方競馬は中央競馬で通用しなくなった高齢馬がよく移籍してくるので、必然的に高齢馬が多くなるのです。

 

10歳以上の馬が多くいますし、名古屋競馬には17歳というとんでもない高齢馬が走っています。

 

ただ、地方競馬だと高齢馬は一定の成績を収めないと、レースに出走できなくなってしまいます。

2021年の引退馬についてまとめてみた【引退馬一覧】

 

 

 

競走馬のピークは4~6歳

 

一般的に競走馬のピークは4~6歳と言われています。

もちろん個体差があり、3歳の春ごろにピークを迎える早熟馬や7歳ごろに覚醒する晩成型の馬もいます。

 

ですが、だいたいの馬は4歳以降に精神的にも肉体的にもしっかりしてきて、十分な能力を発揮できるようになると言われています。

 

実際、近年のG1で優勝した馬の多くが4~6歳となっています。

 

また、若い馬は精神的にも幼く、レース中でも物見をしたり、本気で走らなかったりとベストパフォーマンスを発揮するのが難しいです。

 

一方、高齢になってくると馬がズブくなり、エンジンのかかりが遅くなったりしてきます。

 

基本的に兄弟が早熟な馬は同じような傾向になりやすいなど、血統によってピークの時期が変わってきます

競馬の血統を勉強するなら「サラブレッド血統入門」がおすすめ

 

 

年齢によって斤量も変わってくる

 

競馬では負担斤量というのがありますが、負担する斤量は競走馬の年齢によって異なります

競馬の斤量とは?斤量の影響は?斤量についてまとめてみた

 

たとえば、有馬記念ではオスの3歳馬は55kg、4歳以上は57kgと約2kgの差があります。

 

この斤量差はレースによって変わってきますが、主に3歳馬が4歳以上の馬と戦うときに軽くなります。

競馬では4歳以上の馬のことを古馬と呼びますが、古馬同士のレースではあまり年齢による斤量差はありません。(4歳と5歳以上では差がある)

 

また、斤量の差は年齢だけでなく性別によっても変わってきます。

競馬の牝馬とは?読み方は?牝馬についてまとめてみた

 

 

まとめ

 

競走馬の年齢の数え方は生まれた年が0歳で、翌年の1月1日をもって1歳となります。

なので、誕生日に関係なく全ての馬が同時に年を取ります。

 

また、レースには2歳から出走でき、レースによっては3歳しか出走できないレースなども存在します。

 

地方競馬では高齢馬も活躍しており、10歳以上の馬もたくさんいます。

 

多くの馬は引退後どうなるのか不明なので、できるだけ長く現役を続けられる方が馬にとってはいいのかもしれません。

 

 

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