競馬には知っていてもそれほど役に立たない競馬雑学がたくさん存在しています。
競馬に詳しくなっていくと知りたくなくても、必然的に知ることになる雑学をここでは競馬初心者に向けて紹介します。
覚える必要はないので、気楽にご覧ください。
踏み切ってジャンプ
言葉だけ見ると何のこっちゃだと思いますが、これは障害レースで馬が障害を飛越する時の実況の言葉です。
正確に言えば、山本直也アナウンサーが障害レースの時に使うセリフです。
初めて聞いた時は一体なんと言っているのか分かりませんでした。
かろうじてジャンプは聞き取れても、その前が何と言っているのか分かりません。
しばらく聞いても「てけてってんジャンプー」と言っているとしか思えませんでした。
同じように聞き取れていない人は多いようで、ヤフー知恵袋などでもたびたび質問されています。
兄弟は母親が同じ時だけ使う
競馬では同じ母親から生まれた馬を兄弟と言います。
ですので、父親が同じで母親が違う場合は兄弟とは言いません。
当然と言えば当然のことで、種牡馬になると年に何百頭も種付けするので、父親が同じ馬はとてつもなくいます。
もし父親だけでも兄弟と言うのであれば、ディープインパクトを父に持つ馬は兄弟が1600頭以上いることになってしまいます。
ちなみに、父親だけ違う場合は半兄弟、父親も同じ場合は全兄弟と言います。
競馬の全兄と半兄の違いは?競走馬の兄弟関係についてまとめてみた
ウォッカではなくウオッカ
牝馬でダービーを制した歴史的名馬がウオッカです。
競馬をやっていれば名前くらいは聞いたことがあると思いますが、名前だけ聞くと「ウォッカ」だと勘違いしてしまいます。
馬名の由来はお酒のウォッカなのですが、馬の名前はウオッカですのでご注意ください。
競馬界は親族だらけ
父親が調教師で、子供が騎手など、競馬界は血のつながりが深いです。
たとえば、横山典弘騎手は子供と甥が現役の騎手、父と兄が元騎手、叔父と義弟が調教師と親族のほとんどが競馬関係者です。
横山騎手に限らず、多くの騎手や調教師は親族に競馬関係者がいます。
毎年、デビューするジョッキーたちも、2世や3世の子が多いです。
蹄(ひづめ)に神経はない
競走馬は基本的に蹄鉄(ていてつ)と呼ばれるものを装着します。
蹄鉄とは馬の蹄(ひづめ)を保護するU字型の保護具です。
その蹄鉄を馬の蹄に打ちつけます。
打ちつけているシーンをテレビなどで見ると、鉄を脚に打ちつけられて馬は相当痛いんじゃないかと思ってしまいます。
しかしそんなことはなく、実は蹄には神経がないのです。
なのでいくら釘を打ちつけられようが何も感じないのです。
ちなみに、レースで負けた時に関係者が「落鉄の影響でベストなパフォーマンスが出せなかった」といったコメントを目にすることがあるかと思いますが、これは単純にレース中に蹄鉄が外れたということです。
人間もダッシュしている途中で、靴が脱げればそれなりに影響を受けますからね。
雨でもレースは行われる
基本的に雨が降っていようがレースは行われます。
プロ野球などは雨天中止もありますが、同じ屋外競技でも競馬は行われます。
ただし、半端ない量の雨や雪、雹の場合は中止されることがあります。
前日から中止がアナウンスされている場合は、月曜日に代替開催されることが多いです。
実は天候も予想の重要なファクターとなっています。
天候で馬場状態が変わるので、予想家たちはレース当日の天候も気にしています。
馬場状態が競馬に与える影響とは?馬場状態についてまとめてみた
騎手に定年はない
騎手には定年制度がないので、いくつになっても騎手を続けることができます。
ただ、騎手には騎手免許というものが必要でその騎手免許を更新すれば騎手を続けることができます。
騎手免許などについては以前書いた記事をご覧ください。
定年はないですが騎手はとても大変な職業で、身体能力が衰えれば怪我をするリスクも高まるので、ヨボヨボになってまで騎手を続けようとする人はいません。
ただ、地方競馬には的場文男という60歳を超えても現役を続けていて、なおかつ第一線で活躍しているスーパースターがいます。
タイムオーバーが存在する
競馬にはタイムオーバーという制度が設けられています。
レースによってタイムオーバーの時間は変わりますが、大体1着の馬から3~5秒以上離れてゴールするとタイムオーバーになってしまいます。
タイムオーバーになると1ヶ月間レースに出走することができなくなってしまいます。
まとめ
今回紹介した雑学は競馬をやっていけば自然と覚えていきます。
予想する上で必要な知識はいくつかありますが、競馬知識がなくても馬券は買えますし、儲けることも可能です。
もっとためになる競馬知識を身に着けたい人は当ブログをじっくりご覧ください。