競馬をやるにあたって、競馬用語というのが出てきます。
普段の生活には聞きなじみのない言葉なので、競馬初心者の方は分からないと思います。
ここでは、競馬初心者の方が知っておいた方がいい競馬用語を紹介します。
牡馬、牝馬
JRAのCMでも流れているので、ご存じの方もいるかもしれません。
牡馬(ぼば)、牝馬(ひんば)と読みます。
牡馬はオス、牝馬はメスという意味です。
ちなみに騸馬(せんば)というのもいます。
騸馬は去勢された牡馬のことを指します。
新聞には牡、牝、セン、と書かれることが多いです。
競馬には牝馬限定戦というのもあり、牝馬同士だと活躍する馬もいます。
また、牡馬と牝馬では負担する斤量(重さ)も違ってきます。
当然ながら、牡馬の方が重いです。
脚質
脚質とは走行の方法に関する分類のことです。
これだけではよく分からないと思うので、おおざっぱに言うとレースの最中どこにいるかということです。
脚質は主に4種類あります。
逃げ
スタート直後から先頭に立って、走ることです。
初心者の方はこの脚質の馬を買うことをおすすめします。
レースが見やすいですし、最後の直線まで常にワクワクを楽しむことができます。
先行
逃げ馬の後ろの位置で走ることです。
差し
中団から後方で走ることです。
追い込み
後方で走り、最後の直線で力を出す走り方です。
レース序盤は後ろにいるので、心配になりますが、最後の直線で前の馬たちを抜き去った時は爽快な気分を味わうことができます。
脚質についてもっと詳しく知りたい人は以下の記事をご覧ください。
パドック
発走前にレースに出走する馬が周回するところです。
近くで馬を観察することができます。
予想の仕方などが分からない方は、パッドクで気に入った馬を買ってみるのもいいと思います。
パドックでは元気に歩き回る馬やしょんぼりと歩く馬、うんちをしながら歩く馬など色んな馬がいます。
見ているだけで楽しめるので、時間があるなら行ってみてはいかがでしょうか。
基本的にパドックで落ち着きがなく、暴れまわっている馬はマイナス評価です。
美浦、栗東
美浦(みほ)、栗東(りっとう)と読みます。
美浦トレーニングセンター(茨城)と栗東トレーニングセンター(滋賀)があります。
初心者の方が覚えたほうがいいことは「美浦は関東、栗東は関西」ということです。
なので、関東に所属する馬は美浦で調教、関西に所属する馬は栗東で調教します。
新聞などで美浦とあれば関東のことかと思うくらいで大丈夫です。
斤量
斤量(きんりょう)とは、レースに出走する馬が背負う負担重量のことです。
決め方はレースによって違います。
馬の年齢や獲得賞金で決めるレースもあれば、ハンディキャッパーによって決められるレースもあります。
時々、人気のない馬が軽い斤量を味方につけて勝つことがあります。
一概には言えませんが、力のある馬はもちろん獲得賞金なども多いので斤量が重くなる傾向にあります。
オッズ
オッズとは馬券が当たった時の倍率のことです。
例えば、単勝のオッズが3倍なら100円買ったら300円になって返ってきます。
競馬用語ではないですが、競馬ではよく聞く単語です。
オッズが高いほど、当たった時の配当が大きくなります。
競馬では、オッズを参考にしながら馬券を買うことがほとんどです。
オッズを見ながら、どの買い方が一番儲かるのか考えて馬券を購入します。
単勝などを買う分にはオッズをそれほど見る必要はありませんが、馬単や3連単など様々な買い方をする場合はトリガミになる可能性があるので注視が必要です。
トリガミ
競馬だけに限らず、ギャンブル全般で使われる言葉です。
トリガミとは、馬券が当たったのにマイナス収支の時に使われる言葉です。
たとえば、3連単5頭ボックスを買ったとします。
3連単5頭ボックスは1点100円で買うと6000円かかります。
この3連単馬券が的中し、5000円の払い戻しを受けたとします。
すると、6000円使ったのに5000円しか戻ってきていないので、-1000円となってしまいます。
このように、馬券が的中しているのにマイナスになることをトリガミと言います。
競馬初心者は一度にたくさんの種類の馬券を買ってしまうのでトリガミが多いです。
G1
聞いたことがある人も多いでしょう。
競馬にはレースごとに格付けされており、G1は格付けの一番上のレースです。
競馬初心者でも知っている有馬記念や日本ダービーがG1です。
G1の下のクラスがG2、その下がG3となっています。
G1以外にもJpn1と呼ばれるものもありますが、競馬初心者の場合は覚えなくてもいいです。
詳しく知りたい方は以下の記事をご覧ください。
まとめ
競馬初心者が知っておいた方がいいオッズやG1などの競馬用語について紹介しました。
競馬用語を知らなくても競馬は楽しめますが、知っておけばより一層楽しむことができます。
これから競馬を趣味にしていこうと考えている人は、今回紹介した競馬用語を覚えておけばとりあえず大丈夫です。