スポーツ選手の中でも年収が高いのが騎手(ジョッキー)という職業です。
競馬には中央競馬と地方競馬があり、数多くの騎手が存在します。
華のある職業ですが、騎手になるまでには相当な苦労が必要となります。
ここでは、騎手になる方法や競馬学校について紹介します。
騎手免許
そもそも騎手になるには騎手免許が必要で、この免許がなければレースに騎乗することはできません。
騎手免許は中央競馬と地方競馬それぞれが試験を行い、免許を交付しています。
ちなみに、騎手免許は国家資格となっています。
騎手免許は毎年更新が必要で、試験を受けて不合格になると失効します。
そして、この騎手免許を取るのに必要なのが競馬学校です。
競馬学校
中央競馬や地方競馬の騎手になるには基本的に競馬学校に通う必要があります。
中央競馬と地方競馬は騎手免許が別なので、中央競馬の場合はJRA競馬学校、地方競馬の場合は地方競馬教養センターに入学しないといけません。
競馬学校で学んだ後に騎手試験を受けて、合格できた人が騎手になることができます。
この競馬学校に入学するのが、騎手になる上で一番大変な部分と言っても過言ではありません。
JRA競馬学校
中央競馬の騎手になるために通うのがJRA競馬学校です。
JRA競馬学校は毎年募集されています。
5月~7月に願書を受け付け8月~10月の間に1次試験と2次試験が行われます。
合格発表は10月の下旬ごろに行われ、翌年の4月に入学します。
試験内容は身体検査や学科試験、面接が1次試験で行われ、それに合格すると2次試験の実技や面接に進むことができます。
合格者数は毎年少なく、応募者が百数十人に対し、合格者は1ケタなので倍率が非常に高いです。
そもそも誰でも入学試験が受けられるわけではありません。
年齢が15歳以20歳未満であったり、体重の制限や視力が0.8以上など細かい応募資格が存在します。
ですので、騎手になりたいと思っても競馬学校の応募資格をクリアしていなければ、スタートラインにも立つことができません。
競馬学校に入学すると、3年間の寮生活が始まります。
騎手になるためのほとんどを3年間で学ぶことになります。
3年間学んだ後にJRAの騎手免許試験を受け、合格すると騎手になることができます。
ただ、競馬学校で3年学び、騎手免許試験を受けるまで行ければほとんど合格したようなものです。
落ちるということはあまりないです。
地方競馬教養センター
地方競馬の騎手免許を取得するために通う学校です。
基本的にJRA競馬学校と応募資格などは似ていますが、視力が0.6以上が応募資格であったりと細かい部分で違いはあります。
また、JRA競馬学校と地方競馬教養センターの違いでよくあげられるのが、在学期間です。
JRA競馬学校は3年間かけて競馬を学びますが、地方競馬教養センターは2年間とJRA競馬学校よりも1年短いです。
合格倍率はJRA競馬学校よりも若干下がりますが、それでも合格するのは大変です。
競馬学校ジュニアチーム
競馬学校入学のための学校です。
競馬学校入学を目指す中学2年生、3年生を対象に乗馬指導など競馬学校入学を目指した活動が行われています。
競馬学校ジュニアチームに入るにも騎乗試験や学科試験、面接があります。
当然のことですが、JRA競馬学校の応募資格を満たしている人でないとこのジュニアチームの試験も受けることはできません。
2月に願書を受け付け、3月の中頃に栗東と美浦で試験が行われます。
基本的に週5日の活動で、入会金や月会費はかかりません。
中学3年生を対象にした最終選考会に合格すると、その年のJRA競馬学校入学試験の第1次が免除されます。
騎手人生を経験したい人は
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騎手人生を体感したいという人におすすめのゲームがあります。
その名も「Champion Jockey Special」です。
Nintendo Switchで発売されているソフトで、プレイヤーが騎手となり競走馬を勝利に導くゲームです。
レースの運び方や、仕掛けるタイミングなどを考えながら本物の騎手になったつもりでプレーすることができます。
実際に存在する競走馬が12000頭以上いるので、リアルな競馬を体感することができます。
競馬好きなら誰しも一度は騎手としてレースに出走してみたいと思いますが、このゲームはそれを実現してくれます。
興味があるならば購入してみてはいかがでしょうか。
まとめ
騎手になるには騎手免許が必要で、そのための競馬学校に通う必要があります。
競馬学校に入学するには、細かい応募資格をクリアしていないといけないため、誰しもが入学できるわけではありません。
入学しても卒業できなければ騎手にはなれません。
これだけ厳しい道のりを通ってきた人が華やかな世界に身を置けるのです。