競馬界には毎年、多くの新人騎手が入ってきます。
しかし、昨今の競馬界は外国人騎手や一部の騎手に有力馬が集中し、若手騎手のチャンスが少なくなっています。
ただ、そんな状況でも活躍している若手騎手が何名か存在します。
ここでは、有望な若手騎手を何名か紹介します。
また、データを基に有望な若手騎手の買い時も紹介します。
有望な若手騎手
まず、若手騎手とは騎手免許取得後7年未満の騎手を指すそうです。
なので、ここでは将来有望な騎手免許取得後7年未満の騎手を紹介していきます。
田口貫太
2023年にデビューした騎手です。
笑顔が素敵な騎手で多くの競馬ファンから親しまれています。
そして、愛嬌があるだけでなく、しっかりと結果も残しています。
2023年には35勝、2024年には40勝を挙げる活躍を見せているかつ、2024年の夏にはフランスへ武者修行にも行っていました。
ただ、武者修行を終えて帰国してからの成績は今一つとなっています。
それでも、ここぞという場面で勝ち切ってくれる騎手でもあります。
田口貫太の買い時
ダート1900mでの成績が異常にいいです。
また、ダート1000mでの複勝率もかなり高いです。
一方で、芝の1400mや1800mでの成績はあまり良くないので注意が必要です。
泉谷楓真
2020年にデビューした騎手で、2020年組では唯一の栗東所属です。
デビュー戦でJRA史上46人目となる初騎乗初勝利を挙げました。
初勝利を挙げたレースでは1着同着という珍しいことが起き、初騎乗初勝利で1着同着となったのは史上初のことでした。
競馬学校を卒業するときには、騎手学校の時に優秀だった生徒に贈られるアイルランド特別大使賞を受賞しました。
2021年にはナムラリコリスという馬で函館2歳ステークス(G3)を制し、重賞初勝利をあげました。
ただ、2021年以降は勝ち星が下がっており、2024年は3勝しかできませんでした。
とはいえ、いい馬に乗れば結果を出しそうな騎手です。
泉谷楓真の買い時
ダート1000mや1150mなど、ダートの短距離戦での成績が非常にいいです。
ただ、マイル以上になるとあまりいい結果は残せていません。
また、人気薄での勝利が多く、人気になると馬券外に飛ばすことが多々あります。
西塚洸二
2022年にデビューした騎手です。
ニュージーランド出身という異色の経歴をもった騎手でもあります。
デビュー年は10勝、翌年の2023年は15勝とそこまで目立った活躍はしていませんでしたが、2024年に45勝と大活躍します。
2025年に飛行機の乗り遅れで騎乗停止になるなど、時折ミスを犯しますが、それでも有望な騎手であることは間違いないでしょう。
西塚洸二の買い時
芝1000mやダート1200mといった短距離での活躍が目立っています。
また、新潟競馬場での成績が非常にいいです。
一方で、東京や中山といった関東での成績はあまり良くありません。
長浜鴻緒
2024年にデビューした騎手です。
鴻緒は「こお」と読みます。
デビュー年に19勝を挙げるなど活躍しました。
減量騎手だったということもあり、とにかく逃げ・先行での勝ちが多かったです。
2024年11月には単勝オッズ183.4倍の馬を勝利へと導くなど、たびたび大波乱を起こす騎手でもあります。
長浜鴻緒の買い時
中山競馬場でたびたび人気薄を馬券内に持ってきているため、中山での単勝・複勝回収率が高いです。
一方で、福島や中京での成績は非常に悪いです。
また、勝ち鞍の多くが未勝利戦と1勝クラスなので、中山での未勝利や1勝クラスが狙い目と言えます。
石田拓郎
2023年にデビューした騎手です。
デビュー年は104回騎乗してまさかの0勝という結果に終わりました。
基本的に新人騎手はデビュー年に1勝はできます。
というのも、所属厩舎が乗っていれば勝てるような馬を用意してくれることが多いからです。
ただ、石田拓郎の場合は2ケタ人気の馬が圧倒的に多く、勝つチャンスがほぼなかったことが1勝もできなかった主な理由となります。
ただ、2年目以降は人気馬に乗ることも増え、勝てるようになってきました。
力のある騎手ですが、1年目の0勝という印象からそこまで人気しないため、オッズ妙味のある騎手と言えます。
石田拓郎の買い時
福島で2ケタ人気馬を2度も勝たせているように、福島競馬場での成績がいいです。
一方で、新潟や中京と言った左回りの競馬場での成績はあまり良くありません。
また、芝1200mやダート1000mといった短距離戦での成績もそれなりにいいです。
まとめ
ここで紹介した騎手以外にもまだまだ有望な若手騎手はたくさんいます。
実際に予想して馬券を買うことで、どの騎手がどういった特徴があるのかもわかってきます。
今回紹介した有望な若手騎手だけでなく、様々な騎手を買ってみて、予想の精度を高めていきましょう。