競馬には色んな馬券が存在します。
そんな中でも三連単と共に人気なのが三連複です。
ただ、三連複は競馬初心者からするとよく分かりにくい馬券でもあります。
ここでは、三連複について競馬初心者にも分かりやすく紹介します。
三連複とは
三連複とは1着、2着、3着を順不同で当てる馬券です。
たとえば、16頭立てのレースで、馬番号2、5、10の組み合わせの三連複を1点買ったとします。
このレースで2番、5番、10番の全てが3着以内に入ると馬券が的中となります。
もし、2番と5番が3着以内に入って10番が5着とかだと馬券は外れとなります。
つまりは3頭を選んで、その3頭全てで1~3着までが決まれば馬券が的中となるのです。
三連複と三連単の違い
よく三連複と比べられるのが三連単です。
三連単とは1着~3着までを順番通りに当てる馬券のことです。
1~3着までに来る馬を当てるという点では三連複とは同じですが、三連単は順番通りに当てなくてはいけないので難易度が高いです。
三連複は三連単に比べて当てやすいですが、三連単より配当は少ないです。
逆に三連単は三連複に比べて当てにくいですが、そのかわり配当は大きくなります。
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三連複フォーメーションとは
三連複を1点だけ買う人は少ないです。
基本的に三連複を買う時はフォーメーションや流し、ボックスで買います。
まず、三連複フォーメーションとは1頭目、2頭目、3頭目を選んで組み合わせる買い方です。
三連複をバラバラに複数買うよりは買いやすい買い方であり、慣れてくると非常に便利な買い方です。
ただ、これだけ聞いても分からないと思うので、一つ例を出して紹介します。
三連複フォーメーションの例
16頭立てのレースで三連複をフォーメーションで買うとします。
まず、3着以内に絶対来なくてはいけない1列目に馬番号1と2の馬を選ぶとします。
次に2列目に2、3、4、を選び、3列目で2、3、4、5を選びます。
1列目 | 2列目 | 3列目 |
1、2 | 2、3、4 | 2、3、4、5 |
組み合わせは全部で9通りとなるので、100円で買うと900円かかることになります。
この場合、1列目に選んだ1または2の馬が3着以内に来ないといけません。
たとえば、1~3着が1-3-5で決まれば馬券的中となりますが、3-4-5だと外れとなります。
1または2が軸となり、他の選んだ番号が来れば馬券が的中となるのです。
つまり、1列目、2列目、3列目に選んだ番号の全てが3着以内に来ればいいのです。
ただ、1列目と2列目の馬だけで決着した場合も的中となります。
三連複1頭軸流しとは
三連複フォーメーションは競馬初心者には分かりにくいと思います。
三連複フォーメーションよりも競馬初心者におすすめの買い方が三連複1頭軸流しです。
三連複1頭軸流しとは1頭軸となる馬を決めて、その馬から他の馬に流していく買い方です。
たとえば、16頭立てのレースを三連複1頭軸流しで買うとします。
軸を馬番号1、相手を2、3、4、5とします。
軸 | 相手 |
1 | 2、3、4、5 |
この場合、軸である馬番号1が必ず3着以内に来ないといけません。
軸と言うのは絶対に3着以内に来なけらばならなく、仮に2、3、4など相手だけで1~3着が決まっても外れとなってしまいます。
ちなみに、相手だけで1~3着が決まることを「タテ目」と言います。
1-2-4や1-3-4など「1」と相手だけで1~3着が決まれば馬券的中となります。
フォーメーションよりは組み合わせが分かりやすいので、比較的買いやすい買い方だと思います。
三連複の買い方
マークシートで三連複を買う場合はどの色のマークシートでも購入することができます。
三連複を1点や2点で買いたい場合は黄色のマークシート、流しで買いたい場合は青のマークシート、フォーメーションやボックスで買いたい場合は赤のマークシートを選びましょう。
ネットで買う場合は三連複の項目を選び、買い方を選べば簡単に馬券を購入することができます。
フォーメーションや流しで買う場合、マークシートだと塗る箇所が多くて間違いやすいです。
ネットの方が簡単で間違えにくいので、フォーメーションや流しを買おうと思っている競馬初心者はネット会員になっておくことをおすすめします。
競馬初心者は三連複がおすすめ
競馬をやるからには高額払い戻しを狙いたいと考える人が多いと思います。
ただ、高額払い戻しを受けるには大金を突っ込むか三連単を的中させるしかありません。
しかし、三連単は競馬初心者だとなかなか的中しません。
1~3着を順番に当てるのは非常に難しく、競馬の知識がないと当てるのが大変です。
そこでおすすめなのが三連複です。
先ほども述べたように三連複は三連単よりも配当が少ないですが、当てやすい馬券です。
ただ、配当が少ないと言っても複勝やワイド、馬連よりも格段に配当が大きく、人気薄で決まれば100円が数十万円に化けることもあります。
また、三連単と違ってフォーメーションや流しで買ってもかかる金額が少ないです。
たとえば、三連単1頭軸流しで相手を5頭選んだ場合、合計で2000円かかりますが、同じように三連複1頭軸流しで相手を5頭選んでも1000円しかかかりません。
かかる金額が少ないのに配当がそこそこつき、三連単よりも当たりやすいので競馬初心者にはおすすめの馬券です。
まとめ
三連複は一見複雑そうに見えますが、理解してしまえばかなり便利な買い方です。
三連複を複数通り買うために1つ1つマークシートにマークしている競馬初心者をよく見ますが、フォーメーションや流しを知ってしまえば時間の短縮にもなります。
馬券の買い方も上手くなって、より一層競馬を楽しんでいきましょう。