競馬には様々な馬券の買い方が存在しますが、中でも一部の競馬ファンに人気の買い方が枠連です。
しかし、競馬初心者からすると「枠連って何?」と思う人が多いと思います。
ここでは、枠連について紹介します。
競馬の枠とは
まず、枠連を理解するには「枠」を知る必要があります。
競馬では出走馬は8つの枠に分けられて出走します。
この枠にはそれぞれ色が付けれれており、1枠から順に「白、黒、赤、青、黄、緑、橙、桃色」となっています。
レースでは騎手が色の付いた帽子を被っていますが、この枠ごとの色の帽子を被っています。
そして、競馬には枠番の他に馬番号というのも振り分けられており、枠番と馬番は繋がっています。
枠番号はインコースから順に1枠と付いていますが、馬番号もインコースから順に1番と付いています。
枠番号は最大でも8つで、同じ枠に複数頭入ることがありますが、馬番号は1頭ずつに振り分けられています。
つまり、出走頭数が8頭だった場合は馬番1の馬が1枠に、馬番2が2枠、、、馬番8が8枠となるのです。
出走頭数が9頭以上の時は?
出走頭数が8頭の場合は馬番1から順に1枠と振り分けられていましたが、9頭以上の場合はどうなるのか気になる人は多いでしょう。
出走頭数が9頭以上の場合は後ろの番号から順に枠が分けられていきます。
たとえば、出走頭数が10頭の場合は「8枠に9番と10番」、「7枠に8番と7番」が入ります。
つまり、外枠から順に馬番号が大きい馬を分けていき、最後に1番の馬が1枠に入ればいいのです。
16頭立ての枠順と馬番
1枠 |
1番 2番 |
2枠 |
3番 4番 |
3枠 |
5番 6番 |
4枠 |
7番 8番 |
5枠 |
9番 10番 |
6枠 |
11番 12番 |
7枠 |
13番 14番 |
8枠 |
15番 16番 |
枠連とは
では、本題の枠連について紹介します。
枠連とは「1着と2着になる馬の枠番号を組み合わせた馬券」です。
たとえば、16頭立てのレースで「枠連2-3」の馬券を買ったとします。
枠連2-3とは2枠の馬が1着か2着に、3枠の馬も1着か2着に来た時に的中となる馬券です。
つまり、「馬番3-5、3-6、4-5、4-6もしくは5-3、6-3、5-4、6-4」で決まると馬券的中となるのです。
枠連なので、2枠と3枠の馬で1着と2着が決まれば、順不同で的中となります。
なので、2枠である3番と4番で1着、2着が決まった場合は外れとなります。
この場合は「枠連2-2」の馬券を買わないといけません。
枠連は当たりやすい
枠連は馬連などと比べて、的中しやすい馬券となっています。
たとえば馬連2-3を買った場合、2番と3番の馬で1着と2着が決まらないといないので、1通りの組み合わせしかありません。
しかし、枠連の場合は同じ枠に複数頭いるので同じ点数で買っても組み合わせ数が違うので、的中確率が変わってきます。
ただ、当たりやすいのでオッズが付きにくいです。
8頭以下は枠連発売なし
枠連は出走頭数が9頭以上の時の場合に発売されます。
つまり、8頭以下の場合は枠連の発売が行われません。
そもそも8頭以下の枠連=馬連となるので、発売する意味がありません。
ただ、8頭以下でも同じ枠に2頭以上いる場合は発売されます。
凱旋門賞など海外競馬の馬券発売が時折行われますが、枠連の発売はないです。
枠連ならレースが見やすい
競馬初心者の場合、レース中に自分が買った馬がどこにいるのか分からなくなる時が多々あるかと思います。
しかし、枠連で買った場合、自分の買った馬が一目で分かります。
競馬では枠ごとに騎手がその枠の色の帽子を被っています。
枠連2-3を買ったとすると、2枠が黒帽、3枠が赤帽なので黒と赤で1着と2着が決まれば馬券的中となるのです。
ですので、レース中は馬番号を見ずに帽子の色だけを見ればいいので、レース中に自分の馬を見失うことはありません。
枠単はあるのか?
馬連には馬単、3連複には3連単と「連」には「単」がセットであります。
しかし、枠単は中央競馬では発売されていません。
枠単とは枠連の1着と2着が順番通りのバージョンです。
枠単2-3の場合は2枠の馬が1着、3枠の馬が2着に来ないと的中となりません。
枠連なら3枠が1着、2枠が2着でも的中となりますが、枠単は1着と2着を順番通りに当てなくてはいけないので枠連より難易度は高いです。
中央競馬には枠単はありませんが、一部の地方競馬場では枠単が発売されています。
南関東競馬や金沢競馬などでは枠単が発売されているので、購入することができます。
一方、園田競馬や笠松競馬などでは枠単の発売は行われていません。
まとめ
枠連は競馬の枠を知ってしまえば、簡単に理解することができます。
枠連は比較的的中しやすい馬券であり、レースでも買った馬が分かりやすいので競馬初心者にはおすすめの馬券となっています。
枠連に興味のある方は一度買ってみてはいかがでしょうか。