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セン馬とは?セン馬で有名な馬は?セン馬についてまとめてみた!

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競走馬にも当然ながら性別がありますが、
人間と違い3種類の表記が存在します。

 

それが「セン馬」です。

 

言葉だけではイマイチ何のことか想像しづらいですが、
そこまで難しい話ではありません。

 

ここでは、セン馬についてまとめています。

 

 

セン馬とは

 

 

ここでは、「セン馬」と書いていますが、
正しくは「騙馬」となります。

 

「せん馬」と表記するところもあれば、
「騙馬」と表記するところもあり様々です。

 

セン馬とは

去勢された馬のことを指します。

 

つまり、交配することができない馬が
セン馬となります。

 

なので、元々は牡馬で、
去勢してセン馬となった形となります。

 

そのため、牝馬からセン馬になる馬はいません。

 

 

競馬新聞での表記

 

競馬新聞では馬名の横や下に性別が記載されていますよね。

 

セン馬の場合は「」や「」と記載されることが多いです。

 

なので、「牝」や「牡」に混じって、
「騙」とあればその馬がセン馬であると分かります。

 

 

セン馬のメリット

 

セン馬にするメリットとして
よく言われるのは「気性」です。

 

気性の荒い馬がセン馬になると、
おとなしい性格になることがあります。

 

気性が荒い場合、
レースでも入れ込み、
折り合いがつかなかったりしてしまいます。

 

競馬の折り合いとは?折り合いについてまとめてみた!

 

その場合、持っている能力を発揮できないまま、
勝ちあがることができず引退などになってしまいます。

 

そのため、おとなしい気性にするため、
去勢してセン馬にすることがあります。

 

 

セン馬のデメリット

 

一番のデメリットは種牡馬になれないことです。

 

交配できなくなってしまうので、
どれだけ活躍しても子孫を残すことができません。

 

なので、
大活躍して普通であれば種牡馬になるような馬も
セン馬には種牡馬という道が残されていません。

 

好きな馬がセン馬の場合は、
引退後その子供たちが活躍するというドラマを見ることはできません。

 

ただ、種牡馬になるような馬は5歳や6歳で引退しますが、
セン馬の場合は長く現役でいられるというメリットもあります。

 

 

クラシックに出走できなくなる

 

クラシックとは3歳時に行われる日本ダービーなどの
大きなレースを指しています。

 

クラシックの大きな意味合いとして、
種牡馬の価値を高めるための選定競走という部分があります。

 

そのため、種牡馬になれないセン馬は
クラシックなどのレースには出走できません。

 

ただ、3歳秋までにセン馬になる馬は多くなく、
ほとんどは古馬になってから去勢されます。

古馬とは?古馬三冠とは?古馬についてまとめてみた!

 

 

 

セン馬の有名馬

 

 

セン馬の有名馬はそこまで多くありません。

 

ただ、現役が長い馬も多いので、
競馬ファンの記憶に残っているセン馬は結構います。

 

2010年以降で活躍していた馬を紹介します。

 

 

サウンドトゥルー

 

成績 68戦13勝
主な勝ち鞍 2016年チャンピオンズカップ(G1)

 

東京大賞典(G1)やチャンピオンズカップ(G1)を勝つなど、
ダートの一線級で活躍した名馬です。

 

セン馬らしく11歳まで活躍した馬です。

 

しかも、ただ現役が長かっただけでなく、
引退レースでも3着に来るなど、
最後まで活躍し続けました。

 

4歳の夏ごろにセン馬となりましたが、
それまでもそれなりに好走していました。

 

ただ、セン馬になってからは、
トントンと勝ちあがりあっという間にOP入りしました。

 

 

ノンコノユメ

 

成績 46戦9勝
主な勝ち鞍 2018年フェブラリーステークス(G1)

 

サウンドトゥルーと同時期にダートで活躍した馬です。

 

この馬はセン馬になる前からかなり活躍しており、
ジャパンダートダービ(Jpn1)を勝ったり、
フェブラリーS(G1)で2着になっています。

 

この馬も4歳の夏にセン馬になりますが、
セン馬になった直後はあまり活躍できませんでした。

 

ただ、6歳でフェブラリーS(G1)を勝つなど、
歳を重ねるごとに活躍し始め、
9歳でも帝王賞(G1)で2着に来るなど健闘しました。

 

 

フェイムゲーム

 

成績 29戦7勝
主な勝ち鞍 2017年目黒記念(G2)

 

芝の長距離で活躍した馬です。

 

6歳の夏にセン馬となりましたが、

セン馬になる前も
ダイヤモンドステークス(G3)を2度勝っており、

セン馬になった後もダイヤモンドステークス(G3)を勝つなど、
セン馬になる前も後も活躍していた馬です。

 

 

カレンミロティック

 

成績 43戦6勝
主な勝ち鞍 2013年金鯱賞(G2)

 

重賞勝ちは金鯱賞(G2)のみですが、
天皇賞春(G1)の2着が競馬ファンの記憶に大きく残っている馬です。

 

4歳の春にセン馬となり、
セン馬になった直後からどんどん勝つようになりました。

 

10歳まで現役でしたが、
7歳以降はなかなか活躍できませんでした。

 

ただ、7歳時にキタサンブラックが勝った天皇賞春(G1)で
13番人気ながら2着に来る波乱を演出しました。

 

 

ダンビュライト

 

成績 31戦4勝
主な勝ち鞍 2018年AJCC(G2)

 

G2を2勝するなど芝の中長距離路線で活躍した馬です。

 

活躍のピークはセン馬になる前で、
アメリカジョッキーC(G2)や京都記念(G2)勝つなど活躍していました。

 

セン馬になったあとは重賞勝ちはありませんが、
2021年の京都記念(G2)や名古屋グランプリ(Jpn2)で
3着に来るなど好走しました。

 

 

コパノキッキング

 

成績 25戦10勝
主な勝ち鞍 2019年東京盃競走(Jpn2)

 

引退した藤田菜七子騎手が初めて重賞を勝った馬として
知名度のある馬です。

 

交流重賞も含む日本の重賞を4勝、
海外のリヤドダートスプリントも勝つなど、
ダートの短距離で活躍しました。

 

ケガでの引退ということで、
セン馬にしては7歳で引退と短い現役生活でした。

 

 

 

セン馬の狙い目

 

セン馬になった直後のレースは
活躍しにくいイメージがありますが
そこまで気にする必要はありません。

 

たとえば、先ほど紹介したカレンミロティックは
セン馬になった直後のレースも3着、
その次も1着としっかりと活躍しています。

 

セン馬のメリットは気性面に影響するので、
うまく折り合いがつくようになることもあります。

 

なので、逆にセン馬になった後のレースは狙い目かもしれません。

 

また、セン馬になる際は
だいたい4ヶ月以上休むことが多いです。

 

そのため、休み明けを嫌う競馬ファンもいるので、
オッズ妙味もあります。

 

 

まとめ

 

セン馬とは去勢された馬のことを指します。

 

セン馬になると、
気性が穏やかになるなどのメリットはありますが、
種牡馬になれないというデメリットもあります。

 

セン馬になった直後のレースは
そこまで人気しないことが多いので、
狙い目かもしれません。

 

とはいえ、セン馬に限らず、
競馬予想はなかなか難しいものです。

 

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