ディープインパクト産駒はかなり少なくなってきましたが、その分、母父ディープインパクトの馬は年々増えています。
また、2023年、2024年にはリーディングブルードメアサイアーにもなっていますから注目度も非常に高いです。
今回は母父ディープインパクトの馬の特徴や買い時についてまとめてみました。
ここでは、データを中心に紹介していきます。
母父とは
そもそも、母父とは何なのかをご存知でしょうか。
競馬において母父とは母の父のことを指します。
つまりは祖父ということです。
ですので、母父ディープインパクトというのはディープインパクト産駒の母親から生まれた子供が該当します。
ブルードメアサイアーとは
冒頭でリーディングブルードメアサイアーと言いましたが、そもそもブルードメアサイアーが何か分からない人も多いと思います。
ブルードメアサイアーは母の父を指しています。
つまり、母父です。
なので、リーディングブルードメアサイアーとは、ブルードメアサイアーのなかで最も賞金を稼いだ馬ということです。
それだけ母父ディープインパクトの馬は活躍しているとも言えます。
血統について
予想する際の要素として、父や母父、兄弟などがあるのは競馬だけです。
競馬において血統はかなり重要な要素となっています。
ただ、血統についてはかなり複雑であり、長年の競馬ファンでも血統はいまいち分からないって人も多いです。
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母父ディープインパクトの特徴
産駒の場合は特徴がかなり色濃くでますが、母父の場合はその馬の父や母の特徴や傾向もかなり影響を受けます。
血統的側面から見ても、父と母父の組み合わせで競走馬の特性がかなり変化するので、一概に母父ディープインパクトだからこうであるとは言えません。
とはいえ、データを見ると母父ディープインパクトの特徴や傾向がないわけではないので、そのあたりを紹介していきます。
2023年2月から2025年2月までのデータを参照しています。
母父ディープインパクトの馬はダートも走る
ディープインパクトは芝で圧倒的な成績を残しました。
そして、ディープインパクト産駒も芝のレースで活躍する馬がほとんどでした。
ですが、母父ディープインパクトの馬はその傾向とは少し異なります。
馬場 | 勝率 | 複勝率 |
芝 | 9.2% | 25.7% |
ダート | 6.0% | 18.5% |
基本的には芝のほうが成績は良いです。
ただ、圧倒的に芝の方が良いというわけではなく、母父ディープインパクトの場合はダートでもそこそこ走ると言えます。
母父ディープインパクトの馬でダートで活躍している馬
馬名 | 父 | 母父 |
ロードアヴニール | ドゥラメンテ | ディープインパクト |
ボナンザ | シニスターミニスター | ディープインパクト |
ニシキギミッチー | ヘニーヒューズ | ディープインパクト |
母父ディープインパクトでも父がダートで活躍する産駒を出す馬であれば、ダートでも走ると言えます。
ただ、圧倒的な結果を残している馬は芝もダートもそこまで多くありません。
種牡馬ディープインパクトの活躍から考えると、母父ディープインパクトとしての活躍は物足りないという印象です。
2歳時が狙い目
母父ディープインパクトの馬は2歳時の成績が良いです。
年齢 | 勝率 | 複勝率 |
2歳 | 11.3% | 31.0% |
3歳 | 7.3% | 22.5% |
4歳 | 10.5% | 25.6% |
5歳 | 5.3% | 17.4% |
上記を見て分かるように、2歳時の成績が良く、特に複勝率が高いです。
早熟傾向にあるかと言われると、そうではありませんが、早い時期の成績の方が比較的良いです。
ただ、ここには記載していませんが、8歳馬の成績も良いです。
母数は少ないですが、8歳馬の勝率は23.1%、複勝率は38.5%と高い数字を残しています。
主に好走しているのは障害レースではありますが、8歳馬も狙い目と言えます。
ミッキーロケットと相性が良い
母父ディープインパクトとの組み合わせで勝利数が多いのはロードカナロアです。
ただ、これは周知の事実ですし、買い続けてもプラスにはなりません。
一方であまり知られていないのがミッキーロケット産駒です。
父ミッキーロケット、母父ディープインパクトの馬の成績はかなり良いです。
勝率は23.2%、複勝率は53.6%かつ、単勝回収率も複勝回収率も100%を超えています。
数はそこまで多くないですが、ミッキーゴージャスやタイセイフェリークなど芝の中距離路線で活躍する馬を輩出しています。
また、ミッキーロケットほどではありませんが、ブリックスアンドモルタルとの相性も良いです。
勝率12.4%、複勝率33.3%なので、3連系の軸にすると良いかもしれません。
ちなみに、あまり相性の良くない種牡馬はストロングリターンやスクリーンヒーローです。
勝率も、複勝率もかなり悪いので注意が必要です。
馬番10の時に好走する
理由は分かりませんが母父ディープインパクトの馬は馬番が10だと好走する傾向にあります。
他の馬番と比べて圧倒的に良いです。
特に勝率は馬番10の時だけ格段に高い数値をマークしています。
そのため、馬番10に母父ディープインパクトの馬がいたら積極的に狙っていくべきと言えます。
ただ、一方で馬番9の成績はそこまで良くないので、同じ枠だからといった理由で馬番9を買うのは危険です。
高杉騎手と相性が良い
母父ディープインパクトの馬で勝っている騎手の上位は川田騎手やルメール騎手、坂井騎手です。
ただ、これは母父ディープインパクトの馬に限りません。
リーディング上位の騎手はだいたいどのランキングでも上位に来ます。
なので、彼らを除いたとすると、高杉騎手が良い結果を残しています。
単勝回収率も複勝回収率も100%を超えていますし、勝率・複勝率ともに20%台と悪くないです。
そこまで人気になる騎手ではないので、高杉騎手が母父ディープインパクトの馬に乗る場合は狙い目と言えるでしょう。
連勝はあまりしない
「連勝中のディープインパクト産駒は買い」とよく言われますが、連勝中の母父ディープインパクトの馬はあまり買いではありません。
前走着順 | 勝率 | 複勝率 |
1着 | 11.5% | 29.7% |
2着 | 21.4% | 51.8% |
3着 | 11.9% | 41.8% |
4着 | 12.5% | 32.7% |
基本的に前走2着の馬の成績が良いのは当たり前ではあります。
前走1着ということは次は上のクラスでレースをするので、勝ち切れないのも無理はありません。
ただ、それでもディープインパクト産駒の場合は、前走1着の馬の成績が非常に良かったです。
産駒の減った近年はそこまで良くありませんが、全盛期は勝率15%、複勝率38%を超えています。
一方、母父ディープインパクトの馬は前走1着だと次はあまり好走しません。
なので、前走勝っていたり、連勝中の母父ディープインパクトの馬はそこまで信頼できません。
大型馬が狙い目
母父ディープインパクトかつ馬体重が500kg以上ある馬の成績は良いです。
頭数がそこまで多くないというのもありますが、勝率・複勝率が非常に良いです。
また、単勝回収率も100%を超えています。
ですので、大型の母父ディープインパクトの馬は買いだと言えます。
一方で、400㎏前半の馬はあまり成績が良くありません。
まとめ
巷では母父ディープインパクトの馬は走らないと言われたりしていますが、データを見る限りは走らないわけではありません。
ディープインパクト産駒の活躍が凄かったため、それと比べると見劣りはしますが、それなりに結果は残しています。
母父ディープインパクトの特徴としては
- ダートも走る
- 大型馬の成績が良い
- 2歳時の成績が良い
- 高杉騎手と相性が良い
などがあります。
特徴を理解し、競馬予想に役立てていきましょう。