競馬サイトや番組を観ていると時折、根幹距離という言葉が出てきます。
ただ、競馬初心者にとって根幹距離と言われてもピンとは来ませんよね。
ここでは、競馬の根幹距離、非根幹距離についてまとめてみました。
競馬初心者でも分かるような形で紹介していきます。
競馬の距離について
根幹距離について知る前に競馬の距離について知っておく必要があります。
中央競馬の場合は1000m～3600mの間でレースが行われます。
1200m戦や1400m戦、2000m戦など競馬場のコースごとにレースの距離は異なります。
ただ、1100m戦など存在しない距離のレースもあります。
詳しい競馬の距離については下記をご覧ください。
根幹距離とは
まず、大前提として根幹距離の正しい定義は存在していません。
競馬予想家や競馬ファンの間で広まっている言葉であり、人によって解釈が異なります。
ここでは、一般的に言われてる
根幹距離（こんかんきょり）について説明します。
根幹距離とは400mで割れる距離のことを指しています。
根幹距離一覧
| 1200m |
| 1600m |
| 2000m |
| 2400m |
| 2800m |
| 3200m |
| 3600m |
ただ、一般的に1600m、2000m、2400mを根幹距離と言うことが多いです。
とはいえ、「根幹距離」＝「400mで割れる距離」と覚えておけばいいでしょう。
非根幹距離とは
根幹距離が分かってしまえば、非根幹距離はなんとなく想像がつくと思います。
非根幹距離とは400mで割り切れない距離を指しています。
たとえば、1400m戦や1800m戦、2200m戦などが非根幹距離に該当してきます。
非根幹距離のG1は少ない
日本競馬の主流は根幹距離のレースです。
JRAのG1レースは全部24レースありますが、そのうち根幹距離のレースは19レースで非根幹距離のG1は5レースしかありません。
2000m以下に限って言えば芝の非根幹距離のG1は一つもありません。
非根幹距離のG1
| レース名 | 距離 |
| 宝塚記念 | 芝2200m |
| 菊花賞 | 芝3000m |
| エリザベス女王杯 | 芝2200m |
| チャンピオンズカップ | ダート1800m |
| 有馬記念 | 芝2500m |
つまり、大きなレースは根幹距離のレースばかりです。
そのため、名馬と言われるのは根幹距離で活躍している馬ばかりとなります。
G1では活躍していないけれど、非根幹のG2やG3では結果を残している馬は非根幹距離が得意な馬と言われることが多いです。
根幹距離と非根幹距離の違い
根幹距離と非根幹距離の大きな違いは400mで割れる距離かどうかです。
ですが、それだけではありません。
そもそも根幹距離と非根幹距離という言葉があるのは、予想する際に役立つからでもあります。
非根幹距離を得意とする馬がいる
競走馬のなかには非根幹距離を得意としている馬がいます。
たとえば、ルージュバックという馬は重賞を4勝するなど活躍しましたが、4勝全てが非根幹距離の重賞でした。
このように非根幹距離になると高いパフォーマンスを発揮する馬がいます。
そういった馬たちを見つけるためであったり、その馬が来る根拠を説明する際に使うのが根幹距離という言葉となります。
求められる条件が違う
人によって賛否はありますが、根幹距離と非根幹距離では求められる条件が違うという意見もあります。
たとえば、大雑把に言うなら根幹距離は瞬発力、非根幹距離は器用さが求められ、器用さが売りの馬が非根幹距離で活躍しやすい。
みたいな話となります。
もっと細かい話も色々とありますが、信じるかどうかは人それぞれとなります。
非根幹距離で結果を残す種牡馬
産駒が非根幹距離を中心に活躍している種牡馬もいます。
種牡馬の現役時代は根幹距離を中心に活躍していたけれど、産駒は非根幹距離で活躍する馬ばかりなんてこともあります。
非根幹距離で結果を残している産駒としてよくあげられるのがキズナ産駒です。
なので、非根幹距離が得意な産駒が分かっていれば1600mで凡走していても1400m戦や1800m戦になったら狙い目だと言えますよね。
根幹距離と非根幹距離は関係あるのか
根幹距離、非根幹距離というよりはただの適距離の問題と言う人も結構います。
たとえば、芝2000mだと少し長くて芝1600mだと少し短いという馬がいたら、必然的に適した距離は芝1800mとなります。
そこで好走したとしても非根幹距離が得意というよりは1800mが得意と言えます。
また、根幹距離の多いG1では力が足りず、G2やG3なら活躍できる馬に関してもたまたまG2やG3の非根幹距離で結果を残している可能性もあります。
そのため、根幹距離や非根幹距離はあまり関係ないという人もいます。
ただ、予想に正解はありません。
あるとするなら、それは的中のみです。
ですので、根幹距離と非根幹距離を信じるか信じないかは人それぞれですし、予想に使うのも使わないのも自由です。
簡単に的中させたいなら
根幹距離と非根幹距離について紹介してきましたが、競馬初心者には少し難しかったかもしれません。
根幹距離と非根幹距離について知らなくても馬券を当てることはできます。
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まとめ
根幹距離とは400mで割れる距離のレースを指し、非根幹距離は400mで割り切れないレースを指しています。
根幹距離と非根幹距離については様々な議論があります。
非根幹距離ばかりで活躍する馬がいるのも事実ではありますが、予想に活用するのもしないのも自由です。
