名馬には多くのファンがいますが、
なかでも人気なのがゴールドシップです。
ウマ娘による影響もありますが、
現役時から色々と破天荒であり人気がありました。
今回はゴールドシップ産駒の特徴や
ゴールドシップ産駒の有力馬など
ゴールドシップ産駒についてまとめています。
これを見ればゴールドシップ産駒の狙い時が分かります。
ゴールドシップとは
成績 | 主な勝鞍 |
28戦13勝 | 2012年有馬記念(G1) |
現役時はG1を6勝するなど芝中長距離路線で活躍しました。
立派な成績とともに有名なのが気性です。
調教師に噛みついたり、大事なレースで大出遅れをかましたりなど、気性が非常に激しい馬でもありました。
晩年は思うような結果を残せませんでしたが、ラストランの2015年の有馬記念(G1)では見せ場をつくり競馬ファンを最後まで楽しませてくれる馬でした。
2016年から種牡馬となり、すでに産駒の数は地方も含めて590頭以上います。(2025年時点)
また、すでにG1馬も輩出しており人気のある種牡馬でもあります。
ゴールドシップ産駒の特徴
ここでは、ゴールドシップ産駒の特徴をデータを基に紹介していきます。
データは2023年2月~2025年2月のものとなります。
ダート=×ではない
現役時代のゴールドシップは芝のレースしか出走していませんが、産駒はダートでもある程度の結果は残せています。
馬場 | 勝率 | 複勝率 |
芝 | 6.7% | 20.9% |
ダート | 4.3% | 17.6% |
ダートのほうが出走頭数は少ないですが、成績を見限りダートが全くダメというわけではありません。
とはいえ、芝のほうが成績が良いのは確かなので、ゴールドシップ産駒は基本的に芝のレースで買うべきでしょう。
札幌競馬場が得意
ゴールドシップ産駒は札幌競馬場での成績が良いです。
札幌競馬場での成績
勝率 | 複勝率 |
9.6% | 28.8% |
これだけだと良いのか悪いのか分かりづらいですが、他の競馬場だと勝率は4~7%くらいであり、複勝率も20%前半がほとんどです。
複勝回収率も100%を超えているのでデータだけで言えば、札幌競馬場に出走するゴールドシップ産駒の複勝を買い続けていたら儲かっていたと言えるでしょう。
特に札幌芝2000mが狙い目です。
東京競馬場が苦手
東京競馬場でのゴールドシップ産駒の成績はそこまで良くありません。
札幌競馬場での成績
勝率 | 複勝率 |
4.5% | 13.5% |
全く勝てていないわけではないので苦手と言い切れはしません。
ただ、他の競馬場と比べると複勝率などは圧倒的に悪いです。
ゴールドシップ自身も東京での成績は【1-0-0-3】なので、産駒にもその傾向が引き継がれているのかもしれません。
中長距離路線が得意
ゴールドシップ産駒の特徴としては、やはり中長距離戦の成績が良いです。
逆に言うと、1600m以下での成績は非常に悪いです。
1600m以下では勝率2%前半で、
2500m以上では勝率7.4%と大きな差があります。
そのため、ゴールドシップ産駒を買うとするなら、芝の中長距離戦がいいでしょう。
ピークは3~4歳
競走馬によって早熟型や晩成型などがありますが、ゴールドシップ産駒は一般的な競走馬と同じくピークは3~4歳と言えます。
年齢 | 勝率 | 複勝率 |
2歳 | 5.8% | 20.1% |
3歳 | 7.9% | 23.1% |
4歳 | 7.2% | 24.2% |
5歳 | 4.8% | 15.9% |
6歳 | 2.5% | 11.5% |
2歳時期での成績が良く、6歳以降の成績があまり良くないので早熟傾向ではあるかもしれません。
ただ、3歳、4歳での成績も悪くないので大きく偏った傾向はないと言えるでしょう。
馬体が重すぎると走らない
馬体重が520㎏以上のゴールドシップ産駒の成績は悪いです。
なので、馬体が重すぎるゴールドシップ産駒は危険と言えるでしょう。
ゴールドシップ自身は現役時、だいたい500kg前後くらいでしたが、産駒はもう少し軽い470kg台の馬が多いです。
ちなみに、410kgや420㎏台の馬の成績も良くないので、買うなら400㎏中盤くらいの馬がいいです。
逃げられるゴールドシップ産駒は強い
競走馬にはそれぞれ脚質というのがありますが、ゴールドシップ産駒の場合は逃げ馬の成績がかなりいいです。
とはいえ、基本的に競馬では逃げた馬の成績が良いのは当たり前ではあります。
ただ、ゴールドシップ産駒の逃げ馬の場合は特に良いです。
勝率は20.8%、複勝率は44.2%で単勝回収率も複勝回収率も100%を超えています。
つまり、ゴールドシップ産駒で確実にレースで逃げるであろう馬がいれば買いだと言えます。
横山武史騎手との相性が良い
騎手 | 勝率 | 複勝率 |
丹内騎手 | 12.9% | 28.8% |
横山武史騎手 | 20.0% | 56.9% |
浜中騎手 | 33.3% | 58.3% |
ゴールドシップ産駒の騎乗回数が最も多いのは丹内騎手です。
ただ、成績がそこまで良いわけではありません。
ゴールドシップ産駒と相性が良いのは横山武史騎手です。
勝率は20%ですが、複勝率は50%を超えています。
要は2回に1回は馬券内に来ていると言えます。
また、浜中騎手の成績もいいのですが、浜中騎手の場合は突出した2頭の成績が良いのであまり参考にはならないです。
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ゴールドシップ産駒の有力馬
ここでは、現役・引退問わず、
ゴールドシップ産駒の有力馬について紹介していきます。
ユーバーレーベン
現状、ゴールドシップ産駒の代表馬と言えば、ユーバーレーベンが挙げられるでしょう。
2021年のオークス(G1)を勝ち、ゴールドシップ産駒で初のG1勝ち馬となりました。
オークスまでは重賞では2着1回3着3回となかなか勝ち切れていませんでしたが、オークスで花開く形となりました。
ただ、オークス以降は結果を残すことができず、1勝もできないまま繫殖入りしました。
メイショウタバル
2024年の毎日杯(G3)、神戸新聞杯(G2)を勝つなど中長距離路線で活躍しています。
ゴールドシップ産駒らしく気性に難がありますが、うまくハマったときの爆発力はすごいです。
もう少し大きな結果を残せばゴールドシップの後継種牡馬として活躍できるのではないでしょうか。
マイネルモーント
圧倒的な成績を残しているわけではありませんが、着々と条件戦を勝ちあがり、中山金杯(G3)でも2着と結果を残している馬です。
この馬の場合はゴールドシップ産駒の特徴である東京競馬場を苦手しておらず、競馬場問わず好走しています。
タイセイリコルド
現時点で重賞勝ちはありませんが、重賞でも十分通用する力を持った馬です。
この馬も芝の2000mあたりで好走しており、おそらくこの距離あたりの重賞で好走してくることでしょう。
マイネルグロン
障害レースで圧倒的な結果を残している馬です。
平場では1勝もできませんでしたが、障害に転向後は結果を残し続け、中山大障害(J・G1)を勝つなど障害レース界を牽引しています。
今後もゴールドシップ産駒で障害を活躍する馬はおそらく出てくるでしょう。
まとめ
ゴールドシップ産駒の特徴は芝の中長距離路線を得意としていて、特に札幌競馬場の中長距で好走しています。
一方で東京競馬場の成績は悪く、ダートに関しても悪いわけではありませんが、芝の方が成績は良いです。
また、ゴールドシップ産駒は横山武史騎手と相性が良いです。