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競馬の折り合いとは?折り合いについてまとめてみた!

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今回の敗因は「折り合いがうまくつかなったことです」など、
競馬をやっていると折り合いという言葉をよく耳にするかと思います。

 

日常生活でも時折、使われる言葉ではありますが、
意外とちゃんと意味を知っている人は少ないです。

 

ここでは、競馬の折り合いについて、
分かりやすくまとめてみました。

 

 

競走馬の気性について

 

 

折り合いについて知る前に、
大前提として競走馬の気性について知っておく必要があります。

 

基本的に競走馬はレースにおいて、
自分でペース配分を考えて走ることはできません。

 

たとえば、人間の場合、
2000mを走る時、最初から全力で走りませんよね。

 

ペース配分や周りの状況をみて、
スピードを調整するはずです。

 

ただ、競走馬の場合は、
スタートから常に全力ですし、
近くに自分より速い馬がいればその馬についていこうとします。

 

なので、うまくそのあたりを調整していくのが
騎手の役目であり、
そこで重要なのが折り合いとなります。

 

 

競馬の折り合いとは

 

 

競馬の折り合いとは

競走馬と騎手の呼吸の調和状態のこと

 

これだけだと意味が分からないと思います。

 

たとえば、
騎手がまだ抑えて脚を溜めたいにも関わらず、
馬が行きたがっている場合は折り合いがついていないと言えます。

 

逆に騎手がここで進んでいこうと思った際に、
馬もしっかりと言うことを聞いて
ペースを上げた場合は折り合いがついていると言えます。

 

ただ、一般的には
騎手が抑えているときに抑えが利いているか、
利いていないかを見て折り合いを判断することが多いです。

 

 

 

折り合いがつかない場合のデメリット

 

折り合いがつかないと様々な支障が出てきます。

 

折り合いがつかないことによるメリットはほぼありません。

 

 

スタミナ切れ

 

騎手が抑えようとしているのに
無理に馬が行こうとする、

 

この場合は馬と騎手が喧嘩しているようなもので、
競走馬は本来使う必要のない力を使うことになります。

 

そのため、本来なら最後の直線で良い脚を使えるのに、
スタミナが切れて脚を使えなくなってしまいます。

 

また、折り合いがつかないと、
レース前半で力を使い切ってしまい、
後半でばててしまうこともあります。

 

 

他の馬に迷惑がかかる

 

折り合いがつかないということは
制御が利いていないということです。

 

そのため、
まっすぐ走らなかったり、
暴れて他の馬にぶつかってしまうこともあります。

 

たとえば、2024年の菊花賞では
エコロヴァルツが折り合いがつかない
ピースワンデュックに途中でぶつけられて大きな不利を受けています。

 

また、競走馬のなかにはどうしても逃げないと
結果を出せない逃げ馬がいます。

 

そういった馬も、
折り合いがつかない馬が競り合ってくると、
序盤で力を使い果たし共倒れしてしまいます。

 

 

競馬の折り合いの見方

 

 

折り合いがついているか、そうでないかは
騎手にしか分からないように思いますが、
実はそうでもありません。

 

折り合いの見方は意外と簡単です。

 

 

馬の頭を見る

 

競馬では競走馬を制御するために
ハミという馬の口に噛ませる棒状の金具を取り付けます。

 

そして、騎手が手綱を引けば、
それがハミを通じて馬に伝わり、
今は抑えていく必要があると馬は判断します。

 

ただ、手綱を引いているにも関わらず、
馬が行きたがっている場合があります。

 

その場合は、

馬の口が上の方を向いていたり、
顔を左右に振って強引に前に行こうとします。

 

つまり、ハミを噛んで無理してでも
前に行こうとするため、
走りにくそうにしているんです。

 

これはレースを観ていれば、
ある程度分かります。

 

他の馬と比べて、明らかに違和感があります。

 

 

調教師のコメントを見る

 

競馬新聞などには
レースに出走する馬に関しての調教師のコメントが出ています。

 

状態はどうなのか、
どういうレースをする予定なのかなどが書かれています。

 

その際に、

「折り合いがうまくつけば・・・」

「気性的にハナを取れないと・・・」

などとあれば折り合いが難しい馬だと判断できます。

 

そして、調教師が理想としている展開にならなければ、
折り合いはほとんどついていないと判断できます。

 

 

ペースを見る

 

折り合いに難がある馬は
逃げ・先行馬が多いです。

 

折り合いがつかないので前半で飛ばすパターンが多いからです。

 

そのため、
レース前半の時計を見ることで
折り合いがついているか判断することもできます。

 

たとえば、芝のレースでは
1000m通過がだいたい60秒前後となります。

 

そのため、
2000m戦で1000m通過が57秒とかであれば、
超ハイペースと言えます。

 

つまり、
逃げている馬の折り合いがついていないと言えます。

 

もちろん、
あえて騎手が超ハイペースにしている場合もあるので、
一概には言えませんが。

 

 

 

折り合いが不安な馬の買い方

 

折り合いに難のある馬でも好走してしまうのが
競馬予想の難しいところでもあります。

 

折り合いに不安のある馬を買うべきとは
いつなのか解説します。

 

 

ペースが流れそうな時

 

折り合いがつかないとは
騎手の制御が利かないことでもあるので、
レースのペースがゆっくりだと好走は難しいです。

 

スローペースだと、
折り合い難のある馬はどうしても速く走りたくなってしまい、
制御が利きづらくなってしまいます。

 

逆に言えば、
ある程度、ペースが速くなるレースなら、
多少折り合いがつかなくてもチャンスはあります。

 

ペースを予想する方法は
そこまで難しくありません。

 

競馬新聞などには「S」「H」など、
どういったペースになりそうか記載されています。

 

ちなみに、見方は下記の通りです。

 

「S」はスローペース

「H」はハイペース

「M」は平均ペース

また、逃げ馬や先行馬が少なければ、
スローペースになることが多いです。

 

なので、競走馬の脚質をみれば、
ある程度、ペースは予想できます。

 

 

折り合いの上手い騎手

 

騎手にも馬とうまく折り合える騎手と、
そうでもない騎手がいます。

 

折り合い難の馬に
折り合いの上手い騎手が乗ったときは
期待してもいいと言えます。

 

たとえば、
ルメール騎手や川田騎手は
折り合いの上手い騎手と言われています。

 

というより、
トップジョッキーは基本的に
うまく競走馬と折り合えます。

 

でないと、多くのレースを勝つことはできません。

 

なので、
今までは折り合い難で凡走していた馬でも、

折り合いの上手い騎手に乗り替わった瞬間に
好走することがあります。

 

そこを狙うのも一つの手ではあります。

 

 

プロがおすすめしている時

 

そもそもどの馬が折り合い難か分からない、
考えるのがめんどくさいという場合は、
プロの予想を参考にしましょう。

 

折り合い難でもプロが予想している馬であれば、
馬券内の可能性は高いです。

 

もちろん、必ず来るわけではありませんが、
何も分からず予想するよりは
チャンスはあります。

 

とはいえ、プロの予想をどこで見れるか。

 

ほとんどが有料ばかりなため、
無料で見れるところは少ないです。

 

無料でおススメなのは下記サイトです。

 

 

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