競馬界には数多くの競走馬が存在します。
競走馬はきちんと調教されており、おかしな行動はあまりしませんが、ときどき予測不能な面白い行動をする時があります。
ここでは、比較的最近に起きた競走馬のおもしろエピソードを紹介します。
噛みつき事件
2019年6月11日に水沢競馬場で起きた出来事です。
ダート1400mのレースで最後の直線でフジノフェアリーという競走馬がマイアヴァロンという馬に噛みつく事件がありました。
実際に映像を見てみると、最後の直線でがっつり噛みついているのが分かります。
残り150mくらいの所で3頭が競る形で走っており、真ん中にいたフジノフェアリーが左隣にいたマイアヴァロンに噛みついています。
噛みつかれたマイアヴァロンは口をフジノフェアリーに持っていかれ、離された直後に左によれてしまっています。
レース中の噛みつきは時々見ることがありますが、あそこまで噛みついているシーンはなかなか見ません。
結局噛みついたフジノフェアリーは2位に入線、噛みつかれたマイアヴァロンは4位入線となりましたが、審議の結果、フジノフェアリーは4位に降着、マイアヴァロンは3位に繰り上がりました。
この出来事の珍しい所は噛みついたフジノフェアリーが11歳という高齢馬だったことです。
レース経験の少ない若い馬ならまだ分かりますが、この馬はすでに134戦しており、噛みつきによる降着はこれまでありません。
噛まれたマイアヴァロンも10歳だったので、おじさんがおじさんに噛みつくという事件となってしまいました。
この噛みつきによりフジノフェアリーは調教不十分で30日の出走停止となりました。
オルフェーヴルの暴走
これはかなり有名な出来事です。
オルフェーヴルとはG1を6勝、凱旋門賞を2回2着になるなど大活躍した名馬です。
オルフェーヴルは非常に気性の荒い馬で有名で、レース前のパドックなどでもよく暴れていました。
そんなオルフェーヴルが暴走したのが2012年に行われた阪神大賞典でした。
レース前から折り合い面を心配されていましたが、その心配が的中する結果となりました。
阪神大賞典は3000mのレースなのでコースを2周するのですが、問題が起きたのが2周目の3コーナーでした。
先頭で入った3コーナーでオルフェーヴルが急にコーナーを回らず、そのまままっすぐ外側に走りだしてしまいます。
騎手は慌ててブレーキをかけ、なんとか宥めますが最後方まで後退してしまいます。
調教師が言うには、先頭に立ち1頭になったことで走るのをやめようとしていたそうです。
ただ、この暴走が有名なのはただ単に暴走したからではありません。
先頭から最後方にまで下がり、誰もがあきらめた瞬間、急に加速し始めてもう少しで勝てるかというところまでオルフェーヴルは来たのです。(結果は2着)
こんなにロスがありながら2着に来るオルフェーヴルに競馬ファンは改めて強さを感じました。
パドックで大転倒
2018年5月6日に行われたNHKマイルカップのパドックでの出来事です。
NHKマイルカップに出走するロックディスタウンという馬が、パドックで立ちあがり、そのまま地面に背中から落ちる大転倒を起こしました。
もともと気性が悪い馬でしたが、大転倒するとはだれも思わなかったでしょう。
他の馬にちょっかいをかけられた訳でもなく、自分から後ろに転倒する馬は見たことありません。
NHKマイルカップはG1ということもあって注目度が高く、この大転倒は一気に話題となりました。
映像を見ると、パドックで周回中に急に止まり、バク転のごとく後ろに倒れています。
結局レースも断トツの最下位でゴールしており、見せ場はパドックだけとなってしまいました。
ちなみにこの馬の父は先ほど紹介したオルフェーヴルです。
まとめ
今回紹介した話の映像は中央競馬でしたら、レース映像のみJRAのサイトで見ることができます。
噛みつき事件は水沢競馬なので、地方競馬ライブやオッズパークから見ることができます。
地方競馬はほぼ毎日行われているので、色んなハプニングに遭遇できる確率が高いです。
地方競馬に興味がある方は、ネットで馬券を買えるようになり、レース映像も見れるオッズパークに加入してみてはいかがでしょうか。
CMもよく流れていますが、オッズパークは入会費、年会費もかからず、地方競馬を楽しむことができます。
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