地方競馬の中で有名な競馬場の一つが大井競馬場です。
大井競馬は出走馬のレベルも高いですし、東京大賞典といった大きいレースも開催されるので、地方競馬の中では人気の競馬場となっています。
ただ、大井競馬は馬券を当てるのが難しいことでも有名です。
ここでは、大井競馬を攻略する3つのポイントを紹介します。
このポイントさえ頭に入っていれば、大井競馬での回収率も上がることでしょう。
大井競馬場の特徴
大井競馬場は他の地方競馬場と比べて大きな特徴がいくつかあります。
そして、大井競馬を攻略するには特徴を理解しておく必要があります。
荒れる競馬場
大井競馬場は競馬場の中で「最も荒れる競馬場」と呼ばれています。
地方競馬は中央競馬よりも1番人気が勝ちやすく、荒れにくい傾向があります。
特に園田や笠松、名古屋など南関東競馬以外の競馬場が荒れにくいです。
しかし、大井競馬場は2ケタ人気がよく馬券内に来ますし、1番人気の馬が飛ぶのも日常茶飯事です。
なぜこんなにも荒れるのか理由は分かりません。
大井競馬の場合、人気のない馬が激走する根拠が見当たりません。
たとえば、重馬場成績が極端に悪く、近走も成績が2ケタ着順続きの馬が急に雨の日に1着になったりなど、なぜ勝ったのか理由が見つかりません。
普通、穴馬が来たとしてもそれなりの理由が見つかりますが、大井競馬の場合は見つからないのです。
直線が長い
大井競馬場は南関東競馬(浦和、船橋、川崎、大井)の中で最も直線が長い競馬場です。
大井競馬場には外回り、内回りが存在しますが、いずれも直線が長いです。
直線が長いということは、後ろにいる馬でもチャンスがあるということです。
ですので、他の地方競馬場とは違い、逃げ馬が極端に有利な競馬場ではありません。
右回り・左回り両方ある競馬場
日本の競馬場で唯一、右回り・左回り両方のレースを開催している競馬場でもあります。
以前までは右回りのレースしか行っていませんでしたが、1650mのレースのみ左回りで開催しています。
そのため、左回りの競馬場しか走っていないから、大井では厳しいかなと昔のような感覚で予想すると痛い目を見ます。
グルメも豊富
予想には関係ありませんが、大井競馬場はバラエティ豊かな競馬場です。
特にモツなどのグルメが有名です。
他にもフリーマーケットやご当地のグルメ祭りなど色んなイベントが行われています。
来場者数が他の地方競馬場よりも多く、売り上げが多いのも特徴の一つです。
そのため、現地に行くと誘惑が多く、予想する時間が少なくなりがちです。
大井競馬場の攻略ポイント
大井競馬の攻略するためのポイント3つを紹介します。
競馬初心者でも使える攻略方法となります。
逃げ有利か追い込み有利か見極める
大井競馬場は日によって逃げ馬が有利か追い込み馬が有利かが変わってきます。
他の競馬場も同様ではありますが、大井競馬場の方が傾向が極端にでます。
たとえば、差し・追い込み馬が来やすい傾向の日は、1R~最終レースまでその傾向が続きます。
差し・追い込み傾向の場合、末脚はすごいけど展開が向かず、近走で凡走している人気薄が来たりします。
逆にいくら成績が良く、人気している馬であっても逃げ馬でも着外の可能性は大いにあり得ます。
下記はとある日の大井競馬場での着順別脚質です。
レース番号 | 距離 | 1着 | 2着 | 3着 |
7R | ダ1200 | 逃 | 先 | 先 |
8R | ダ1600 | 逃 | 差 | 先 |
9R | ダ1200 | 逃 | 先 | 差 |
10R | ダ1600 | 先 | 差 | 先 |
11R | ダ2000 | 逃 | 先 | 先 |
12R | ダ1200 | 先 | 逃 | 先 |
見て分かるように、ほとんど逃げ・先行馬しか来ていませんよね。
この状態で追い込み馬を買うのは、外れ馬券をわざわざ買うようなものです。
傾向を考えずに、近走の成績がいいからや持ちタイムがいいからと言って馬券を買うと痛い目を見る可能性が高いのが大井競馬です。
ですので、開催週の最初のレースなどはあまり買わず、いくつかのレースを見て傾向を確認してから馬券を買った方がいいです。
傾向を知る方法は非常に簡単です。
前日のレースや当日のレースを見れば、簡単に知ることができます。
レースを見るのが面倒なら、馬券内に来た馬のレースでのコーナーの通過順を見れば分かります。
最終レースが荒れやすい
大井競馬は最終レースが非常に荒れやすいです。
人気のない馬が激走するのはもちろんのこと、1番人気の馬が馬券外に飛ぶ確率が高いです。
最初に大井競馬は最も荒れやすい競馬場で、穴をあけた馬がなぜ来たかがわからない競馬場であると述べましたが、その傾向が出やすいのが最終レースです。
2ケタ着順が続いている訳も分からない全く人気のない馬が頻繁に好走します。
こういった穴馬が激走し2着などに入ってくるため、3連単が十万以上になることがざらにあります。
なので、大井の最終に関しては普通の予想方法は捨てましょう。
近走で好走しているから、前走で大敗しているかといった感じで取捨選択していくと、的中は難しいです。
なんなら競馬初心者であれば、馬名で気に入った馬を買うなんて言うのもありです。
騎手で買おう
勝ち馬予想する際、馬と騎手は7対3の割合で考えられることが多いですが、大井競馬を攻略したいのであれば5対5で考えましょう。
それほどまでに騎手の差が大きいのです。
大井競馬のリーディング上位の騎手と下位の騎手では差が顕著に出ており、リーディング上位の騎手は常に買い目に入れるべきです。
たとえば、すでに引退してしまいましたが、船橋所属の森泰斗騎手は大井1600mの複勝率は45%を超えていました。
複勝率45%とは大井1600mに出走したら2回に1回は馬券内に来るということです。
逆に森騎手と同じくらいの騎乗回数の騎手でも大井1600mの複勝率が10%にも満たない騎手も存在します。
つまり、だいたい馬券内に来るジョッキーが決まっており、その騎手をきちんと買うことが出来るのかがカギとなってきます。
リーディング下位の騎手の馬の能力がいくら高くても、少々能力の劣る馬にリーディング上位の騎手が乗っていたら後者を買った方が馬券の的中率は上がるでしょう。
馬が強いからと言って騎手を見ないで買うのはやめましょう。
もちろん、リーディング上位の騎手は人気するためオッズが付きにくいですが、2回に1回馬券内に来る騎手を買わない手はないです。
大井でおすすめの騎手
大井でおすすめな騎手は下記3人となります。
- 矢野貴之騎手
- 笹川翼騎手
- 大木天翔騎手
矢野騎手に関しては2024年の大井リーディング騎手ですし、2025年には1日7勝と記録も達成しています。
笹川翼騎手も大井リーディングでは常に上位にいる騎手であり、勝率・複勝率も非常に高い安定感のある騎手です。
大木天翔騎手は上記の2人に比べると見劣りしますが、穴をあけてくれることも多い若手騎手です。
大井の馬券は絶対ネットで買うべき
大井の馬券を紙の馬券や即PATで買うのはおすすめしません。
地方競馬の馬券は楽天競馬で買うとポイントがつきます。
一方で、紙の馬券や即PATで買ってもポイントはつきませんので、これらで馬券を買ってしまうと非常にもったいないです。
たとえば、予算が1000円の人でも、的中すればもっと馬券を買いますよね。
結果的に予算が1000円でも、馬券は20000円分くらい買うなんてことは多いです。
そうすると、ポイントが付くと付かないで大きな差が出てきます。
なので、大井の馬券を購入するなら楽天競馬から購入しましょう。
まとめ
大井競馬はその時の有利な脚質を見極めて、リーディング上位の騎手を買いましょう。
荒れるレースで馬券を取りたい人は最終レースに挑戦しましょう。
当てるのが難しいとされる大井競馬も攻略ポイントさえ分かっていれば簡単に当てることができます。