競馬と言えば様々な予想方法が存在しますが、なかでも競走馬の過去の成績から勝ち馬を予想する方法が一番オーソドックスでしょう。
しかし、新馬戦と呼ばれるレースは初出走となるので過去の成績が全くありません。
では、どうやって新馬戦を予想すればいいのでしょうか。
ここでは、競馬初心者に向けた新馬戦の予想方法を紹介します。
新馬戦とは
とりあえず新馬戦とは何なのかをおさらいします。
新馬戦とは俗にメイクデビューと呼ばれるレースで、中央競馬では毎年6月からレースが行われます。
新馬戦に出走する馬はみな一度も出走したことのない2歳馬で、年をまたぐと3歳馬のレースとなります。
新馬戦で勝てば次のクラスに進み、負ければ未勝利戦に出走することになります。
血統から予想する
新馬戦の予想方法で最もベターなのが、血統予想です。
通常のレースでも血統予想している人はたくさんいますが、新馬戦こそ血統予想が活躍します。
新馬戦は出走馬の過去の成績がなく、参考になる情報が少ないので、血統を基にした予想が役に立ちます。
ただ、競馬初心者には血統予想は敷居が高いです。
血統は奥が深く、知識も必要とされるので競馬経験者でも血統はよく分からないという人が多いです。
ですので、血統予想をするのならまずは血統について勉強しましょう。
おすすめの血統本
血統を勉強する人におすすめの血統本を2つ紹介します。
どちらの血統本も競馬初心者でも簡単に読める本となっています。
勝ち馬がわかる血統の教科書
一つは血統のスペシャリスト亀谷敬正の「勝ち馬がわかる血統の教科書」です。
最も売れている血統本であり、アマゾンのレビューも星4つと高評価です。
解説が分かりやすく、競馬知識が浅くても問題なく読むことができます。
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一から始める!サラブレッド血統入門
タイトルの通り血統入門書となっています。
血統を一から学ぼうと考えている人におすすめの血統本です。
詳しくは以前書いた記事があるのでそちらをご覧ください。
血統を勉強したくない人は
難しいことは勉強したくない人もいるでしょう。
そういった人は種牡馬のデータを活用しましょう。
たとえば、東京のダート1400mはロードカナロア産駒が好走しているなど種牡馬のデータから予想をしましょう。
この場合、出走馬の父親について知っていればいいので、血統が詳しくなくても問題ありません。
種牡馬の特徴について少しでも知っていれば、その情報を基に新馬戦は予想できるのです。
パドックから予想
当日の馬の調子を見極めるのに役立つのがパドックです。
パドックとはレース前の競走馬が周回する場所です。
パッドクを予想のファクターに入れている人は当日の馬のテンションや焦れ込み具合、仕上がりをパドックで判断したりします。
新馬戦は情報が少ないため、パドックでの馬の調子やテンションなどの情報が役に立ちます。
パドックでの馬の見方
パドックから予想するとしても、パドックでの馬の見方が分からないと意味がありません。
実際、競馬好きでもパドックでの馬の見方が分からないという人は多いです。
まず、誰でも簡単に分かるのが競走馬のテンションです。
周回中に暴れていたり、二人引きだったりすればテンションが高いなということが分かります。
ただ、テンションが高いからと言って、一概に良くないとは言えないのが難しいところです。
また、発汗具合も分かりやすいです。
汗はどの馬もかきますが、異常な量の汗をかいている馬は注意が必要です。
逆によく分からないのが馬体です。
「トモの踏み込みがいい」や「馬体がしっかりしている」などをよく耳にしますが、実際よく分かっていない人が多いです。
馬体の見方に関しては「競馬の教科書」を参考にしましょう。
「競馬の教科書」はその名の通り、競馬に関する教科書であり、パドックの見方に関してもカラーで非常に詳しく書かれています。
この1冊さえあればパドックの見方が完璧に分かるので、新馬戦の予想もはかどります。
パッドクは継続的に見る
パッドクはその日だけ見てもあまり意味がないです。
とある騎手が言うには「馬の調子の良し悪しは1回見ただけでは分からない」とのことです。
出走するたびにパッドクでの様子を見て、良い時と比べてどうかを判断する必要があります。
他の馬と比べてテンションが過ぎる性格の馬なのに、テンションが低いから買わないといったことが起きるかもしれません。
なので、パドック以外に調教動画や普段の生活を見ている馬は別として、新馬戦のパドックで初めて見た場合、パッドクでの様子は参考程度にとどめておきましょう。
コースや騎手データから予想する
新馬戦は馬に関する情報はシャットダウンしてもいいかもしれません。
馬については考えずに、コースのデータや騎手のデータだけを基に予想してもいいかもしれません。
たとえば、中山のダート1200mは外枠がいいから外枠の馬を買う、〇〇騎手はどこどこのコースの回収率がいいから買うなどデータだけを基に新馬戦の馬券を買ってみるのも一つの手です。
地方競馬の場合は枠によって勝率が大幅に変わってくる競馬場がたくさんあります。
時には騎手や調教師、コースのデータでいずれも回収率が特段高い穴馬が見つかる場合もあります。
血統やパドックについてさっぱりな人はこの方法で新馬戦を予想してみましょう。
ちなみにデータは競馬新聞やネットから簡単に見ることができます。
一つおすすめするとしたら日刊スポーツが運営している「極ウマプレミアム」です。
有料ではありますが、毎週競馬新聞を買うよりはお得ですし、情報量も豊富です。
ネットから競馬新聞はもちろんのこと、色んなデータが見られるので気になる方は試しに加入してみてはいかがでしょうか。
まとめ
新馬戦は血統、パドック、コースデータを基に予想してみましょう。
新馬戦は競馬好きからすると買いにくいレースではありますが、逆に情報量が少ない分競馬初心者にはおすすめのレースとなっています。
新馬戦を予想するときは今回紹介した方法で予想してみてはいかがでしょうか。