家族や恋人、友人に競馬などのギャンブルをやめてほしいと思っている人は多いでしょう。
競馬などのギャンブルは人に迷惑をかけずに楽しむ分には何も問題はありません。
しかし、競馬をやるために誰かにお金を借りて返さなかったり、家族の生活費もギャンブルに使いこんだりして誰かに迷惑をかけるのはよくないです。
ここでは、競馬などのギャンブルをやめさせる6つの方法を紹介します。
やめられないのかやめたくないのか確認する
まず初めに、ギャンブルをやめたいにやめられないのか、やめようと思えばやめられるけどやめる気がないのか確認する必要があります。
今回紹介するのはやめる気がない人をやめさせる方法です。
やめたいのにやめられないのは依存症であり、病気なので病院などに連れて行くことをおすすめします。
新しい趣味を与える
競馬やパチンコよりも本人が面白いと感じる趣味を与えてみましょう。
たとえば、パチンコをやめてほしいのなら旅行などの趣味を勧めてみるなど、ギャンブルとは離れた趣味を提案してみましょう。
競馬の場合、中央競馬なら基本土日に開催されているので土日が潰れる趣味がおすすめです。
特にメインレースが15時半くらいに行われるので、土日の昼から夕方まで潰せる趣味(ゴルフなどの屋外の趣味)を与えましょう。
G1など大きなレースは3月~6月、9月~12月なので、このシーズンを楽しめる趣味がいいかもしれません。
先にスポーツウェアを用意しておくなど形から攻めてみてもいいと思います。
相手がどういった時にギャンブルをやるのか傾向を確認して、その時間をつぶせるような趣味を見つけてあげることが大事です。
ここで注意してほしいのがギャンブルに代わって始めた趣味がギャンブル以上にお金を浪費する場合があるのでお金がかかりそうな趣味には気をつけましょう。
専用の口座を作る
今の時代、ネットから馬券や車券を買う人のほうが多いです。
その際、競馬なら競馬専用の口座を作らせましょう。
生活費などと同じ口座にしているとついつい使いすぎてしまいます。
また、お金があると勘違いして身の丈以上のお金を使ってしまいます。
もし今、やめさせたい相手が生活費などの口座で馬券や車券を買っているのなら、新しく口座を作らせてその口座にあるお金だけでやり繰りさせましょう。
いつも使っていた金額が使えなくなってくると、段々ギャンブルをやめようかなという気持ちになってきます。
馬券や車券が当たっても払い戻しが前より少なかったり、買い方を工夫しなくてはいけなくなり、徐々にギャンブルに対するモチベーションが下がってきます。
ひとまずは専用の口座を作り、使える金額を限定させてみましょう。
自分もハマってみる
自分自身もギャンブルをやってみましょう。
そして、相手よりもどっぷりハマったフリをして、浪費してみましょう。
相手は自分よりもハマっているあなたを見て、ドン引きするかもしれませんし、止めさせようとするかもしれません。
そうなれば、これを機に二人でギャンブルを止めようかとなるかもしれません。
ただ、この方法はまさにギャンブルな方法で、あなたがギャンブルにハマったのを機に相手もギャンブル熱が上昇してしまうかもしれません。
一緒に楽しむ相手ができたと喜んでしまい、ますますギャンブルにハマってしまう可能性もあります。
実害を伝える
家族や恋人、友人からギャンブルを引き離したいということは、あなた自身に何か実害が発生しているのだと思います。
その実害をシンプルに伝えてみましょう。
たとえば、貸したお金がギャンブルのせいで返ってこない時には、返ってこないせいで買おうとしていたものが買えないと伝えてみましょう。
ギャンブルをやっているせいで私に実害が発生していますということを伝えることが大事です。
人に迷惑がかかっていると分かると競馬などをする時にその事がふと頭をよぎったりするので、満足に競馬などを楽しむことができません。
逆にギャンブル好きの人は自分自身がギャンブルによって苦しくなるのは全然気にしません。
なので、「あなたの為に私は注意している」などと言っても逆効果です。
「あなたのことはどうでもいいけど、私が迷惑だからギャンブルをやめてくれ」と言ってやめてくれたら最高です。
ギャンブルに詳しくなる
自分もハマってみる方法に似ているかもしれませんが、自分自身もギャンブルに詳しくなりましょう。
ハマってみる必要はありませんが、相手がハマっているギャンブルに詳しくなってみましょう。
たとえば、競馬に詳しくなれば相手がどういうお金の使い方をしているのかが分かります。
馬連より馬単マルチの方が配当がいいのに馬連を買っていたり、出走成績しか見ないのに競馬専門紙を買っていたりなど、無駄な出費が分かるようになります。
そういったことを本人に指摘していきましょう。
指摘したことが正しいことであれば相手は反論できないですし、ねちねちと色々言われるのが嫌になりギャンブルをやめるかもしれません。
また、ギャンブル好きは自分の知らない情報を色々話されるのが嫌なので、詳しくなってやめさせたい相手にその人が知らない情報を色々と言ってみましょう。
まずは無駄な出費を抑えていき、徐々に相手がギャンブルを引退するように仕向けていきましょう。
一口馬主を勧める
一口馬主とは簡単に言うと、少額で馬主気分が味わえるサービスです。
馬主になるにはかなりの金額が必要で、社長クラスでないと馬主にはなれませんが、一口馬主には普通のサラリーマンでも簡単になれます。
一口馬主になると、買った馬の近況や調教などの動画を見ることができます。
また、抽選ではありますが、その馬の口取り式などにも参加できます。
一口馬主はかなり長期的な趣味であり、一口馬主をやっていると以前のように馬券だけに固執することは少なくなります。
実際、一口馬主を始めてから、自分の馬以外の馬券はほとんど買わなくなったという人もいます。
もちろん、一口馬主は少額とは言え、毎月の維持費などお金がかかります。
ただ、馬券による出費よりも安く済ませることができます。
もしかしたら、家族全員で楽しむことができるかもしれません。
感覚的には犬やネコを飼った気分と一緒で、その犬やネコが定期的にレースに出走するようなものです。
まとめ
今回紹介した方法を試しても簡単にはギャンブルをやめてくれないでしょう。
一番良い方法はギャンブル依存症専門の治療施設などを活用することだと思いますが、そう簡単に治療施設へ連れて行くのは無理だと思うので、今回紹介した方法を組み合わせたり、応用したりして自分なりに頑張っていきましょう。
ただ、ギャンブル=悪という考えはやめましょう。
誰にも迷惑をかけず楽しく競馬などをやっている人もたくさんいるので、ギャンブルをやっている人=良くない人間だとは思わないようにしましょう。